摘要 サイレージ用トウモロコシの収穫適期は黄熟期であり、この時の雌穂の乾物率はほぼ50%である。そこで、絹糸抽出後の積算温度(日平均気温の積算値)と雌穂の乾物率との関係解析を早晩性の異なる3品種につ...
摘要 チコリー、ヘラオオバコ等のハーブ類が諸外国ではミネラル含量の高い高栄養粗飼料として採草および放牧利用され、家畜の健康維持増進に効果があり、さらに受胎率の向上にも役立つとされている。ヘラオオバコ...
脱リグニン処理による繊維質飼料の品質改善技術の開発(231)
摘要 ワラ類をはじめとする繊維質飼料の品質改善技術を開発するため、繊維質飼料の繊維の構造および分解・消化性に及ぼす脱リグニン処理の影響を解明する。7年度は、リグニンの除去の程度と繊維の分解・消化性の...
摘要 アルファルファは他の牧草に較べて反芻家畜による乾物摂取量が高いという特徴があるが、その理由はいまもって判然としない。これを解明するため、乾物摂取量に関係が深いとされる消化管通過速度に着目し、こ...
摘要 飼料作物の特徴的な成分であるリグノセルロースを対象に、より精緻な栄養価評価法を開発するため、反芻家畜消化管内での構造変化等に起因する消化率の誤差を明らかにしようとした。数種牧乾草を給与しためん...
摘要 サイレージは低分子の有機酸を多く含むが、飼料分析の過程で相当量が気化するため、可消化エネルギーが低く評価されてしまう。そこで、サイレージに含まれる揮発性の高い有機物の乾燥過程における気化の動態...
摘要 反芻胃における飼料粒子の分別機構を解明するには、飼料片の微細化過程および微細化粒子の通過過程を動的に解析することが必要である。そこで、めん羊にチモシー乾草と大豆粕を給与し、反芻胃内容物の粒度分...
草資源の高度利用のための反芻家畜の消化メカニズムに関する研究
摘要 反芻胃における飼料粒子の消化メカニズムを解明するために、牧草を摂取しためん羊の反芻胃内容物を湿式篩別し、各粒度画分の繊維成分組成および繊維構成糖を調べた。300メッシュ粒度画分は他の画分に較べ...
摘要 東北ではこれまでオーチャードグラスが基幹イネ科牧草としての地位を占めてきたが、近年ではチモシーも基幹牧草に加わりつつあり、また永続性を付与されたイタリアンライグラスも有望草種に挙げられている。...
摘要 飼料作物の特徴的な成分であるリグノセルロースを対象に、家畜消化管内での形態変化等に起因する消化率の誤差を明らかにするとともに、より精緻な評価法を開発する。6年度は、数草種の乾草についてメン羊を...
サイレージ微生物による材料中の有機酸の変換と発酵品質に関する研究(149)
摘要 飼料作物や牧草類に含まれているTCAサイクル関連の有機酸類(TOA)の定量法の確立及びアルファルファにおけるTOA含量の季節的変動を明らかにした。高速液体クロマトグラフィにより有機酸分析用の2...
摘要 酪農家の多くは野生乳酸菌に依存した自然発酵によってサイレージを調製しているため、野生乳酸菌の生理的特徴の解明が望まれている。そこで、飼料作物から乳酸菌を分離し、その形態・生理的性質に関する試験...
摘要 乾物生産予測について4年度に作成したモデルの一部を変更し新たにDVIを変数とする茎葉と根への乾物の分配係数および光-乾物変換率に温度の係数を加えた。その結果、これまで問題であった生育初期におけ...
摘要 東北地域にチモシーの導入と定着を図るため、東北の高標高地および平坦地で栽培試験を実施して生育反応を明らかにする。さらに、刈り取り時期と質的量的な乾物生産ならびに植生の変化の関係を把握して好適刈...
摘要 サイレージ用トウモロコシの品種選定の効率化を図るため、東北農試が中核となり東北6県の畜産試験場等が供試品種、栽培法、調査法、データの収集・解析法を統一して品種選定試験を実施している。6年度は標...
摘要 帰化植物の東北地域における分布についてのアンケート調査結果を整理した。その結果、発生の最も多いイチビとヒルガオは東北の全域に分布し地域的片寄りのないこと。また、ヒルガオの分布域拡大には耕起によ...
調製・貯蔵及び消化過程における牧草繊維の理化学的変化の解明とその質的改善(238)
摘要 牧草の安定的かつ効率的利用技術開発の基礎的知見を得るために、調製・貯蔵及び消化過程における牧草繊維の変化を理化学的に解明した。調製・貯蔵における変化については、サイレージ調製の場合にはほとんど...
摘要 東北地方をはじめわが国の各地域では、毎年多量のワラ類が産出される。稲ワラや麦ワラは反芻家畜の有効なエネルギー源となる構造性多糖を極めて豊富に含むが、リグニン化の程度が著しく、反芻胃における構造...
摘要 アルファルファの飼料特性を明らかにするため、乾物摂取量と関係が深いとされる通過速度に着目し、他の飼料側要因との関係を解析する。6年度は、チモシー及びアルファルファを供試して乾物摂取量と草種の影...
摘要 サイレージ類は発酵の過程で著量の有機酸、揮発性脂肪酸、アルコール類等を生成するが、それら低分子有機物は、容易に気化し、飼料分析の過程で水分として定量されるため、サイレージ類の可消化エネルギーを...