要約 ケイ酸含有率の高い葉身では、葉身における単位葉面積の乾物重・窒素含有量および気孔の開放程度が高くなり、登熟期間中の見かけの光合成速度の向上が認められた。 背景・ねらい 近年の気象変動の下で、収量...
要約 中性リン酸緩衝液抽出法による抽出液の紫外2次微分スペクトルを用いることにより、各種土壌の可給態窒素量がより高精度に迅速評価できる。 背景・ねらい 土壌可給態窒素量は、土壌肥沃度の重要な指標であり...
要約 農業改良普及センターで行う土壌診断の交換性陽イオン類の測定には、従来の酢安バッチ法よりも、浸出液に0.0114M SrCl2/0.05M CH2COONH4溶液を用いたバッチ法を用いることで、陽イオン類の交換浸出率および...
要約 こんにゃく連作畑では、一般に土壌のりん酸濃度が高く、輪作作物として陸稲を栽培すると鉄欠乏症が発生しやすいが、硫酸第一鉄を100kg/10a施用することにより回避できる。 背景・ねらい こんにゃく栽培では...
要約 有機配合肥料主体の慣行施肥よりも化成肥料のみを施用することにより、土壌中のアンモニア態窒素含量を増加させ、新芽の全窒素、アミノ酸含量を高めることができた。 背景・ねらい チャでは生育やアミノ酸の...
要約 幼植物の銅耐性は、種により大きく異なる。この違いを利用し、ノザワナ、陸稲、トウモロコシ、ギニアグラスをほ場の畝間等の空いている部分に播種し、生育状況を1ケ月程度観察することにより土壌中の銅濃度...
要約 えだまめに発生した葉部障害(黄化症、萎縮症)はpHの低下に伴うカルシウム欠乏またはマンガン過剰が原因と考えられ、その対策として石灰飽和度の改善または被覆硝酸石灰肥料の施用が有効である。 背景・ね...
小型反射式光度計システムによるトマトの葉柄汁液中硝酸態窒素の簡易分析法
要約 トマトの葉柄汁液中の硝酸態窒素濃度の測定による栄養診断には、小型反射式光度計システムが、現場での簡易分析法として利用できる。診断に用いる葉柄は、硝酸態窒素濃度が葉位によって異なり、個体差も大き...
要約 可給態窒素又はりん酸緩衝液抽出窒素により小麦栽培期間中の土壌窒素無機化量を簡易に予測し、目標収量の窒素吸収量から窒素施用量を診断できる。 背景・ねらい 小麦作付土壌から発現する窒素量は、土壌を長...
硫酸カルシウム施用と砂地タマネギ、ダイコンの収量・辛味との関係
要約 砂地野菜栽培において、イオウ(硫酸カルシウム)施用量とタマネギ、ダイコンの収量・辛味との関係を調べた。タマネギの収量は1.8kgS/a、タマネギ、ダイコンの辛味は0.5kgS/aのイオウ施用により高まる。 ...
要約 チモシーを基幹とする採草地に対し、草種構成と土壌診断に基づいた施肥改善を行うことにより、マメ科草混生割合が良好で、地下茎型イネ科草の侵入が少ない生産性の高い草地を長期間維持可能であることを実...
硫酸カルシウム施用と砂地タマネギ、ダイコンの収量・辛味との関係
要約 砂地野菜栽培において、イオウ(硫酸カルシウム)施用量とタマネギ、ダイコンの収量・辛味との関係を調べた。タマネギの収量は1.8kgS/a、タマネギ、ダイコンの辛味は0.5kgS/aのイオウ施用により高まる。 ...
要約 ホップ園土壌は作土層にリン酸、加里が集積しており、塩基間のアンバランスがみられる圃場が多い。収量は土壌養分状態よりも土壌物理性の影響が大きく、増収のためには下層の土壌物理性を改善するとともに効...
要約 リンゴわい化栽培園の土壌養分含量及び葉中成分濃度の実態を調査した。交換性Kは従来のマルバ台樹の基準を上回る園地が多かったが、樹体の生育、果実品質に影響は見られなかった。葉緑素計を利用した葉色測...
要約 稲わら施用は堆厩肥が施用されない場合貴重な有機物資源であるが、単年度の生育に対してはマイナスの影響を及ぼすことがある。その軽減・回避対策として水管理、施肥方法(側条施肥、LP肥料の利用)、わら腐熟...
要約 かんがい水中の養分は石灰・ケイ酸が減少、加里・CODが増加傾向にある。また、水系別にみると窒素濃度の増加している水系があり、農業用水基準を超えている場所も多い。また、ケイ酸濃度の極端に少ない水系...
要約 10年間における土壌の理化学性について実態をまとめた。耕起は浅耕化の傾向が認められるが、深耕圃場数もやや多くなっている。土壌化学性はpHが低下、腐植含量が減少傾向にあった。また窒素、リン酸及び加里...
要約 土壌pHの維持とリン酸改良を主体とした処方箋サブシステムと、その土壌診断データに経緯度情報を付加し、パソコンのディスプレイ上に地図画像として表示する地点情報サブシステムの2つの機能を併せ持った土...
要約 10年間における農家の施肥量と有機物施用の実態をまとめた。窒素肥料は減少、リン酸は微増傾向にあった。加里は変化がなく、ケイ酸は施用圃場、施用量とも減少している。堆肥は施用圃場が減少しているが、継...
要約 桑種茎直播における土壌型別の活着安定化について検討したところ、直播前の有機質無施用で活着率が高かった。しかし、腐植が3%以下であると生育は劣り減収した。また熟畑では耕耘を20cm程度とすると腐植が拡...