要約 「みずほの輝き」は、良質で炊飯米の外観が良く、「コシヒカリ」並の極良食味である。寒冷地南部では晩生の晩に属し、作期分散による高品質米生産に利用できる。 キーワード イネ、極良食味、高品質 背景・...
ニジマスの高温選抜効果を熱ショックタンパク質(HSP)発現量で検証する
要約 中央水産研究所水産遺伝子解析センターでは、東京大学および宮崎県水産試験場と共同でニジマスの高温選抜効果を遺伝子レベルで評価するための研究開発を進めています。宮崎県の高温選抜系と長野県の標準系を...
要約 堆肥から分離したバチルス属細菌(T3株)は、高温耐性を持つ新種の硝化細菌である。この分離株を用いると、高温下の堆肥化過程で悪臭の原因であるアンモニアの揮散低減が期待できる。 キーワード 堆肥、高温耐...
要約 水稲「笑みの絆」は寒冷地南部では中生に属し、高温耐性が強く、粘りが少なく硬めの良食味品種で、寿司米への利用が期待される。 キーワード イネ、高温耐性、調理用、寿司、笑みの絆 背景・ねらい 「食の外...
イネの白未熟粒関連QTLと高温登熟応答性遺伝子の染色体座乗位置
要約 登熟期の高温によって発現量が変動する遺伝子のうち、GBSSI、BEIIb、PPDKB、α-アミラーゼ等の一部のデンプン代謝関連遺伝子は、白未熟粒の発生程度を制御する量的形質遺伝子座(QTL)の近傍に存在し、高温によ...
要約 イネの穂に透明な筒を被せる方式の簡易加温検定装置により、昼の穂温が約2℃上昇し、整粒割合が低下する。同一個体の、加温した穂と、対照の穂の玄米品質を比較することにより、高温登熟耐性の個体選抜がで...
登熟期間中の温水処理による高温登熟性に優れる水稲品種の選抜方法
要約 登熟期間中に温水処理を利用して登熟温度を27℃以上にすることにより、白未熟粒歩合の品種間差を大きくできる。また、白未熟粒歩合10%未満を指標にすると、高温登熟性に優れる水稲品種を効率よく選抜できる。...
要約 「ヒノヒカリ」は移植時期を遅らせることで白未熟粒の発生が減少する。また、6月上中旬移植では、基肥、穂肥及び晩期穂肥(出穂約10日前)の施肥体系で、かつ、登熟期の水管理は落水時期を出穂後35日以降ま...
背景・ねらい カツオ竿釣り船では撒き餌としてイワシ類の活魚が用いられているが、近年のマイワシ漁獲量の減少により、餌料用のイワシ類が不足している。イワシ類は高水温に弱く船上蓄養中は冷却海水が用いられる...
発酵リキッド飼料調製用プロバイオティック微生物の選抜とブタへの給与効果
要約 腸内生残性の高いLactobacillus plantarum LQ80とBacillus subtilis LQ13を選抜し、それを添加して調製した食品残さ発酵リキッド飼料は、発酵品質が向上する。またブタへの給与により、各部消化管内菌叢が...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
大気CO2濃度の上昇と群落微気象要因を考慮したイネの穂温推定モデル
要約 開放系大気 CO2 増加(FACE)実験における微気象観測結果を解析し,熱収支に基づくイネの穂温推定モデルを開発した。本モデルは,温暖化や大気 CO2 濃度上昇時に懸念される開...
フタテンチビヨコバイの生活史パラメータと温暖化に伴う世代増加数予測
要約 フタテンチビヨコバイは高温耐性が強く成虫寿命が長い。卵と幼虫の発育零点は摂氏14.0度、卵~産卵開始までの有効積算温量は340.3日度である。温暖化によって年平均気温が2℃上昇する場合、年間発生世代数は...
シルバーリーフコナジラミの高温耐性とハウス密閉処理の防除効果
要約 シルバーリーフコナジラミ成虫は、摂氏46度以上の温度に接すると死亡率が高まり、摂氏62度以上でほぼ100%が死亡する。また、摂氏44度を30分間以上維持するとほぼ100%が死亡する。ハウス密閉処理は、6~7月の...
背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定法の基準品種
要約 背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定の精度を高めるために,極早生~早生の早,早生の早~中生及び晩生の熟期に分けて基準品種を選定する。 キーワード 水稲、高温耐性、背白、基白、基準品...
背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定法の基準品種
要約 背白・基白粒の発生程度を利用した水稲の高温耐性検定の精度を高めるために,極早生~早生の早,早生の早~中生及び晩生の熟期に分けて基準品種を選定する。 キーワード 水稲、高温耐性、背白、基白、基準品種...
要約 摂氏25度以上の高温登熟条件下における食味を評価する指標としては、テクスチャー特性値(H/-H)が有効である。 キーワード 高温、食味、水稲、理化学的特性 背景・ねらい 近年、水稲の登熟期間中が高温にな...
要約 水稲の玄米品質に関する高温耐性を評価するための基準品種を選定した。世代促進温室を利用した簡易検定法において、短日処理を行うことで精度良い高温耐性の検定が可能である。またその結果は圃場での結果と...
牛末梢血リンパ球画分の熱ショックタンパク質発現誘導比と夏季泌乳能力の関係
要約 春季分娩牛における末梢血リンパ球画分の熱ショックタンパク質(HSP)発現誘導比は、夏季高温環境下の泌乳量および全固形分量と高い正の相関関係がある。 キーワード 家畜生理・栄養、乳牛、耐暑性、熱ショ...
要約 暖地の圃場では水稲を7月中旬に出穂させると、高温登熟により玄米品質を低下させることができる。高温登熟による玄米品質の劣化程度は、背白と基白の発生程度の合計値で表わせ、この合計値を基準品種と比較...