高病原性鳥インフルエンザウイルスの病原性は感染動物によって異なる
要約 高病原性鳥インフルエンザウイルスはハト、鶏、マウスに実験感染させるとそれぞれの動物で異なった致死性を示す。同一のウイルスの感染であっても動物が異なると動物体内でのウイルス増殖や宿主免疫関連遺伝...
高病原性鳥インフルエンザウイルスの病原性発現に関する宿主・病原体相互関係
要約 高病原性鳥インフルエンザウイルスの内部遺伝子分節の組み合わせの違いは、ウイルスの増殖能、感染鶏の生存率、生存時間、症状の発現、遺伝子応答に影響を与える。感染鶏の遺伝子発現解析によって、その生存...
サブサハラアフリカの水田土壌肥沃度向上に資する在来有機物資源
要約 サブサハラアフリカの稲作において、在来有機物資源を活用した土壌肥沃度改良技術を提案するため、ガーナ国を対象としてまずこれらの賦存量を明らかにする。ガーナにおける農業活動由来の在来有機資源の賦存...
高水分バイオマスを加水材として利用した高品質豚ぷん堆肥製造技術
要約 豚ぷんの堆肥化において、材料の過乾燥を防止するために切返し時に高水分のシークワーサージュース滓やパインアップル茎葉を混合することで、CN比が6ポイント低く全窒素濃度が約1%高い堆肥生産ができる。 キ...
ポリメラーゼ系蛋白質の変異による鳥インフルエンザウイルスの病原性増強
要約 高病原性鳥インフルエンザウイルスは、ポリメラーゼ系蛋白質のわずかな変異や置換によって遺伝子合成能が増強され、鶏病原性を更に高める。 キーワード 鳥インフルエンザ、病原性、ポリメラーゼ遺伝子、馴化...
要約 鶏に不活化鳥インフルエンザウイルスを2回点眼投与することにより、ウイルス特異的抗体の産生を誘導し、高病原性鳥インフルエンザに対する防御免疫を付与することができる。 キーワード 高病原性鳥インフル...
果樹園における化学肥料削減に資する適正施肥に関する取組の現状
要約 果樹園では、樹種ごとの減肥基準策定割合は低く、策定を進めるためには周辺地域との連絡試験やデータ共有、現地実証試験が望まれている。低成分肥料の使用や配合肥料への低価格資材の利用など、取り組みやす...
始原生殖細胞と生体の同時保存によるニワトリ遺伝資源の効率的保存システム
要約 ニワトリ遺伝資源の保存において、ニワトリ胚の採取血液より分離した始原生殖細胞を凍結保存するとともに、採血後の胚の孵卵を継続し、孵化させることによって生体としても維持することにより受精卵を最大限...
鳥インフルエンザウイルスのH5, H7遺伝子を幅広く検出するリアルタイムPCR
要約 プライマー・プローブに混合塩基を用いることで、H5, H7遺伝子との間の塩基ミスマッチ数が減少し、幅広く、高感度にこれらの遺伝子を検出することができる。 キーワード 鳥インフルエンザ、診断、リアルタイ...
要約 卵殻質改良に有効な遺伝子としてオボカリキシン32遺伝子を見出した。同遺伝子の特定のハプロタイプには、卵殻質の改善と卵を大きくする効果がある。 キーワード ニワトリ、白色レグホーン、卵殻質、オボカリ...
要約 圃場施用前または施用後の堆肥ペレットに樹脂を含浸させ、固化、切断、研磨して薄片プレパラートを作成することにより、ペレットの微細形態(孔隙の量や連続性、固相の形など)を観察できる。 キーワード 堆肥...
要約 鶏糞焼却灰の2%クエン酸水溶液によるリン酸溶解性は、400~500℃の低温灰化で最大となり、現行の700~800℃の高温灰化に比べリン酸の普通肥料としての法定保証成分量が多くなる。 キーワード 鶏糞、焼却灰、リ...
要約 2007年1~3月期において肉用鶏農家の7割、採卵鶏農家の5割にコクシジウムが浸潤している。肉用鶏農家では採卵鶏農家に比べて中型種および大型種コクシジウムの検出率が高く、大型種検出率は25年前と比べて倍...
鳥インフルエンザウイルスの鶏伝播力はウイルス排泄量と相関する
要約 病原性が高く、短時間に鶏を死亡させるウイルスは排泄されるウイルス量が少なく、伝播しにくいと考えられていたが、実際には鶏伝播性は病原性と相関し、病原性が高いウイルスほど短時間に鶏から大量に排泄さ...
超微細高密度オゾン水はCampylobacter jejuniに対して殺菌効果を示す
要約 近年、開発された超微細高密度オゾン水は、食中毒起因菌であるCampylobacterjejuniに対して強い殺菌効果を示す。本オゾン水は、養鶏場や食鳥処理場を汚染するC.jejuniを防除するための有効な...
炭素吸着剤の飼料添加によるブロイラー体内へのダイオキシン類蓄積制御効果
要約 木質バイオマスを原料とした炭素系吸着剤を餌重量の0.5%添加することで、ブロイラーにおけるダイオキシン類の蓄積は大幅に低減ができる。 キーワード ダイオキシン類、炭素吸着剤、鶏、ブロイラー、毒性等量...
2009年のウズラ由来H7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染経路の推定
要約 2009年2~3月に愛知県で分離されたH7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)の分子疫学的解析及び感染性・伝播性試験の結果から、このウイルスが数年間ウズラの間で維持されていたことが示唆される。...
要約 遺伝子組換えカイコの作出により物理化学的性質が天然型と同一な組換え型ブタリゾチームを大量に生産する系を開発した。絹糸表層のセリシン層に蓄積される組換え型ブタリゾチームは絹糸から容易に溶出し、高...
セメント製造燃料にするための豚ふんの固液分離処理および発酵乾燥処理
要約 セメント製造工場で家畜ふんを燃料利用するためには、家畜ふんの塩素濃度と含水率が低いことが重要である。このような条件を満たすためには、豚ふんを固液分離機で前処理したうえで、密閉縦型堆肥化装置で発...
実規模ロックウール生物脱臭装置におけるアンモニア除去微生物群集の特徴
要約 ロックウール生物脱臭装置では、装置内の各部位でアンモニア酸化反応の基質親和性とアンモニア酸化細菌群集の構成が異なっている。その原因の一つとして装置へ流入するガスのアンモニア濃度が不均一であるこ...