要約 降雨の多い鳥取県に適する省力技術として、極早生~中生品種を用い、播種量5~6kg/10a、播種溝施肥、除草剤散布4回を基本とする不耕起乾田直播栽培体系を確立し、作業時間を移植栽培の約6割とすること...
要約 早期栽培におけるイボクサの発生消長は、始期が3月下旬、盛期が3月末~4月上旬で、代掻き後の再生個体が主たる増殖源である。除草には収穫後と春の耕起、代掻きによる埋没が有効で、除草剤では耕起前のジク...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機を用いた水稲不耕起乾田直播栽培
要約 ディスク駆動式汎用型不耕起播種機による水稲不耕起乾田直播栽培は、普通期移植地帯での大幅な省力化と生産費の削減を可能とする。播種適期は4月下旬から5月中旬で、「岐108号」を用いた全量基肥栽培では移...
要約 水稲「中部糯91号」は、早生、いもち病抵抗性、耐倒伏性が優れ、もち加工適性が高い糯系統である。福岡県で平成11年から奨励品種に採用される。 背景・ねらい 温暖地及び暖地の中山間地域の糯生産においては...
要約 傾斜地水田整備モデルの地形出力は中山間地域の乾田不耕起直播圃場における浸透抑制の効果予測に効率的に用いることができる。大規模有限要素モデルを用いた解析結果には、各種の浸透抑制に対応した減水深の...
要約 イネ科雑草が自生するため池や小池の水には、発病に十分な濃度のイネ苗立枯細菌病菌が含まれている場合があるので、このような水は水稲の育苗には用いない。 背景・ねらい 中山間地域の水稲早植え地帯で...
要約 受託農家の重視する作業受託条件は、耕起が「排水の良否」、移植が「農道の幅」、 刈取が「倒伏」である。また、平坦地域では、「農道の幅」や農振地域等の「土地区分」、中山間地域では、「ほ場の傾斜程度...
要約 寒地直播水稲の安定多収には主稈と下位(1~4節位)分げつ穂を確保する必要があり、好適生育相は苗立数200本/m2以上と側条施肥による栄養制御が大切である。このため影響の大きい分けつ盛期(6葉期)を中心に好...
葉いもち圃場抵抗性検定のための真性抵抗性遺伝子型別基準品種の策定
要約 水稲の普及品種の変遷に伴ういもち菌レ-スの変化に対応した主要品種の葉いもち圃場抵抗性評価の見直しを行い、葉いもち圃場抵抗性基準品種を策定した。 背景・ねらい 従来いもち耐病性が"やや強"とされてき...
要約 水稲の再生紙マルチ直播シートを水田に展開する敷設機を開発した。本機は歩行用管理機に装着し、ゴムスポンジ付鎮圧ローラ、車輪・足跡消し装置等を装備しており、代かき後自然落水し表面水がほぼなくなった...
要約 寒地の水稲乾田直播栽培では良好な苗立ちを確保するために圃場の高低を標準偏差で1.2cm以内にする必要がある。レーザー均平機の均平作業モデルにより、所要の均平度が得られるまでの作業行程数や作業時間を...
中山間高冷地の水稲湛水表面散播におけるハナエチゼン、キヌヒカリの適正苗立数
要約 水稲湛水表面散播直播栽培において倒伏を防止し、安定的な収量・品質を得る苗立数は60~100本/m2程度が適当である。 背景・ねらい 本県における水稲湛直栽培の、播種量は約1.5~4.0kg/10aと幅が大きい。特に...
水稲用アミド系除草剤の土壌溶液中濃度と雑草感受性値を用いた残効期間の推定
要約 水稲用アミド系除草剤,プレチラクロール,テニルクロールおよびメフェナセットの残効性は,1)田面水および土壌表層(0-1cm)における土壌溶液中薬剤消長と,2)イヌホタルイ,タイヌビエの感受性値から予測でき...
要約 熱画像から求めた苗の表面温度から含水率を推定する手法を明らかにした。 また、CWSI(Crop Water Stress Index)値を用いることによって、測定条件が異なっても普遍的に水分状態が診断でき、苗質が向上...
TTC(トリフェニルテトラゾリウム塩)染色による水稲種子籾発芽能力推定のための調査条件
要約 TTC染色による水稲種子籾の発芽能力を推定するには、半分に切断した種子籾を濃度0.025%・温度30℃・暗黒下・1時間浸漬により完全に赤色に染色した胚の比率を調査する。 背景・ねらい TTC染色による水...
要約 平成5年の水稲冷害において,気象・品種・栽培条件がほぼ同一な圃場間に見られた被害程度の局地的変動は,透水性が過小・過大な土壌で被害が大きく,作土が深いと軽減されるなど土壌要因とも関連していた...
要約 水稲催芽種子に過酸化石灰を被覆して3日間摂氏20~25度の温度処理を行った後に土中播種すると、被覆当日播種あるいは摂氏10度処理後の播種に比較して出芽速度、出芽率が高まり、土中出芽性が向上する。 背景...
要約 水質分析用の超精密型溶存酸素計を水稲根の呼吸速度測定に利用すると、操作が簡便であり、約30分で測定出来る等の利点が多く、従来の検圧法等に比べ根の呼吸速度の簡易・迅速測定法として有効である。 背景...
要約 冷害予測を目的として,高層気象データを用い事前に日射量の減少・気温の低下を予測できる指数(YPI ;Yamase Predictive Index)を創案した。オホーツク海高気圧の消長を示す極東気圧の峰,梅雨前線の挙...
要約 水稲「北海278号」は寒地では中生の早に属し、耐冷性が極強、葉いもち耐病性がやや強の酒造用系統であり、やや大粒・低蛋白で製麹性がすぐれ、酒造に適する。 背景・ねらい 北海道には酒米品種がなく、酒造...