摘要 低温にほとんど感応せず、主として長日に感応する春化特性を持つ新しいタイプの晩抽性系統‘ツケナ安濃3号’を育成素材とした晩抽性ハクサイ系統の育成を試みる。ハクサイ(低温感応性)との交雑後代(F1及...
多様な自然条件に対応した高収益作物の生理生態特性の解明と革新的作型・栽培体系の確立(24)
摘要 "高地温を嫌う野菜類の作期拡大をはかり、資源の有効利用、軽作業化を実現する手段として、紙マルチをダイコン及びキャベツ、ハクサイ、レタス、ブロッコリー栽培に適用し、その効果を検討した。紙マルチは...
摘要 7年度で連作4年を越えたが、だいこん、はくさいの収量は連作、輪作の差は認められず、被覆肥料+マルチ区で収量が多く、有機肥料区では生育遅延と個体のバラツキのため収量が劣った。ただし、だいこんは連...
摘要 セル成型苗の発根力と根鉢形成程度の評価法について検討した。キャベツセル成型苗を5号素焼鉢に定植し、一定の期間栽培した後、オートグラフで苗を引き抜き、その際の最大抵抗値を測定することにより、定植...
摘要 セル成型苗を用いた機械定植技術の確立を図る場合、定植適期間の拡大技術が大きな課題となっている。また、育苗施設の効率的な利用や苗の有効利用の観点からも苗貯蔵技術の確立は重要な課題であり、農家、農...
野菜・花きの栄養環境制御による病害軽減技術の開発およびその機構解明(286)
摘要 トマト体内のカルシウム(Ca)栄養条件は青枯病の発病抑制に関与し、水耕栽培では菌接種後0~4日までの高Ca処理で発病が抑制されるが、地上部病徴確認後の高Ca処理は発病遅延効果があるものの発病抑...
摘要 黄化病抵抗性ハクサイを育成するため、7年度は、抵抗性素材のカブ‘KNT■’、‘次年子■’とハクサイ(F1)との交雑後代より抵抗性と草型で選抜したF3および抵抗性カブと導入自殖系統とのF2より選抜を進...
摘要 ハクサイのカルシウム欠乏症抵抗性系統を育成するため、草型と抵抗性を異にする品種間の交雑後代の抵抗性を、Ca欠養液栽培で検定して遺伝様式を検討するとともに、有望系統・個体を選抜した。交配親品種や...
低投入に適合した高品質葉菜類の育種選抜指標の策定及び育種素材の開発(80)
摘要 6年度までの試験で異なる施肥反応を示したハクサイ数品種を、圃場/ポットの少肥/多肥条件で栽培し、それらの施肥反応を比較した。ポット試験では生体重と葉長の相関が高く、生育量の指標としては葉長が適...
摘要 ハクサイの根こぶ病の耕種的防除法を検討した。ヘアリーベッチ、だいずとの輪作区がイネ科作物、牧草との輪作区、無作付け区に比べて、また、前作に抵抗性品種を作付けした区が、罹病性品種作付け区に比べて...
摘要 "野菜作における連作障害の主原因である土壌病害について、土壌病原菌の感染ポテンシャルを低下させる対抗性植物を利用した生物防除技術を開発することとし、8年度ではキュウリつる割病、ダイコン萎黄病及...
摘要 6年度で連作3年を越えたが、だいこん、はくさいは大きな区間差が認められなかった。だいずは有機・輪作で、無窒素としたにもかかわらず、過剰生育をし、野菜との輪作は困難と判断された。また、シストセン...
摘要 ピンセット状の種子挟持体で種子を1粒ずつ挟み持ち、所定の位置で放出することを基本作用とし、種子挟持の成否を電気的なon-off信号に変換することにより、種子を挟持するまで挟持動作を繰り返す機能...
標準的栽培様式下における野菜の生理生態特性の解明と効率的栽培管理技術の開発
摘要 野菜の生産現場では、高齢化や新規就農者の減少により、労働力不足が顕著になっている。とりわけ重量野菜では、収穫・調整作業のきつさから作付面積が減少しており、収穫等の機械化が早急に望まれているが、...
摘要 5年度に試作したビークル(本機)4機種に試作ブームスプレヤ、液肥追肥作業機及び市販ロータリカルチを装着し、圃場における作業性、取扱い性等を検討した。本機については、平坦地では特に問題はなく、確...
摘要 突然変異体は遺伝子機能の解明の材料として極めて有用であることから、自家不和合性の分子機構の解明のため、5年に引き続きアブラナ科植物を材料とし、自家不和合性遺伝子の突然変異体作出を試みた。ガンマ...
摘要 ハクサイで被害の大きいCa欠乏症に対する抵抗性系統の育成を目的とする。分離葉にキレート剤を吸収させてCa欠状態とし、生じた障害程度により抵抗性を判定する方法を実用化し、ハクサイと近縁作物各種の...
大規模水田経営の労働条件に適した冬期間の野菜の栽培条件(214)
摘要 大規模水田経営で冬季間にビニールハウスを利用して野菜を栽培する場合の栽培条件等について検討した。無加温ハウスの場合、播種期(10月下旬~11月下旬)及び直播と移植の組合せで、はくさい‘新理想’は...
作物間相互作用の利用による野菜の安定生産技術の開発(219)
摘要 根こぶ病に対して対抗性を有する作物を輪作体系に取り入れるため、根こぶ病汚染畑での3年間の作付計画を立て、6年度の試験を行い、春作前後の土壌について根こぶ病の発生程度を調査した。その結果、春作終...
低投入に適合した高品質葉菜類の育種選抜指標の策定及び育種素材の開発(89)
摘要 葉菜類の少肥栽培適性の選抜指標を確定するため、5年度のポット試験で施肥反応が異なると見られたハクサイ大福、正成を、数種の窒素施肥水準によりポット及び圃場で栽培し、各種生育指標を調査した。圃場で...