摘要 ばれいしょは生食用、食品加工用及びでん粉用として利用され、各種用途向けの多様な要望に応えるため優良品種の育成を行ってきた。栄養繁殖性作物の育種法により、優良母本の選定と交配、実生養成と栄養系世...
摘要 10年6月に44組合せの交配を行った。また個体選抜(F2~3)に3、集団養成(F2~4)に168の組合せを供試し、主要農業形質について選抜を行った。奨決予備試験(中央、上川、遺資セ)に配付して...
グリアジンおよびグルテニン組成の遺伝的改変による高製パン性品種の育成(82)
摘要 製パン試験は高低の2水準のタンパク質含量で行った。10年産はいずれの系統も低アミロであったが、札系266号のパン比容積はHRWには劣ったもののホロシリコムギよりは優れていた。また、耐病性や耐倒...
摘要 育成系統の耐穂発芽性選抜の結果、札系203号、札系222号、月系9430が耐穂発芽性やや難であったが、収量性や品質特性に難があり廃棄せざるを得なかった。継続中の系統では北海257号、札系207...
摘要 てんさい一代雑種品種の育成に当たり、既存の遺伝資源を基に選抜・評価を繰り返し、安定的な糖収量、高品質、抽苔耐性で病害抵抗性かつ組合せ能力の高い二・四倍体多胚花粉親系統の育成を行った。これまでの...
摘要 てんさい単胚種から遺伝的に安定した高糖・高品質単胚二倍体で組合せ能力の高いO型系統並びに雄性不稔種子親系統を育成し、一代雑種品種の育成に供試することを目的に研究を行い、これまで、自家不和合性、...
摘要 育成した単胚一代雑種系統について、育成場所の生産力検定試験、北海道の主要公立試験研究機関における現地選抜ほ検定試験、系統適応性検定試験及び現地検定試験を行い優良品種の育成を行った。研究実施期間...
摘要 オランダ(VDH社)及びドイツ(KWS社)との共同育成34のF1系統(VDH-CMS×JPPの18F1系統、KWS-CMS×JPPの16F1系統)について健全ほ場において生産力、特性検定を行った...
摘要 「ノースクイーン」を標準品種とし、育成F1系統10系統および導入系統6系統について生産力検定試験を行った。収穫期の暴風雨によって、育成F1系統10系統の試験区内個体がすべて倒伏したため、試験個...
摘要 9年度に引き続き10年度も「キタワセソバ」および「キタユキ」の有限花序性系統について、圃場試験を行った。各有限花序系統は、開花期、成熟期等、早晩性とも、ほとんど親系統と相違なかった。登熟の斉一...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(95)
摘要 未改良作物であるだったんそばは、機能性食品として有望であるが、品種の個体変異が大きく、各種形質の均等性が劣る。そこで、品種の特性向上をはかるため、MT-1及びMT-3系統から分離育種法によって...
摘要 9年度に先行して交配種子を播種してポットで実生を育成し、肉色の選抜をした個体を、10年度は圃場でより実用的な形質について調査し、第2次の個体選抜を行った。選抜数は少ないが、これまでの育成系統に...
摘要 ソバタンパク質中の主要アレルゲン(BW24KD)量を便宜的に測るELISA法を開発し、国内外の遺伝資源98系統の主要アレルゲン量を推定したところ、標準のキタワセソバに比べて約0.6~2.2倍量...
摘要 北海道では開花から収穫にかけてしばしば襲来する多湿・低温・寡照などの悪天候で赤かび病や穂発芽などの被害が発生し収量や品質の低下をきたすことが多く穂発芽耐性や赤かび病抵抗性の一層の改良が不可欠で...
摘要 東北地域農産物の付加価値を高め、新たな需要を生み出すために、中山間地域農産物を中心に200点あまりの試料の活性酸素消去活性の測定、検索を行った。試料の処理方法、測定方法を統一することで同時に活...
高蛋白春秋小麦品種・系統のブレンドによる製パン性等加工適性の安定化技術
摘要 北海道の春播小麦は,国産小麦を用いたパンの原料として強い需要があるが、近年雨害のため供給が不安定で安定供給が求められている。そこで、収量性の高い秋播小麦の中の高蛋白のものをパン用として利用する...
摘要 てんさいの栽培において、高齢化、離農による大規模化に伴う労働不足、北海道の多様な気象条件が引き起こす病害の発生による生産の不安定性が重要な農業問題となっており、直播栽培による省力・生産コストの...
摘要 今後拡大が見込まれるソバ栽培においては、省力化・大規模化が重要であると考えられる。そこで、11~13年度において大規模栽培機械化収穫に適すると思われる有望な有限花序(伸育)性系統の現地栽培にお...
摘要 ばれいしょの輸入品種等の生産力検定試験を行い、供試系統の概況は以下のようであった。P961:平均1個重が「トヨシロ」に比べ小さく、このため中以上いも収量は91%となった。加工原料として、いもの...
摘要 種子(真正種子)から種いも生産を行う高品質の種子播きばれいしょ品種を開発する。ばれいしょは4倍体ヘテロであるため、種子を播種すると色や形などの表現型の分離が大きく、これを如何に小さくするかが課...