ポットカーネーションの花持ち性、エチレン生成量、エチレン感受性の品種間差異
要約 ポットカーネーションの花持ち性、エチレン生成量、エチレン感受性には大きな品種間差異がある。「ポラリス」、「バンビーノ」など花持ち性の優れる品種が複数存在し、それらでは、老化時のエチレン生成量、...
トルコギキョウ冬季栽培において発蕾後の高窒素条件はブラスチング発生を促進する
要約 トルコギキョウの冬季栽培において、ブラスチング発生に窒素栄養が影響する。発蕾後の窒素施肥濃度がブラスチング発生に強く影響し、発蕾後の窒素施肥濃度が高いほど小花のブラスチング発生が助長されるため...
萎凋細菌病抵抗性のカーネーション新品種「花恋ルージュ」の育成
要約 カーネーション「花恋ルージュ」は、野生種Dianthus capitatus由来の強抵抗性を有し、DNAマーカー選抜により育成された、世界で初めての萎凋細菌病抵抗性カーネーション品種である。 キーワード カー...
デルフィニジン型アントシアニンを花弁に蓄積する紫色の形質転換キクの作出法
要約 異種植物由来のフラボノイド3',5'位水酸化酵素遺伝子(F3'5'H)を花弁特異的発現プロモーターを用いて発現させることにより、花弁にデルフィニジン型アントシアニンが蓄積し、花色が紫色に変化した形質...
要約 スモモヒメシンクイは岩手県盛岡地域のリンゴ生産地帯に分布し、成虫は5~9月に連続的に誘殺される。早い世代はスモモやプルーンに寄生し、セイヨウナシ、イワテヤマナシ及びリンゴ果実へ寄生は9月以降に確...
要約 遺伝子組換えでカロテノイド酸化開裂酵素遺伝子(CmCCD4a)の発現を抑制することにより、キク「神馬」の白色花弁を黄色に改変出来る。 キーワード キク、カロテノイド、カロテノイド酸化開裂酵素(Cm...
アサガオ花弁におけるカロテノイド生合成系酵素遺伝子の発現解析
要約 アサガオの花弁では、カロテノイドの生合成に関わる酵素遺伝子の発現が低く抑えられている。特にβ-カロテン水酸化酵素遺伝子の発現は顕著に低く、花弁にカロテノイドが蓄積されるためには水酸基が付加される...
トルコギキョウ未受粉小花の花持ちの品種間差におけるエチレンの関与
要約 トルコギキョウ未受粉小花の花持ちには著しい品種間差があり、これにはエチレンに対する感受性の差異が関与している。エチレンに対する感受性は相対花径の減少程度で評価することが可能である。 キーワード ...
要約 自己触媒的エチレン生成開始後のカーネーション切り花において、高温処理はエチレン生合成を阻害するが、花弁の萎れは抑制しない。 キーワード エチレン、カーネーション、高温 背景・ねらい カーネーション...
要約 高温により引き起こされるレタスの茎伸長には、茎中の内生ジベレリンの増加が関与しており、これは特定のジベレリン代謝酵素遺伝子LsGA3ox1の発現上昇による。 キーワード 高温、レタス、茎伸長、ジ...
低温処理を利用したアリウム「札幌1号」、「札幌2号」の長期連続出荷技術
要約 アリウム「札幌1号」は定植前に3か月間、「札幌2号」は2か月間球根を5℃で低温処理し、加温栽培することで2~4月に開花する。また切り下球を6~7月より低温処理することで10~1月に開花し、これらの作型の組...
ポテトチップ原料用品種の選定と利用条件の設定によるバレイショの周年安定供給体制
要約 ポテトチップ原料用バレイショとして、暖地産では既存品種の「トヨシロ」と比較して「らんらんチップ」は収量が高く加工適性に優れる。北海道産では主要5品種について、チップカラーおよび芽長から品種ごと...
ジベレリンによるキクのLFY相同遺伝子CmFLの発現誘導および花芽分化の促進
要約 花芽分化に低温を必要とする栽培ギク品種は、ジベレリン要求をもつ。そのようなジベレリン要求性品種では、LFY相同遺伝子CmFLの発現誘導にジベレリンを必要とする。 キーワード キク、花成、...
コムギリビングマルチによる除草必要期間短縮と除草剤併用によるダイズ作の雑草抑制
要約 コムギを利用したリビングマルチは、ダイズ作における雑草の生長を抑制し、イヌビエとオオイヌタデの除草必要期間を、慣行栽培に比べて14日から19日短縮する。播種直後の除草剤土壌処理を併用すると、収穫期...
良食味で「ラ・フランス」の10日前に収穫可能なセイヨウナシ新品種「メロウリッチ」
要約 セイヨウナシ「メロウリッチ」は「ラ・フランス」より10日程度早く収穫できる中生種である。糖度は16~17%と極めて高く、肉質は滑らかで香りは多く、食味濃厚である。追熟すると果皮色が黄緑色に変化し、「...
要約 肥効調節型肥料(LPS200)を主体とする肥料をリンドウの定植時に施肥することにより、2年間の株養成期間の施肥回数を1回だけにすることができる。その場合の窒素施肥量は慣行比25%減が可能であり、肥料費...
春出し花壇苗に対する早朝降温処理は、暖房燃料削減と矮化の効果がある
要約 1月播種の春出し花壇苗を加温栽培する場合、生育期の早朝に暖房温度を一時的に低下させる早朝降温処理は、暖房燃料の使用量を約3割削減し、ナデシコ、クリサンセマム、ビオラ、パンジーの花壇苗を矮化させ...
要約 炭素イオンビームを照射し突然変異を誘発することで、アジアティックハイブリッドユリにおいて、花被片の斑点が減少した変異株や花色が変化した変異株を作出できる。シンテッポウユリでは無花粉の変異株を作...
秋まき無加温越冬栽培で6月切りできるトルコギキョウの品種選定
要約 秋に播種、定植し、翌年6月に開花させるトルコギキョウにおいて、3重被覆した無加温越冬栽培では、8品種供試した中で、「ボレロホワイト」、「リネーションピンクピコティー」および「リップルフレームバ...
要約 リンドウ種子の調製は、さく果から種子を取り出して乾燥することにより、子葉展開個体率が向上する。また、イプロジオン水和剤の種子浸漬により同様の効果が得られる。種子を凍結貯蔵することにより、採種後...