摘要 夏そば型の9品種を用い、3つの播種期で栽培し、抗酸化能について調査した。品種間差、播種期の影響は小さかった。品種内個体間変異に富む可能性が示唆された。ネパール原産の品種、「Phapal」は抗酸化能は...
植物細胞培養系による不良環境適応性関連物質の探索のための基礎的研究
摘要 好酸性土壌の亜熱帯牧草ルジグラスの培養細胞は、酸性土壌に耐性がないオオムギの培養細胞を酸性耐性に変える未知物質を培養液中に滲出する。また、ルジグラス以外の酸性土壌耐性のソバやカンショの細胞培養...
ソバ育種における育種工学的手法の利用技術開発に関する研究(133)
摘要 ソバ葯培養技術を開発するため、供試品種として最上早生・階上早生・キタワセソバを用い、材料の調整方法と培地組成について検討した。その結果、利用部位は長さ1mm程度の未熟蕾が材料として適当であり、蕾...
ソバ品種の抗酸化活性の評価および高活性ソバ製品の試作(163)
摘要 本課題では、抗酸化性の高いソバ品種を選定し、それを利用した高活性の試作品を作成する。12年度まで、及び11年度に栽培時期を変えて収穫した、ソバ種子のポリフェノール量を測定し、実の焙煎過程での変動を...
ソバ植物体の生育ステージによる抗酸化能の変動と活性成分の解明(164)
摘要 本課題では、ソバ植物体の生育ステージによる抗酸化能の変動を調査し、抗酸化成分を解明する。12年度までに、ソバ植物体のラジカル消去活性及びポリフェノール量の変動を調査し、ポリフェノール含量の高い植...
摘要 ソバの交配母本の選定を目的とし、22品種・系統を栽培し、草丈・開花期・収量等の諸形質を調査した。収量は全重との相関が高かった。最も子実重が多かった品種は在来種(鹿屋)で44kg/aであった。3...
雑穀類の抗酸化物質及び食物繊維含量の評価と抗ガン性との関連性の解明(185)
摘要 12年度はソバ及びその他雑穀のポリフェノール量、食物繊維含量等を測定するとともに、抗変異原性、ガン細胞の増殖抑制効果を検定した。その結果、すべての雑穀について、ポリフェノール含量に変異が認められ...
ソバ植物体の高度利用のための特徴的成分の解明および定量法の確立
摘要 ソバ植物体の高度利用のために、抗酸化成分の解明及び生育期による変動を調査し、生理活性物質のファゴピリンの定量を検討した。発芽直後のソバ抽出物には、ルチンの他に4つのピークが認められたが、ルチン...
摘要 機能性成分であるルチン含量が高くて農業特性が優れるそば、並びに栽培特性が改良されたダッタンソバを育種する。また、そばのタンパク質組成を解明し各サブユニット欠の系統を育成する。 ルチン含量が高く...
摘要 北海道への適応性を向上させるため、越冬性および葉枯性病害抵抗性の改良が主な育種目標である。道東地域に対する適応性については根釧農試の協力によりそばかす病抵抗性の改良が進んでいる。耐倒伏性、再生...
摘要 他殖である普通ソバの集団にガンマフィールドで緩照射処理を行うことによりソバ粉の成分に及ぼす影響について調査した。緩照射条件は2.3Gy/日および1.0Gy/日であった。その結果、γ線照射により草丈は小さく...
摘要 機械化収穫適性が期待される有限伸育性そば系統(芽系14号)の生育特性に及ぼす栽培条件(施肥量・播種密度・播種時期)の影響を調査した。いずれの条件でも芽系14号はキタワセソバより草丈が低く、高い...
暖地向き資源作物の生理・生態的特性の解明と安定栽培技術の開発(211)
摘要 非接触で長さの測定が可能な超音波センサーを用いたそば節間長測定システムを開発した。このシステムで国内在来種の茎径や節間長など茎形態を測定した。測定結果について相関行列をもとに主成分分析を行った...
摘要 そば遺伝資源の特性調査を行うために、日本、ネパールなどの遺伝資源39点を8月下旬に播種した。9月中旬の豪雨により、湿害を受け、さらに9月下旬に台風により著しい風害を受けた。このためすべての供試遺...
摘要 胚培養により得られた種間雑種個体から次世代種子が得られた。種間雑種個体は花色が白ないし桃色、結実した種子は花粉親(F.homotropicum)と同様に小さく、脱粒した。種間雑種個体を花粉親にして戻し交配を...
地球温暖化に適応する高温下・高品質作物の作出のための基礎的研究(214)
摘要 農産物の品質は栽培期間の環境による影響が大きく、とくに暖地では気温の影響が大きいと考えられる。そこで、そばについて播種時期をかえて気象環境と品質との関係を調査した。そば粉の色についてみると、明...
摘要 抗酸化能の高い遺伝資源や品種を効率よく育成するために、抗酸化能を測定する簡易法を開発した。簡易法を用いると、1日50点程度の試料を測定でき、育種に応用できると考えられた。この簡易法を用いてそば遺...
植物細胞培養系による不良環境適応性関連物質の探索のための基礎的研究
摘要 作物の栽培不適な火山灰地(不毛地)にはソバ、カンショが栽培され、また特に酸性土壌であることが多い。また牧草のルジグラスは酸性土壌では生育亢進が見られ、またオオムギ遺伝資源の中には酸性耐性がある...
ソバ育種における育種工学的手法の利用技術開発に関する研究(140)
摘要 試験管内増殖法と葯培養法および花粉単離法を検討した。低濃度の植物ホルモンを添加した培地でシュートを伸長させたあと挿し芽を繰り返すことにより、成熟した結実株からでも3ヶ月で50倍程度に増殖できた...
摘要 資源作物(ゴマ、アマランサスなど)について有効利用を図るため、特性調査を行った。これまでに、小麦A粉の脂肪酸組成分析(平成元年:主要品種、平成2年:さび系系統)、ダッタンソバの特性調査(平成2年:1...