要約 小型乗用摘採機の10aあたりの作業能率は500kg/10aで66分であり、摘採精度は走行速度で0.43m/秒まで、傾斜角度では8度までの範囲で高かった。また、従来の可搬型と比較して導入による農業所得の増大効果は4ha...
埼玉県におけるチャ密閉夏挿しの遮光法及び挿し木床マルチの改善
要約 チャ密閉夏挿しのトンネルに遮光率80%のアルミ蒸着フィルムをからみ織りにした資材を直掛けすることによって安定した苗の生育が可能である。また、挿し木床面のマルチとして銀色ポリフィルムを使用すれば、...
要約 「シュンライ」は、裸麦の「イチバンボシ」より 3日程度晩熟で、「シロガネコムギ」より11日程度早い六条大麦品種である。製茶用麦として、認定品種に採用した。 背景・ねらい 本県の大麦(皮麦)奨励品種...
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」は、同熟期の「ミヤコ95」よりやや多収で良質・良食味の中晩生品種であるので府南部の山城地域平坦地向きに奨励品種として採用する。 背景・ねらい 京都府南部山城地域における稲作...
レール走行式摘採機における回転式バケットを用いた収穫葉の回収作業
要約 レール走行式摘採機による収穫作業の能率向上と省力化を図るため、回転式 バケットに収容された収穫葉を枕地のホッパに移す方法を考案し、試作機を開発した。本方式により、作業強度が低減し、作業能率が30%...
要約 中山間茶業地域における品種を利用した産地ブランド化を実現するための効果的な生産販売組織体制と品種導入が産地に及ぼす効果を明らかにした。 背景・ねらい 中山間地において基幹産業である茶業が生産構造...
要約 「中部糯91号」は「ハクトモチ」に比べて成熟期が7日から9日早い早生種である。短稈で、穂数は多く、耐倒伏性に優れ、穂いもちに強い。収量性はやや優れる。もちの食味は同程度に優れ、特にもち加工適性に優...
要約 茶園の一番茶生産力と土壌貫入抵抗測定器で調べた根群分布域の深度との関連を静岡県菊川町の農家茶園で調査し、両者に密接な関係があることを確認した。根群分布域60cm以浅で悪影響があり、既存の茶園の土層...
要約 高品質かぶせ茶は、芽重型の茶園で被覆効果が高く、遮光率85%前後の被覆資材を、3葉期から15日間直接被覆する。熊本県農業研究センター・茶業研究所 背景・ねらい かぶせ茶は、県内主要茶産地で今後生産拡大...
茶園における被覆尿素肥料と牛糞堆肥を利用した環境にやさしい施肥体系
要約 牛糞堆肥を1t/10a施用し被覆尿素70日タイプを秋肥に用いて年間窒素施用量を40kg/10aとすることで、慣行施肥量100kg/10aに比べ環境負荷量を軽減できるだけでなく、それと同等の収量、販売単価を得ることがで...
要約 定植2・3年目のヨシおよびマコモによる排水浄化フィルターに、慣行施肥茶園から流出した暗きょ排水を掛け流すことにより硝酸態窒素を80%以上浄化できる。さらに、植物体の刈り取りを8月と10月の2回行うこと...
シンテッポウユリ×スカシユリの切り花用新品種「若狭育成2号」
要約 小球根開花性の品種育成を目標に、1991年に交配を実施し、胚培養によって「若狭育成2号」を育成した。この品種はシンテッポウユリとスカシユリの種間雑種で、球根養成1年で開花し、年内定植の普通栽培によ...
要約 せん茶園の施肥において秋期元肥の窒素施用量を施肥基準レベルの半減量でも、一番茶の生葉収量、製茶品質を維持することができる。また、年による変動が土壌の種類によってみられるが、一番茶窒素・アミノ酸...
要約 茶種子サポニン類は、ハダニ類、特にナミハダニに対し殺ダニ効果を示した。また、酵母に対して抗菌効果を示し、特にHansenula anomalaに対して最も高い効果を示した。 キーワード 茶種子サポニン類、ナミ...
要約 HPLC法による緑茶中のクロロフィル及び関連する色素類の高精度な分離定量法を確立した。これにより、1サイクル35分以内で、C-10位立体異性体を含む主な色素類が同時分析できる。 キーワード クロロ...
要約 カーネーションは高節位で摘心した茎を倒伏させると、多数の側芽がそろって伸長する性質を持つ。これに、発蕾日などを指標にした整枝や温度管理を組み合わせ、母の日に向けて集中的に開花させる栽培方法を...
要約 野菜・花き類の苗生産施設において、苗パレットを積載可能なガントリ型パレット搬送ロボットを管理棟から遠隔無線操作して、自動的に積み降ろしさせる無人制御システムを開発した。 キーワード 野菜、花き...
背景・ねらい 緑茶の消費拡大のために、簡便に飲用できる高品質な緑茶ティーバッグの開発が求められている。しかし、これまでのティーバッグ茶は普通煎茶の一部分利用であった。そこで、県内の茶生産農家に普及で...
四国山間地域における広葉樹林活用システム形成の効果とその条件
要約 四国山間地域における広葉樹林活用の地域内システムの形成は,雇用創出効果,所得増加効果をもたらしている。これを可能とする条件は,原料確保から販売までの一貫体制の確立,第3セクタ竏鈀,町,森林組合...
キクの主要赤色花色素、シアニジン−3−ジマロニルグルコサイドの同定
要約 キクのアントシアニン系主要赤色花色素の構造をcyanidin 3-O-(3",6"-O-dimalonyl-β-glucopyranoside)と同定した。 キーワード キク、アントシアニン、赤色花色素、cyanidin 3-O-(3",6"-O-dimalonyl-β-gluc...