要約 果物の家計消費が長期的な減少傾向にある中で贈答用果物への支出は一定水準を維持しており、その市場規模は約2,670億円と推計される。特に、果物生産地における地元消費者の贈答利用が顕著であり、果物の販...
良食味で無袋栽培が可能な晩生の生食用黄肉モモ新品種「つきかがみ」
要約 モモ新品種「つきかがみ」は、黄肉モモ系統間の交雑により育成した晩生の生食用黄肉品種である。大果であり、肉質が緻密で糖度が高く食味が良い。果皮が滑らかで裂果が少ないため無袋栽培が可能である。 キ...
プロピレン処理で粉質化させた硬肉モモではα-L-アラビノフラノシダーゼ活性が高い
要約 硬肉モモ品種「おどろき」を高濃度のプロピレンで追熟処理すると粉質化する。その際、α-L-アラビノフラノシダーゼ活性が顕著に増大し、細胞壁多糖類からアラビノース残基が消失することから、このことが肉質...
要約 コウモリの発する超音波に似た特性を持つ断続的パルス音を発振する装置を、モモ園地に設置することにより、ヤガ類の侵入を阻止して果実への加害を防ぐ技術。 キーワード 超音波、ヤガ類、果樹、防除、中山間...
要約 スモモヒメシンクイは岩手県盛岡地域のリンゴ生産地帯に分布し、成虫は5~9月に連続的に誘殺される。早い世代はスモモやプルーンに寄生し、セイヨウナシ、イワテヤマナシ及びリンゴ果実へ寄生は9月以降に確...
要約 複合交信かく乱剤など成分カウントのない農薬の活用、地域重要病害の特定に基づく薬剤選択で、落花10日期以降の殺菌剤散布を15日間隔に広げることなどにより、リンゴの主要病害虫の被害を実用的な水準に抑制...
要約 イチゴ10倍体種間雑種品種「桃薫」の果実はモモ様の強い芳香を有する。果肉は柔らかいものの、淡黄橙で色の淡い果実は光沢があり外観が良好で、収量性にも優れる。新規の需要開発・拡大のためのイチゴ品種と...
要約 硬肉モモは、自らエチレンを生成せず軟化しないが、エチレン濃度を10ppm、二酸化炭素濃度を2%以下に維持できる機能性段ボール箱とエチレン発生剤を用いて2~3日間処理することにより、食べごろの果肉硬度ま...
要約 環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅰ A類に指定されているミチノクナシでは、自生植物に対して古い時代に帰化したと考えられているニホンナシが交雑していると推定される。また、ミチノクナシの真の自生集団が残...
要約 モモ果実中でのアスコルビン酸含量は、満開後20日程度は約2マイクロモル/グラムだが、成熟果実ではおよそ1/15になる。合成反応に関わる最終6ステップの酵素遺伝子の発現は、初期を除き、果実生育の期間を通...
要約 モモ中生種「あかつき」に極早生種「はつおとめ」を交配し、早生で大果のモモ新品種「はつひめ」を選抜、育成した。福島県での熟期は7月上中旬であり、果重は220~300g、糖度は10~14%である。肉質は滑ら...
要約 モモの溶液受粉用の液体増量剤に、花粉管伸長を促進するペクチンメチルエステラーゼやポリガラクツロナーゼ、柱頭への花粉の付着量を増やすキサンタンガムを添加することによって、溶液受粉の結実率を向上...
要約 成熟期のエチレン生成が遺伝的に抑制されており成熟期になっても軟化しない硬肉モモは、エチレン前駆体であるACCを処理することにより、エチレンを生成し果肉硬度を低下させる。また、ACC濃度によりエチレ...
エチレン生成阻害剤と作用阻害剤の併用処理によるモモ果実の軟化抑制
要約 モモ果実に対し、収穫後にエチレン生成阻害剤(AVG)とエチレン作用阻害剤(1-MCP)の両剤を併用処理すると軟化が抑制される。AVGは収穫7日前または1日前に処理しても収穫後に1-MCPを併用処理することに...
樹種複合地域における農協果樹部会役員の省力共通防除技術に対する意識
要約 農協果樹部会役員には、果樹薬剤散布のドリフト対策として隣接作物にも登録のある薬剤を使用する技術が評価され、体系として重要視されるのはまず「現在より高くならない薬剤費」、次に「現在より少ない薬剤...
昆虫病原性線虫剤、スタイナーネマカーポカプサエ剤を使ったコスカシバ防除
要約 5月下旬~7月上旬の雨天時に、スタイナーネマカーポカプサエ剤(2500万頭/25L)をモモ主幹部全面に散布(1~2L/樹)することにより、コスカシバ幼虫に対する高い防除効果が得られる。 キーワード ス...
水圧を利用したモモの摘らいは発芽期頃か開花直前~ 開花期頃が適期
要約 水圧を利用したモモの摘らい法は、着果管理において大幅な作業時間削減に貢献するが、処理時期により果面障害が誘発されやすいことから、発芽期頃か開花直前~ 開花期頃に実施する。 キーワード 果樹、栽培...
要約 イネもみ枯細菌病菌とイネ苗立枯細菌病菌の両菌に感染するファージをイネ種子の催芽時に処理することにより、育苗期に発生する2つの病害を防除することができる。 キーワード イネ、ファージ、イネもみ枯細...
要約 モモのトンネルハウス栽培では、晩霜の被害を受けやすい開花直前から結実期にストーブ等による施設内の晩霜対策が可能であり、露地栽培に比べて被害を軽減することができる。 キーワード モモ、施設栽培、ト...
要約 原料米100gで従来の原料米500g規模の試験醸造法で得られる清酒に近い品質にするには、発酵開始温度10℃、昇温1日1℃、目標温度15℃とし、発酵終了時のもろみの減少量を33.5gにすればよい。 キーワード 清酒...