極早生温州ミカン「日南1号」の早期マルチ処理による果実品質向上
要約 極早生温州ミカン「日南1号」に対して7月中旬に透湿性シートによる早期マルチ処理を開始すると、無処理に比べて糖度が2度前後高くなって甘味比が高まり、果皮の着色も向上して、果実品質が向上する。 キーワ...
要約 カラタチの系統である「クライダー」、「USDA」台の「青島温州」は「ヒリュウ」、「大葉」台よりも強樹勢となり、10月の個葉の光合成能は高い。同様にシイクワシャー台の「天草」や「せとか」は「ヒリュウ」...
要約 粗摘果を控えるか軽く行い、樹体に強い着果負担をかけた後、9月中旬頃に仕上げ摘果を葉果比25 40程度になるように行うと、果実はやや小さくなるが成熟期まで果実への糖集積が促進され、糖度が高く、果皮色が...
要約 無加温ハウス栽培による晩生カンキツ「南津海」の収穫適期は、3月中旬~4月中旬である。安定した果実品質を得るためには、葉果比は15~30とする。果実は湿度80~85%、温度8℃程度の条件下で約50日の貯蔵が可...
要約 「不知火」の根伸長は7月中旬から7月下旬に最も多く、次ぎに9月下旬から10月上旬に多い。また「不知火」は、他のカンキツと比較して根量が少なく、直径5mm以上の大根および中根の割合が小さい。熊本県農業研...
要約 「かごしま早生」は極早生温州「徳森早生」の珠心胚実生である。樹勢は強く、樹姿はやや開張する。果形はやや腰高のへん球形で、果肉色は濃い。減酸が早く、糖度が高い。食味良好である。収穫適期は9月中旬...
要約 カンキツ「はるか」の収穫適期は、完全着色となり糖度が13度に達する2月中旬である。成熟果は果汁の糖含量が日向夏に比べて多く、ショ糖の割合が高く甘味が強い。有機酸はクエン酸の割合が低く、リンゴ酸の...
非破壊選果機選別ミカン(品質保証果実)に対する消費者の食味評価
要約 品質保証がない果実の食味評価は「うまい」が約24%、「普通」が約65%であるのに対し、非破壊選果機選別ミカン(品質保証果実)では、「うまい」との評価が約67%と高い。また、自家用消費には外観より食味重...
「黄金柑」より大きく、果皮の滑らかな、さわやか味のかんきつ新品種「湘南ゴールド」
要約 「湘南ゴールド」は「黄金柑」に「今村温州」を交配し、育成したもので、4月に成熟する晩生かんきつである。果実は「黄金柑」より大きく、果皮が滑らかで薄い。「黄金柑」と同様の香りを有し、さわやかでフ...
要約 キメラを作る際、カンキツ実生胚軸の寄せ接ぎ部分を、果皮にしたい品種側を斜めに、他を水平にカットし、カット面をホルモン処理し、果皮にしたい品種側の接合部に近い、生育の遅い不定芽を選ぶことで極めて...
要約 カンキツ「清見」は、乾燥予措を施さずに、温度5~6℃、相対湿度 98% 以上と する冷温高湿貯蔵により果皮障害が抑制され、5ヶ月以上の長期間、商品価値の高い外観及び食味品質を保持することができる。貯...
無核性、良食味性及び機能性成分付与に有効なカンキツ中間母本候補「G-169」
要約 「G -169」は「キングマンダリン」と「無核紀州」の雑種である。果実は風味が良く良食味で、機能性成分に富む。また、健全花粉を持つが、雌性不稔で無核であるので、無核性、良食味性及び機能性成分高含有...
早熟で食味が良く食べやすいミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」
要約 ミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」は、「E- 647」に「宮川早生」を交雑して育成したミカンである。オレンジ様の風味があり良食味である。皮むきがし易く、じょうのう膜が薄く、種子が少なく食べやす...
要約 極早生及び早生温州に対し、5・6月の早期から透湿性フィルムを用い、被覆割合を70~90%とする部分マルチを収穫まで行うと、夏から秋季にかけて樹体に適度な水ストレスがかかり、秋季の多雨条件下においても...
要約 「宿毛小夏」は、他の日向夏品種よりクエン酸含量が低く、糖度も高いため、施設栽培において約1カ月早い出荷が可能で、着果負担を軽減できる。 背景・ねらい
日向夏の一部の産地においては、寒害による...
要約 不知火は減酸しにくく、貯蔵輸送中に鮮度が低下し、樹勢が低下しやすいが、屋根掛け栽培して発芽後15日頃に採収すると、高糖低酸で輸送中の腐敗も少ない新鮮完熟果が生産される。しかも春梢の発育が促進さ...
要約 十万温州に晩王柑×ポンカンを交配して得られた種子から高品質な珠心胚実生4系統を選抜した。 背景・ねらい
徳島県の奨励品種である十万温州は高糖度で貯蔵性も良いが,強い隔年結果性を有しており,豊...
要約 カンキツ「清見」の幼樹では、4月施用窒素は新葉等の新生器官、6月施用窒素は果実に多く移行し、施用窒素の利用率は4月に比べて高い。 背景・ねらい 樹上越冬する「清見」は、食味良好で市場性も良く、本...
中生カンキツ「天草」の高品質果実生産のための収穫適期および退色防止
要約 カンキツ「天草」は、福岡県内の中晩生カンキツ産地では1月中旬に全糖含量が高まって食味も向上し、収穫適期となる。果皮の退色は、袋かけすることで抑制され、外観良好な赤橙色の果実を生産することができ...
要約 「不知火」の加温ハウス栽培では、着果量を樹冠容積1立方メートル当たり14果内外とすることで、果実の大きさが3L~4L果主体となり、細根活性が高く樹勢が維持でき、翌年の着花(果)も良好で安定生産できる...