要約 蒸気乾燥トウフ粕10%配合飼料の給与による破卵発生は、要求量に対するカルシウムの不足が原因である。不足の解消には、カルシウム吸収率を向上させるフィターゼの添加が効果的である。 キーワード 蒸気乾燥...
要約 北海地鶏の基礎鶏であるシャモの中型系統を大型系統に置き換えた改良型高品質肉用鶏「北海地鶏Ⅱ」は、肉質を維持したまま発育が向上し、飼育期間の短縮が可能である。 キーワード 肉用鶏、地鶏、発育向上、...
要約 発育が向上したブロイラーへの給与飼料は、4日齢から34日齢の代謝エネルギー含量を従来より低くすることにより、循環器障害による死亡の減少や過剰な腹腔内脂肪沈着の防止を図ることが可能である。 キー...
要約 小麦共生細菌由来の低分子量糖脂質を配合した飼料を給与することにより、採卵鶏の卵殻厚が向上する。 背景・ねらい 低分子量糖脂質(lipopolysaccharide:LPSp)は、鶏胚頭頂骨及び孵化卵の大腿骨を用いた in...
要約 近赤外分光法により鶏の腹腔内脂肪量を生体の状態で測定すると、実際の値との相関は0.7以上となり、近赤外分光法による腹腔内脂肪量の予測技術として使用できる。 背景・ねらい 近年体重を重視した選抜によ...
要約 養鶏場からは、鶏ふんの飛散や鶏卵の洗浄水に起因する窒素濃度の高い排水が流出するが、それはため池を利用して浄化することができ、ばっ気処理によりさらに浄化能を上げることができる。 キーワード 養鶏、...
要約 堆肥連用水田土壌中全窒素集積量は、内田の式による予測値にほぼ適合する。この予測値から求められる窒素放出予測量は、連用年数の経過に伴い増大し、水稲の施肥窒素削減栽培試験で求めた最大削減可能量とも...
ペレット鶏糞を用いた水稲後作冬春レタスの50%減化学肥料栽培
要約 冬春レタス栽培で化学肥料を50%削減しても、基肥時にペレット鶏糞1t/10aを全層施用することにより慣行と同等の生育・収量が得られる。有機配合を利用した50%減化学肥料栽培に比べ、ペレット鶏糞を利用する...
要約 初期育成に、改良型電気ブルーダーとヒーターマットによる保温が有効である。グリット給与により体重の増加および育成率が改善する。成鶏用配合飼料を給与してもダチョウ用配合飼料と同等に発育する。30日齢...
要約 小麦、大豆と、烏骨鶏の肉骨ミンチを等量ずつ混合し、通常の製造方法で醸造することにより、淡色で全窒素が多い醤油風発酵調味料を製造することができる。 キーワード 烏骨鶏、醤油風発酵調味料 背景・ねら...
黒毛和種肥育牛の筋肉中遊離アミノ酸及びイノシン酸含量に及ぼす種雄牛の影響
要約 黒毛和種去勢牛の筋肉中の遊離アミノ酸およびイノシン酸含量は種雄牛による遺伝的影響を大きく受けることが明らかとなる。さらに、これら美味しさ成分と枝肉形質との関連性ではアスパラギン酸、アンセリン、...
背景・ねらい 高窒素含有鶏ふん堆肥の安定生産は、鶏ふんの有機肥料としての利用促進を図るうえで有効な手段と考えられる。これまで、配合飼料で飼育した採卵鶏の新鮮鶏ふんの全窒素量は約6%、内50%(30mg/g)...
要約 産卵開始期から産卵ピーク期の鶏では、代謝エネルギー(ME)を維持の70%とした制限給餌を2週間続けることで、産卵率が10%程度まで抑制され、制限解除後は2週間で回復する。 キーワード ニワトリ、採卵鶏...
要約 送風装置のない既存の堆肥槽において、堆積した家畜ふんに塩ビパイプを挿入し、ブロアーで送風することにより堆肥化が促進できる。また家畜ふんの容積重が880kg/m3と高い場合は、リングブロアーを用い静圧20...
堆肥・緑肥同時すき込み時の窒素溶脱抑制効果と緑肥の窒素無機化パターン
要約 岡山県南部野菜畑の夏期裸地期間中に栽培した緑肥(ソルガム)を牛糞豚糞鶏糞おがくず堆肥と同時にすき込むと、堆肥中の無機態窒素が緑肥にとり込まれて溶脱が抑えられる。また、C/N比が40程度の緑肥をすき...
要約 家畜ふん堆肥を露地野菜栽培で連用すると、通常化学肥料で施用するリン酸、またはカリの施用量を、堆肥の成分で代替でき、リン酸、カリの化学肥料削減が可能である。ただし、窒素が不足するので、必ず不足量...
要約 有機資材から発生するガス成分量と根の生長を簡易に検定できるカップを考案した。牛糞、魚粕及び鶏糞からはエチレンが発生し、ホウレンソウの地下部及び地上部の初期生育は促進される。 キーワード 有機資材...
生ごみメタン発酵消化液の特別栽培小麦への追肥利用と散布機の開発
要約 生ごみ原料メタン発酵処理残さ液(消化液)は、特別栽培の小麦への追肥効果が鶏ふんより高く、収量の向上、粗タンパク質が向上する。消化液の小麦追肥散布機を試作し作業可能面積を試算した。 キーワード コ...
有機栽培のためのイチゴ「サンチーゴ」に適した育苗時の施肥技術
要約 「サンチーゴ」の有機栽培では、樹皮廃棄物を発酵させたバークとパーライトの混合培地を用い、育苗時に有機質肥料(6-6-4)を慣行の1/4に減肥することにより、12月上旬から頂果房を収穫でき、5t/10a以上の可販...
要約 ブドウ、モモ園で生じるせん定枝をチッパーで粉砕後、鶏ふんを添加し腐熟期間中に3回切り返し作業を行えば、せん定終了から基肥施用の間の6~8ヶ月間で完熟堆肥が生産され、環境に配慮したリサイクル農業...