いもち病菌の病原性分化の解明と抵抗性の効果的利用法の開発(120)
摘要 抵抗性品種によりイネいもち病を効果的に防除するため、イネ品種のいもち病圃場抵抗性の変動、罹病性と抵抗性品種の混植によるいもち病の発病抑制における圃場抵抗性の影響、誘導抵抗性発現における非親和性...
除草剤投与下における抵抗性雑草の選択・淘汰と適応進化機構の解明(125)
摘要 除草剤投与下における抵抗性雑草の選択・淘汰と適応進化機構の解明に資するために、北海道と東北地域で出現している数種のスルホニルウレア系除草剤(SU剤)抵抗性雑草のSU剤に対する感受性を調べ、SU...
摘要 各種の数種除草剤の複粒化種子による直播栽培への適用性、除草効果、水稲に対する薬害発生要因を検討した。その結果、DPX-84M粒剤あるいはNC-311HW-1kg粒剤とDEH-112-1kg粒剤...
摘要 スルホニルウレア系除草剤抵抗性アゼナ類の防除に資するために、カフェンストロールを有効成分として含む水稲用初・中期一発処理剤CH-907-1kg粒剤の使用方法を検討した。その結果、CH-907-...
スルホニルウレア系除草剤抵抗性の発現機構の解明及びその簡易検定法の開発(129)
摘要 スルホニルウレア系除草剤(SU剤)抵抗性の発現機構を解明するために、抵抗性の簡易検定方法を開発し、抵抗性遺伝子の解析を行った。タケトアゼナでは、若い葉を使用すること、葉を反応液に浸して静置する...
摘要 我が国の稲作では低コスト省力栽培が求められ、直播栽培技術におけるより省力的な雑草防除技術の開発に取り組んでいる。しかし、直播栽培で使用できる除草剤成分は限られており、東北地域ではスルホニルウレ...
摘要 いもち病は東北地域におけるイネの最重要病害であり、安全で効率的な防除法の確立が要望されている。そこで、新しく開発された殺菌剤の作用特性を明らかにするとともに有効で効率的な施用法を検討する。本研...
トリプシンインヒビター遺伝子導入による耐虫性系統の作出(118)
摘要 トリプシン及びキモトリプシンの両方を阻害するトリプシン/キモトリプシンインヒビターの遺伝子をシカクマメ由来のタンパク質のアミノ酸配列を参考に、イネのコドン使用頻度にあうように設計し、人工合成し...
摘要 「ばれいしょ優良品種の育成、3~10経常」から引き継いだ育成途中系統の選抜をすすめる。さらに栄養繁殖性作物の育種法により、優良母本の選定と交配、実生養成と栄養系世代の選抜を行い、初期選抜では質...
摘要 スクミリンゴガイは殻高(大きさ)5mmの個体であっても、湛水直播水稲の出芽時に芽を加害でき、また少なくとも播種後2週間は落水管理を行う必要があることが分かった。ロータリ耕うんによりスクミリンゴ...
摘要 日立造船株式会社との共同研究であり、成果の一部は特許出願中である。活動中のスクミリンゴガイに電気刺激を与えた場合、個体ことのばらつきは大きいものの、電界強度3.7V/cmで全ての個体に影響が出...
摘要 酸素発生剤紛衣種子の播種(乾籾換算播種量3■/10a)では、出芽率は、80.2%、生育も順調で収量は、540■/10aであった。一方、催芽籾播種では適正な苗立ち数を確保できなかった。その原因の一...
温暖地東部向き複合病害虫抵抗性、直播など機械化適応性品種の育成(65)
摘要 直播適性系統「関東199号」、耐転び型倒伏性中間母本「関東PL12号」及び、いもち・縞葉枯・ツマグロヨコバイ複合抵抗性系統「関東201号」の3系統を育成し、新配布系統とした。「ミルキークイーン...
摘要 1)8年度:ニンジン、ゴボウ、ダイコン栽培後の線虫密度抑制効果は前作物がマリーゴールド、サトイモ、休耕、アサツキ、インゲンマメの栽培跡地の順に高かった。サトイモはダイコン肥大根表面の病斑指数を...
バイテク養蚕技術の開発-組換えウイルスの効率的な接種技術の開発及びウイルス拡散防止技術の確立-(158)
摘要 組換えウイルスの効率的な接種技術およびウイルスの拡散防止技術の開発に向けて試験を実施し、つぎの結果を得た。経皮接種法として空気圧式簡易微量注射装置を作製した。また、パーテイクルガンでは金粒子暴...
摘要 農薬の使用量を減少できる新害虫防除技術開発のため、ニカメイガ幼虫の消化酵素を阻害するシカクマメ由来のトリプシンインヒビター遺伝子を人工合成し、アグロバクテリウム法により導入したイネ(日本晴)で...
湛水直播水田における病害虫による被害の回避技術の確立(110)
摘要 寒冷地直播イネの病害虫防除法確立のため、湛水直播で長期持続型殺菌剤の種子処理と同質遺伝子系統混植によるいもち病防除、水地温、病原菌と出芽・苗立ちの関係、害虫の発生生態を調べた。播種後20日間の...
稲・麦病虫害に対する新殺菌・殺虫剤の作用特性に関する研究(114)
摘要 東北地域におけるイネいもち病の有効で効率的な防除法確立のため、新殺菌剤バイオン粒剤2を育苗箱に施用し、その葉いもち抑制効果を検討するとともに本剤と穂いもち散布剤を組み合わせた防除法を慣行の防除...
水田系の害虫・天敵相の発生生態ならびに薬剤感受性調査(115)
摘要 環境調和型の水稲害虫防除技術確立の基礎として、水稲害虫と各種天敵生物の発生生態と薬剤感受性を調べた。水稲害虫ニカメイガでイネとイネ科のマコモを加害する2系統間の交配試験を行った結果、2系統の雄...
摘要 水田の生物相を害虫、天敵、それ以外の生物の三つに区分けし、殺虫剤がこれら生物相の発生生態にどのような影響を与えているかを調べた。水田圃場(10a)を無処理区、イミダクロプリド剤処理区(育苗箱施...