哺育期における代謝的プログラミング発現機構の解明と育成期の栄養制御による産肉性向上技術の開発
摘要 i)新生子山羊において、高タンパク低脂肪の代用乳を給与した人工哺育群は自然哺育群と同等の体成長にとどまったが、肝臓、腎臓、膵臓が増大し腹腔脂肪重量は60~70%程度に減少した。人工哺育群ではGHとIGF-...
高泌乳牛におけるソマトトロピン軸及びインスリン抵抗性等の特性解明
摘要 i)グレリンが泌乳量と採食量を増加させ、エネルギーバランスを改善させることをヤギを用いた実験で明らかにした。乾乳牛を用いた実験では、グレリンと採食・泌乳関連ホルモン分泌との関係に及ぼす飼料の影響...
摘要 i)プリオン蛋白質に対するアプタマーの構造を明らかにした。ii)PrPSc特異抗体を用いた解析により、異常プリオン蛋白質は異種動物への伝達では3代目からその構造が変化することが明らかとなった。iii)樹立し...
反芻動物の性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌調節に関わる神経伝達物質および末梢性因子解明
摘要 ヤギで絶食により血漿及び脳脊髄液中のβ-HBA濃度が上昇することを明らかにし、低栄養時には血中ケトン体の脳内への取り込みが増加することを示した。脳室中へのケトン体投与による繁殖機能制御中枢の活動低...
摘要 〈目的〉ワカメ優良系統の育種及びタオヤギソウの種苗量産技術の開発を行う。 〈計画〉ワカメについては、早期養殖用種苗の養殖試験及び特性評価。タオヤギソウについては種苗量産技術の開発。 〈成果...
摘要 目的:海藻の新食材として有望なマツモ及びタオヤギソウの養殖技術を開発する。 計画:マツモは5~6月に母藻を採取し、人工採苗試験を実施する。また、タオヤギソウは7~8月に母藻を採取し、室内採苗及び海...
摘要 目的:ワカメ優良系統の育種及びタオヤギソウの種苗量産技術の開発を行う。 計画:ワカメについては、早期養殖用種苗の養殖試験及び特性評価と交雑による早期養殖用種苗の作出。タオヤギソウについては種苗...
摘要 1 目的:家畜の放牧は荒廃農林地や里山等の管理に利用でき、地域の景観保全や農地管理に有効である。また、荒廃した傾斜地の下草刈りは労力と時間がかかり、危険を伴うことが多い。そこで、性質が温順で管...
摘要 条件不利地における省力的な草地造成と管理技術を検討するため家畜(牛、ヤギ)の違いによる食草行動と雑草抑制効果を確認した。牛による野草の抑制効果は、採食よる抑制とあわせて倒圧による物理的な要因...
反芻動物の性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌調節に関わる神経伝達物質および末梢性因子解明(A532)
摘要 反芻動物の繁殖機能を調節する神経機構を明らかにするため、繁殖機能に抑制的に作用する因子として低栄養に、促進的に作用する因子としてフェロモンに着目し、シバヤギあるいはウシを用いて実験を行い、以下...
摘要 i)黄色ブドウ球菌(SA)のスーパー抗原無毒変異体mSECで牛を免疫すると抗体価は上るが、乳房へのSA感染は防げなかった。一方、スーパー抗原活性を欠失させた遺伝子組換えmSECはマウスの経鼻粘膜免疫でSA感染...
摘要 全国での山羊関節炎・脳脊髄炎(CAE)の抗体検査の実施は3102頭で、19.5%が陽性であった。発生農場に関連した個体での抗体陽性率は58.2%と高く、垂直伝播が主たる伝播様式であることを確認した。ただし、...
摘要 肉牛や山羊など草食の肉用家畜における加齢は、抗疲労効果を有するカルニチンの筋肉中含有量の増加と、筋肉中コラーゲン架橋の形成をもたらすことを解明した。前者は機能性の向上に、後者は食肉としての硬さ...
胎子期あるいは若齢期における代謝的プログラミングを利用した産肉性制御技術の開発
摘要 i)出生後若齢期の栄養制御によるプログラミング効果を解析するために、新生子山羊を用いた完全人工哺育による飼養試験系を開発し、自然哺育と同等の発育が得られた。ii)子牛哺育期のフレームサイズの発達...
新規添加剤利用による暖地型飼料作物ロールベールサイレージの品質改善技術の開発
摘要 ギニアグラスと飼料イネについてリグニン分解酵素またはその生産菌の添加・サイレージ調製技術を開発した。発酵品質は無添加区と同程度で貯蔵性に問題はなかった。山羊に給与した場合、無添加区と比較して繊...
摘要 ザイモグラフ法を用い、コラゲナーゼ活性を分子種ごとに調査できる分析系を確立し、保持時間による活性の検出感度の違いを明らかにした。また、ヤギを用いて熟成中のコラゲナーゼの活性の変化を調査し、屠畜...
摘要 持続感染性ウイルスである山羊関節炎・脳脊髄炎ウイルスについて、国内における分布及び伝播様式を明らかにした。また、感染動物体内における病原体の動態を明らかにする目的で、分離ウイルスを用いた感染実...
高泌乳牛におけるソマトトロピン軸及びインスリン抵抗性等の特性解明
摘要 クローン牛を用いた実験により、高泌乳牛ほどインスリン抵抗性が高いことを明らかにした。泌乳牛のインスリン抵抗性に関与するレジスチンのmRNA全長をRACE法により解読し、脂肪組織におけるレジスチンmRNA発...
摘要 牛乳房炎主要原因菌の黄色ブドウ球菌(Sa)の毒素性ショック症候群毒素(TSST-1)の毒素活性部分を置換した無毒組換え体の生産に成功し、それが本菌に対し強い感染防御免疫を誘導することをマウス感染モデル...
摘要 トルコ、パキスタン、モンゴル等に調査隊を派遣し、果樹73点、クワ23点、ヤギDNA75点を収集したほか、国内外の在来遺伝資源の収集や移譲により植物5,132点、微生物1,360株、動物27点を受け入れた。国際植物...