要約 冬季の間引きせん定による着果過多と夏期の土壌乾燥は、ウメの樹勢低下の要因となり、これらの相乗作用により樹勢は数年で著しく低下する。 背景・ねらい 近年、県内で多発しているウメの生育不良は、間引...
要約 土壌が乾燥する夏期に樹冠下の地表面を有機物でマルチする栽培法は、土壌乾燥を抑制し、樹勢を良好に維持でき、収量も多くなる。 背景・ねらい ウメ樹の樹勢が低下する要因の一つとして、夏期の高温・少雨...
要約 すももとうめの種間雑種「すももうめ群馬-1号」は既存の「李梅」と比較して、果実が30g程度と小さく、果形はだ円で、うめの形状を有し、紅色素や酸味が多く、赤肉のすももうめとして優れる形質を有する。 背...
要約 ウメかいよう病の潜伏越冬枝病斑は3月上中旬から4月上旬にかけて形成され、主要感染時期は前年10月以降である。潜伏越冬枝病斑と果実発病との間には正の相関がみられる。銅剤による潜伏越冬枝病斑に対する...
要約 5月新梢伸長期の土壌乾燥により、ウメ幼木の新梢伸長停止が早くなる。また、5月及び7月の乾燥により幹の肥大率が低下し、地上部の生育抑制がみられるが、地下部の生育への影響について明らかな関係はみら...
要約 チャバネアオカメムシの集合フェロモンを用いた予察方法は従来の乾式予察灯ではほとんど予察できなかった4月~5月でも誘殺され、夏期では乾式予察灯に比べて誘殺数は劣るものの、ウメ等の夏果実での予察で...
要約 ユスラウメ台を用いたもも栽培においてジベレリン(GA)を開花期前後に散布すると、新梢伸長が促進され、葉芽の着生が多くなるなど樹勢強化につながる。 背景・ねらい
ユスラウメ台を用いたもも栽培で...
要約 共同直売所では季節感の演出が必要である。そこで特定の季節に品揃えが必要な季節品目のチェックリストを作成した。 背景・ねらい 共同直売所においては、日常消費的な野菜の品揃えも大事であるが、季節感の...
要約 うめの平棚栽培法は従来の開心自然形に比べて収量が増加し、果実が大きくなる。また、収穫作業効率が2~3倍向上し、うめの低樹高化に適した栽培法である。 背景・ねらい うめの収穫作業時間は全体の50%程度...
要約 うめの茎頂はゼアチン3.0mg/l、ショ糖30g/lを含むWPM培地で初代培養すると活着が良好である。BAPを含むWPM培地で継代培養すると、多芽状集塊となって増殖する。多芽状集塊を分割し、発生したシュー...
要約 モモの加温栽培における電気マット埋設及びビニルマルチは、地温上昇効果が高い。とくに、電気マット埋設は、発根、発芽、開花、新梢伸長などの項目で生育促進効果が高い。大分県農業技術センター・果樹部 ...
要約 「赤芽」×「寿星桃」の F2 集団を用いて、モモの遺伝子地図を作成した。本地図は、同じ連鎖群に属する3種類の形態形質(赤葉、わい性、細葉)、及び83 種類の DNA マーカーから構成される。 背景・ねらい <...
要約 うめの茎頂培養由来の多芽状集塊を1芽ずつに分割し、ゼアチンを加えたWPM培地で培養すると、発根可能なシュートが得られる。このシュートに発根促進剤を粉衣し、ショ糖を添加した修正MS培地に置床する...
要約 高品質の白干梅を生産するには、収穫時期が重要である。うめ「紅サシ」では収穫時の開花盛期からの日平均気温の積算が収穫当日漬け込みで1,600~1,850℃、翌日漬け込みで1,550~1,800℃で収穫加工すると高品質...
要約 「花香実」の遅咲き系統は「白加賀」と開花期間が合致する日数が多く、「白加賀」の受粉樹として従来の品種よりも優れている。 背景・ねらい 1.暖冬の場合は開花期が早く、長期にわたり、「白加賀」と受粉樹...
要約 ウメ「南高」の完熟収穫果は青ウメ収穫果に比べ、約1.5倍も窒素収奪量が多い。また、夏肥(礼肥)施用時期を収穫前施用とすることで、施用窒素の吸収が高まる。 背景・ねらい 近年の加工比率・完熟果ネッ...
要約 ウメの樹体管理において、弱せん定や減肥栽培は、幼木期の収量は増加するが、葉は小型化し、徒長枝の発生量や根量が減少し、根域も狭くなる等、樹勢低下の症状が現れる。樹勢強化のためには切り返し主体の強...
要約 うめの黒星病防除にスプリンクラーを用いた場合、薬剤散布量を10a当たり600㍑とすることで、慣行の手散布と同様の防除効果が得られ、高い能率で防除作業が可能となる。 背景・ねらい うめの高品質安定生...
要約 ウメ新品種候補「ウメ筑波6号」は「白加賀」と「地蔵梅」の交雑実生から選抜された中生のウメである。果実は30g前後で整い、外観が優れ、青梅及び梅干し原料としての品質も良好である。適正な受粉樹の混植...
要約 ウメ新品種候補「ウメ筑波2号」は「地蔵梅」の自然交雑実生から選抜した中生のウメである。果実は15g前後のやや小さい中梅であり、品質良好な梅干し原料となる。自家結実性が高く、豊産性でヤニ果の発生も...