中山間地域の農産物直売所が売上向上を図るビジネスモデル「出張直売」
要約 出張直売は、農産物直売所が定期的に都市部に出向き、仮設店舗で直接販売するビジネスモデルである。出張直売自体の収支はほぼ均衡し、その売上は出荷者の収入増に貢献し、高齢者を中心とする都市部住民には...
要約 カボチャ「ジェジェJ」は、2~3ヶ月の貯蔵(10°C)後においても品質が優れ、端境期(12~5月)出荷が可能な多収のF1品種である。短節間性を有するため省力栽培が可能である。 キーワード カボチャ、貯蔵性、...
東日本大震災後の岩手県沿岸における麻痺性貝毒による貝類の毒化
要約 岩手県大船渡市では、チリ地震津波の翌年に、大船渡湾産アカザラガイにより死者1名を含む20人の麻痺性貝毒による中毒事故が起きている。そこで、この教訓を東日本大震災後の迅速な貝毒対策に生かすため、本...
要約 中山間地域において、林地残材を地域エネルギーに活用する際の収益性を調べました。その結果、軽トラックで残材を近くの集積場所へ運ぶことでも、副収入程度の収益が得られることがわかりました。 背景・ね...
低塩分海水による外傷魚の延命技術と閉鎖循環技術との組み合わせ
要約 外傷やストレスのため斃死し易い漁獲魚を低塩分海水で蓄養したところ、生残率が改善されることをこれまでに見出した。本技術を閉鎖循環方式に適用したところ、これまでと同じく外傷魚の生残率が高まると共に...
要約 ユリの蕾期収穫切り花について、品種選択と蕾長入力によって、各温度条件下での開花日を予測するソフトウェアである。特定日の開花目標本数、一緒に管理する集団の数、部屋の温度を入力すれば、室内で目標に...
A群ロタウイルス常在農場の豚は出生から出荷までに多様な遺伝子型のウイルスを繰返し糞便中へ排泄する
要約 A群ロタウイルス常在農場の豚は出生から出荷までに多様な遺伝子型のウイルスを繰返し糞便中に排泄する。ウイルス排泄と遺伝子型変化は豚舎移動の前後に発生する傾向がある。 キーワード 豚、A群ロタウイルス...
要約 直売所での切り花販売において、POSデータなどから、欠品による売り逃し分を含めた需要量の事後的な推測や、日内・週間・年間の需要量を事前に予測するソフトウェアである。需要量の目安を、直売所スタッフ...
「マルドリ方式」を導入するためのカンキツ高品質果実率の改善目標
要約 「マルドリ方式」導入による追加費用を償うための追加粗収益を、収量水準・品質格差・価格メリットによって算出することで、カンキツへ同方式を導入する際に必要な高品質果実率の改善目標を示すことができる...
要約 開発したベンチマーキングシステムPigINFOを用いると、個々の養豚農家の各種生産指標の優劣を農家集団内で評価ができる。また、劣った指標の改善目標値を提示し、目標値達成時の増収益を算出でき、動物衛生...
日持ち保証に対応した切り花の品質管理技術の開発とマニュアルの策定
要約 生産者段階での前処理と消費者段階での後処理を組み合わせた主要切り花の品質管理技術の開発により、30品目中、全品目では常温で5日間、22品目では7日間、また16品目では高温で5日間の日持ち保証が可能とな...
ピーマンモザイク病を予防する生物農薬「弱毒ウイルスL3-163株」
要約 ピーマン・トウガラシ類のモザイク病を予防する弱毒ウイルスL3-163株は、臭化メチル剤が全廃された後も収量を損なうことなくピーマン・トウガラシ類を安定生産できる生物農薬である。 キーワード 弱毒ウイル...
マレーシア半島セランゴール沿岸における麻痺性貝毒原因プランクトンの発見
要約 麻痺性貝毒はヒトに重篤な食中毒被害をおよぼし、その予察防除は食品安全上の重要な課題である。貝を毒化させるプランクトンを調査したところ、ハイガイ養殖の中心漁場で、その原因プランクトン2種の遊泳細...
要約 稚貝を効率的に採取するために、採苗器の投入時期、場所、水深、付着基質を明らかにした。地まき増殖よりも、養殖で効率的に生産できることが分かった。養殖については、年齢別・篭の種類別の適正収容密度、...
Cochlodinium sp.type-Kasasaの有害性
要約 Cochlodinium sp.type-Kasasaはシマアジ、ブリを短時間のうちにへい死させる有害プランクトンであることが分かった。本種の細胞密度と暴露時間及びへい死率の組み合わせは、シマアジは約4,900cells...
養殖ヒラメに寄生する新種のクドア属粘液胞子虫による食中毒の防止技術の開発
要約 ヒラメに寄生する新種の粘液胞子虫(Kudoa septempunctata)に起因する食中毒を防止するため、本クドアの汚染施設とヒラメへの感染時期を特定するとともに、ヒラメ体内における本クドアの分布を明らかにし、...
トレオニン不足飼料を給与してもブタの筋肉内脂肪含量は高くならない
要約 10週齢のブタに、リジンが不足した飼料を8週間給与すると、胸最長筋および菱形筋の筋肉内脂肪含量が高くなる。一方、トレオニンが不足した飼料を給与しても、どちらの筋肉でも筋肉内脂肪含量は変化しない。 ...
周年放牧肥育後の褐毛和種去勢雄牛では内臓廃棄個体の発生率は極めて低い
要約 周年放牧肥育後の褐毛和種去勢雄牛は代謝疾患を発症しにくく、内臓廃棄個体の発生率が0%と慣行肥育(畜舎で牛を飼養し配合飼料を多給する肉用牛生産方法)される褐毛和種去勢雄牛および黒毛和種去勢雄牛の発生...
キアンコウの出荷前蓄養および活締め処理、 魚体温度管理による鮮度保持技術の開発
要約 キアンコウの鮮度保持技術について検証した。安静蓄養・活締め処理区は苦悶死区と比較して、K値や硬直指数の上昇を約24時間遅延する等の鮮度保持効果が確認された。一方、5℃保存区は0℃保存区と比較して、活...
地域資源、畦連続使用栽培、緑肥間作を活用した南九州地域の有機畑輪作体系
要約 ダイコン作付前焼酎廃液濃縮液施用、ダイコン作付後無施肥サツマイモ畦連続使用栽培、畦間エンバク間作の組み合わせによる有機栽培体系でダイコン、サツマイモともに慣行栽培とほぼ同等の生産性を複数年得る...