小型果実で収穫負荷を軽減できる短節間性種子食用ペポカボチャ品種「ゴールデンライト」
要約 種子食用ペポカボチャF1品種「ゴールデンライト」は、既存品種と比べて果実は小型で軽く、短節間性および株元着果性に優れる。果実や種子は軽いが、種子収量は既存品種と同程度以上である。 キーワード 株元...
トラクタの踏圧に強く多収で耐寒性に優れるアルファルファ新品種「北海若葉」
要約 「北海若葉」は、トラクタ等の大型機械による作業時の踏みつけ(踏圧)に強いアルファルファ新品種である。さらに「ハルワカバ」より多収で永続性に優れ、耐寒性も強いことから、北海道におけるアルファルファ...
要約 「ノーブルシャドー」はアントシアニン(ペタニン)含量が高く、紫肉色を生かした調理加工ができる。既存品種の「シャドークイーン」に無いジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、疫病およびそうか病にも強...
要約 「シャイニールビー」はアントシアニン(ペラニン)含量が高く、赤肉色を生かした調理加工ができる。既存品種の「ノーザンルビー」に比べて収量性が高く、いもが整った長卵形で目が浅く形も揃うため生産および...
中早生で長期貯蔵性の優れるポテトチップ用バレイショ新品種「しんせい」
要約 「しんせい」は、枯ちょう期が中早生で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する。チップ加工適性が優れ、収穫時期から翌年6月までの長期貯蔵でもチップカラーの低下が少ない。国産原料が不足する2月から...
可溶性炭水化物含量が高く収量性に優れるオーチャードグラス早生品種「わせじまん」
要約 オーチャードグラス早生品種「わせじまん」は、「はるねみどり」より可溶性炭水化物(WSC)含量が1.8ポイント高く、3年間合計乾物収量も5%多く、黒さび病に対する耐病性に優れる。栽培適地は、北海道と東北地...
要約 東北地方の春まきタマネギ栽培において、収穫時にタマネギの地上部全体を圃場から持ち出す場合、タマネギが持ち出す養分(窒素、リン酸、カリ)の量は数式を用いて収量から推測することができる。 キーワード ...
タマネギ品種「クエルゴールド」のりん茎におけるケルセチン配糖体蓄積の経時変化
要約 タマネギを春まき栽培すると、りん茎における単位乾物重あたりのケルセチン配糖体含量は6月半ば以降に増加する。球あたりのケルセチン配糖体含量は肥大に伴って増加するため、ケルセチン高含有品種を用いて...
要約 「いとさい1号」は、既存の春夏どり品種を上回る極晩抽性を示す品種である。岩手県内での春まき夏どり栽培では定植後50~60日で収穫でき、毛茸がないためサラダ等の生食にも利用できる。 キーワード ハクサ...
イチゴ間欠冷蔵処理での非冷蔵期間平均28°C以上の高温遭遇は開花の遅れにつながる
要約 イチゴの間欠冷蔵処理では、冷蔵開始3日前から処理終了までの非冷蔵処理期間の平均気温が28°C以上の場合に、頂花房第1花の平均開花日が遅れる。特に「さちのか」では、高温遭遇時には夜温が高いほど開花が遅...
要約 四季成り性のイチゴ品種「夏のしずく」は寒冷地・高冷地における夏秋どり栽培に適しており、国産イチゴの端境期である6月~11月に収穫可能で、3t/10a以上の収量が見込める。輸送性や日持ち性に関わる果実硬...
要約 ナスpad-1変異体は、オーキシン生合成の逆反応を触媒するアミノ基転移酵素の機能欠損により子房に高濃度のインドール酢酸(IAA)を蓄積し、単為結果性を示す。原因遺伝子Pad-1のトマトとピーマンにおけるオル...
要約 カボチャ品種の貯蔵前のスクロース含量に対するグルコース含量の比(G/S比)は、高貯蔵性品種で有意に低く、長期(90日間)貯蔵後のデンプン含量と高い負の相関がある。本指標を用いることにより、カボチャ品種...
経営面積拡大と所得拡大が両立できる中山間田畑複合経営モデルと技術的成立条件
要約 食用米生産・粗飼料用コーン作・白ネギ作を組み合わせた中山間複合経営モデルであり、経営面積202ha、専従者所得885万円/年/人が期待できる。その成立には高付加価値化と圃場内外作業の省力化(食用米)、水田...
東北地域での春まき・秋まき栽培の特性データに基づいたタマネギ品種・系統の分類
要約 国内外のタマネギ95品種・系統は、各2回の秋まき・春まき作型における特性データに基づいて、4つのグループに分類し、早生、中生および晩生を判定できる。また、両作型間で高い相関を示す形質については、栽...
要約 太陽熱土壌消毒、防虫ネット、バンカー法、天敵製剤、栽培用器具等の温湯消毒、有機JAS規格に適合する殺虫・殺菌剤などを活用した施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系を実践することにより、10aあ...
総ポリフェノール量が多く、抗酸化活性が高いイチゴ品種「ぽりっちご」(旧系統名:久留米66号)
要約 「ぽりっちご」(旧系統名:久留米66号)は、抗酸化活性が高い既存品種「おいCベリー」より総ポリフェノール量が多く、40%程度高い抗酸化活性を有する。商品果率が高く、収量や食味は「とちおとめ」と同程度で...
要約 カンショ品種「ちゅらかなさ」は、主力品種「ちゅら恋紅」と比べて沖縄での春植え栽培では収量が同程度、秋植え栽培では多く、ペースト加工原料に適する。アントシアニン含量を示す色価は「ちゅら恋紅」より...
キサントフィルエステル化酵素遺伝子の導入は花弁の濃黄色化を促進する
要約 淡黄色花色のペチュニアにキサントフィルエステル化酵素遺伝子を導入すると、エステル体キサントフィルの蓄積量が増加するとともにカロテノイド生合成系酵素遺伝子の発現が上昇し、総カロテノイド量が増加し...
肥大性に優れ煮ダイコンに適するグルコラファサチン欠失性品種「ムッシューホワイト」
要約 「ムッシューホワイト」は、たくあん臭や黄変の原因となるグルコラファサチンを含まないダイコンである。白首で根先端部の肥大性が良いため、おでん用サイズの煮ダイコンに加工した際の歩留まりに優れる。 ...