摘要 根こぶ病に対して対抗性を有する対抗性植物を選抜し、効果の安定していた葉ダイコンのより有効な利用法について検討を行った。普通黒ボク土における後作ハクサイの根こぶ病の発病は、前作葉ダイコンの栽培期...
根こぶ病の対抗性植物利用と土壌診断技術による総合防除技術の確立(49)
摘要 合成農薬に替わる病害防除技術を開発し、それらの諸技術と必要に応じて合成農薬を組み合わせたキャベツ根こぶ病の総合防除法を検討した。10の4乗接種区では前作無作付区に比べ、供試した全ての対抗性植物区...
窒素の流亡を抑制した低投入、高収益型野菜-畑作物作付体系の開発(209)
摘要 だいこんの生育・収量に及ぼす農業集落排水汚泥(以下汚泥)施用の影響を調査した。汚泥施用区は汚泥を30kg/a施用し、汚泥に含まれる窒素、リン酸成分を差し引いて化学肥料で施用する窒素を0,リン酸...
摘要 熱帯・亜熱帯のハクサイ栽培では、心腐れ等の生理障害が大きな問題となっている。そこで、心腐れ症に関与する細菌の性質を明らかにし、生理障害を軽減する栽培技術を確立することを目的として研究を行った。...
標準的栽培様式下における野菜の生理生態特性の解明と効率的栽培管理技術の開発(77)
摘要 野菜類において提唱されている標準的栽培様式の、近畿中国地域での適用性を検討した。キャベツ・ハクサイ・レタス・カンショについて調査し、総じて現場的には栽植密度を構成する要素のうち、株間の設定が生...
セル成型苗育苗時におけるトビムシ類の生態と苗立枯れ症防除効果の解明(51)
摘要 苗立枯れ症を抑制するトビムシ・Folsomia hidakanaをアブラナ科野菜のセル育苗に利用するため、苗立枯れ症を引き起こす糸状菌・Rhizoctonia solani汚染土壌をセルに充填し、個体数を変えてF. hidakanaを導入...
根こぶ病の対抗性植物利用と土壌診断技術による総合防除技術の確立(49)
摘要 耕種的防除技術と農薬を組み合わせたキャベツの根こぶ病の総合防除について検討した。これまで、ホウレンソウ、葉ダイコン、エンバクを前作することにより、ハクサイの根こぶ病の発病が減少すること、また、...
摘要 パクチョイやチンゲンサイなどの持つカルシウム欠乏抵抗性形質を日本型ハクサイへ導入しようと試みた。圃場においてはカルシウム欠乏抵抗性に品種間差が認められるものの、本研究で採用した幼苗簡易検定法で...
農業生態系の物質循環機能を活用した有機物資源の有効利用法の開発に関する研究(194)
摘要 実際の畑圃場で、硝酸性窒素等の溶脱量を簡易にモニタリングするため、テンションキャピラリーライシメーター(TOMH-1型・2型)や普及型キャピラリーライシメーター(COMH-9型)などの埋設型ライシメーター...
摘要 トウモロコシ-ハクサイ作付け体系のもと、各種肥培管理下で連用試験をおこなった。速効性区、緩効性区における1m深の土壌溶液中の硝酸態窒素濃度は、試験開始後1年を経た時点から急激に上昇し始め、その後...
摘要 甘しょについては高畦型硬化機、秋冬野菜については平畦型硬化機で作出した畦で試験を行った。畦表面硬化栽培で窒素の溶脱量は慣行露地栽培の60~80%に低減できるた。畦表面硬化栽培で、甘しょ塊根は着...
摘要 畑作やマルチを使用しない野菜作での除草剤の投入を軽減するため、株間も除草可能な畑用除草機を開発する。今年度は、昨年度試作した作物を押しのけ、雑草を抜く方式の基礎試験装置を用い、レタス、キャベツ...
多様な自然条件に対応した高収益作物の生理生態特性の解明と革新的作型・栽培体系の確立(19)
摘要 省力化と環境保護に有効な紙マルチ資材が野菜作に有効に適用できるかを数種の作目・作型に導入して場内および現地で検討した。高冷地での夏秋ダイコン作では地温低下により生理障害を軽減して品質向上効果を...
標準的栽培様式下における野菜の生理生態特性の解明と効率的栽培管理技術の開発(88)
摘要 はくさいを標準的栽培様式下で栽培し、畝高が生育に及ぼす影響を検討した。その結果、畝高の影響は水田転換畑で大きく、畑地ではほとんど認められなかった。水田転換畑では平畝にすると結球重が小さくなる傾...
東北タイ総合プロジェクトワークショップ参加及び、タイにおける野菜の生理障害と栽培技術に関する実態調査
摘要 東北タイ総合プロジェクトワークッショプに参加し、研究の紹介を行った。議論の結果、べたがけ栽培のような簡単な栽培法はタイでも広がる可能性があると思われた。労働賃金上昇に伴う高コスト化、非持続的栽...
摘要 甘しょの表面硬化畦の収量は、慣行露地畦の10%増を示し、表面硬化畦は表面がなめらかで土壌処理型の除草剤が均一に付着しやすい効果が高まり、表層土壌が流され難いため、埋土種子が表層に出てこられない...
摘要 10年度は冷夏に経過し、さといもの線虫害の発生はやや遅れ、被害も若干軽減されたが、9年度までと傾向は全く変わらず、関東地域でも線虫密度が高まると恒常的に発生することが確認できた。さといも、だい...
農業生態系の物質循環機能を活用した有機物資源の有効利用法の開発に関する研究(203)
摘要 黒ボク土に埋設した壁の高さ60cmと100cmの埋設型ライシメータの調査期間中(1998年12月1日から1999年1月28日)の浸透水採取量は、それぞれ217.1mmと262.6mmで、標準型...
摘要 農地からの肥料成分の溶脱機構を把握するため、土壌中の水移動と溶質濃度を予測するメカニスティックかつ実用的なモデルを開発する。土壌は陰イオン吸着能や変異荷電特性などで特徴づけられる黒ボク土を対象...
摘要 セル成型苗の移植前後の生育を解析して、活着能力などセル育苗適性の高い品種の選定や育成に役立つ基礎資料を得ようとした。キャベツの移植後の発根量は移植時の茎葉重が大きい方が多かったが、移植時茎葉重...