豆腐加工適性が良好で倒伏に強い大豆新品種「ことゆたか」(旧系統名「九州136号」)
要約 「ことゆたか」は温暖地向けに育成された豆腐用黄大豆であり、タマホマレよりも豆腐加工適性が高い。また、耐倒伏性に強く、青立ちもほとんどない。 キーワード ダイズ、豆腐加工適性、耐倒伏性、落葉 背景...
スプレータイプ小ぎく品種「CM21」及び「CM28」の育成とその特性
要約 2005年度に育成を完了した黄色一重咲きの「CM21」及び赤紫色二重咲きの「CM28」は、冷涼な気象環境にある岩手県の立地条件に適合したスプレータイプの小ぎく品種である。 キーワード 品種、キク、小ギク、ス...
要約 雑種強勢育種法により、晩生で八重濃紫青色の「青フラDel交1号」及び晩生で八重浅青色の「青フラDel交6号」を、海外から導入した種子由来の実生から晩生で八重淡緑黄色の「青フラDel9号」を育成し、その特...
要約 糖度が高く、果実品質が優れ、大果系で省力的な促成栽培用のイチゴ新品種「熊研い548」を育成した。 キーワード イチゴ、促成栽培、糖度、大果、省力、新品種 背景・ねらい 熊本県のイチゴは、ここ数年作付...
要約 ナシ栽培品種について、SSRマーカー遺伝子型と自家不和合性遺伝子型のデータベース化により、品種判別、親子鑑定などのDNA鑑定を高い精度で行うことができる。 キーワード ナシ、SSRマーカー、自家不和合...
大果で早熟なビワ新品種「涼峰」(りょうほう)(系統名:ビワ長崎6号)
要約 ビワ新品種「涼峰」(りょうほう)(系統名:ビワ長崎6号)*は、「楠」に「茂木」を交雑して育成した早熟な品種である。ほぼ同時期に成熟する「長崎早生」と比べ大果となる。また、果肉は柔軟多汁であり食味...
要約 「女早生」の新生いもの肉部組織をカルス培養を利用して個体を作出、選抜を行い、育成した「愛媛農試V2号」は、「女早生」と比較して、草丈が若干高く、葉柄長が若干長く、子・孫いも収量が、1株当たり約...
要約 品種フェリーナは東北地域の草地の基幹草種であるオーチャードグラスと比較して、耐寒性と雪腐病耐性は同等であり、耐湿性と収量性は高い。品種パウリタと品種エバーグリーンはオーチャードグラス並の収量で...
要約 品種フェリーナは東北地域の草地の基幹草種であるオーチャードグラスと比較して、耐寒性と雪腐病耐性は同等であり、耐湿性と収量性は高い。品種パウリタと品種エバーグリーンはオーチャードグラス並の収量で...
要約 国内外で栽培される主要なイグサ品種間において、多型の認められたISSR-PCR増幅産物の塩基配列を決定し、「ひのみどり」「せとなみ」「筑後みどり」特異的ISSR-STSマーカーを開発した。これらのマーカーは植...
子実カドミウム蓄積性が高いダイズ品種は幼植物の段階で簡易に検定できる
要約 カドミウム汚染土壌を充填したポットで播種後3週間まで栽培したダイズ幼植物体中のカドミウム(Cd)と亜鉛(Zn)の濃度比から,子実Cd蓄積性が高い品種を簡易に検定できる。 背景・ねらい ダイズの子実へのカド...
要約 Mangifera 属ならびにそれらの類縁関係を明らかにできる。また同じ手法によってMangifera 属における高精度のが可能である。 背景・ねらい マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島などを中心とした東南アジアか...
実ウメ品種の核重率の差異と梅干し用新品種育成のために適した交雑親
要約 実ウメ57品種の果実重、核重及び果実重に占める核重の割合(核重率)を調査したところ、品種による大きな差異が認められた。果実重の約1割を核重が占める傾向にあるが、果実重の割に核重率の低い品種もあり...
カンキツトリステザウイルスに対する免疫性の付与に有効なカンキツ中間母本候補「RP−35」及び「RP−94」
要約 カンキツ属とカラタチ属の属間雑種「H・FD-1」と「晩白柚」との雑種であるブンタンタイプの「RP-35」と、「清見」と「H・FD-1」の雑種であるタンゴールタイプの「RP-94」はカンキツトリステ...
要約 国内外で栽培される主要なイグサ品種間において、多型の認められたISSR-PCR増幅産物の塩基配列を決定し、「ひのみどり」「せとなみ」「筑後みどり」特異的ISSR-STSマーカーを開発した。これらのマーカーは植...
要約 高知県の早期栽培向き酒造好適米品種「風鳴子」を育成し、奨励品種に採用された。「風鳴子」は「一本〆」とほぼ同熟期で大粒、いもち病に強い。収量は同程度で、外観品質は良く、酒造適性及び醸造した酒の特...
要約 セイヨウナシ品種「ラ・フランス」の遺伝子地図を作成し、黒星病抵抗性を第2連鎖群に位置付けることができる。本地図及び黒星病抵抗性の情報は、黒星病抵抗性を持つ新品種育成や起源の異なる黒星病抵抗性の...
プラスチックカップによるジャガイモシストセンチュウ抵抗性の新検定法
要約 小型の蓋付き透明プラスチックカップに検定イモと少量の殺菌土を入れ、ジャガイモシストセンチュウのシスト数個を接種した後、暗黒で20℃に保管することによって、感受性で約1カ月頃から線虫が確認できる極め...
要約 チューリップの組織培養は困難であるとされてきたが、富山県育成品種等についてりん片からの細胞培養系を開発した。培地上で球根の大量増殖を行うことができる。 キーワード チューリップ、りん片、カルス、...
要約 イネの葯を10℃10日間低温処理し、6~10日間純水に浮遊させたのち、花粉を単離して培養することにより、葯培養と同程度の培養効率で緑色再分化植物を得ることができる。 キーワード イネ、花粉、培養 背景・...