要約 水稲不耕起乾田直播栽培において播種後に発生するヒエは入水前のシハロホップブチルを含む茎葉処理剤で防除できる。よってヒエに対する茎葉処理剤の散布時期は播種直後および入水前を基本とすればよい。 背...
中山間高冷地における黒色再生紙マルチによる雑草防除と水稲の生育
要約 寒冷地での黒色再生紙マルチによる水稲栽培は、初期生育の抑制少なく、多年生雑草に効果が高く、除草剤を用いた慣行栽培並の雑草防除が可能で、収量減もみられない。 背景・ねらい 環境保全型農業あるいは無...
要約 水稲新奨励品種「信交485号」の良質良食味・安定多収栽培のためには、「コイヒメ」の基肥水準よりやや減肥し、密植を避けて倒伏を抑え、幼穂10mm期に穂肥を施用するのがよい。 背景・ねらい 早生・良食味品...
要約 稲収穫後から播種までの間に土壌表層2~3cmを削耕・整地し播種する、三重式不耕起播種機を用いた水稲の直播栽培技術を開発した。播種・覆土精度が高く安定した苗立ちが得られ、条間を25cmとし側条施肥とイネ...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...
要約 「晴るる」は本県の主力品種である「ヤマホウシ」の食味や耐倒伏性の改善を目標として育成した短稈、良食味の極早生品種である。概ね標高50m以上の中山間地域における良食味地帯を中心に普及を図る。 背景...
要約 50mメッシュ標高データ(1/20細分メッシュ)と衛星データを用いて、50×50mメッシュ単位で水田の可照時間を推定した。このデータは地域の農業環境把握のため基礎資料として利用できる。 背景・ねらい 地形...
水稲の中山間地における着色(黒色)再生紙を利用した栽培法の経済的評価
要約 移植時に低温となる中山間地での着色(黒色)再生紙マルチを活用した栽培法は、慣行に比べ、60kg当たり全算入生産費は約18%増加するが、販売価格を2割高にし、有機米等購入希望者に販売することで、当技術...
要約 削耕方式の不耕起直播栽培では、「冬期の削耕処理→播種前または播種後のグリホサート剤散布→乾田期の茎葉処理剤散布→入水後の土壌処理剤散布」の除草体系が有効である。積算有効気温からイヌビエの葉齢とイ...
要約 水稲品種「祭り晴」は、「日本晴」熟期の早生品種で耐倒伏性、耐病性に優れる。食味及び品質も「日本晴」より優れるので、本県平坦部向きに奨励品種として採用した。 背景・ねらい 本県で栽培されている早...
要約 乾田直播の除草体系は、播種後湛水するまで畑状態の期間が長いため、従来は3回(液剤+液剤+粒剤)体系であったが、新除草剤(シハロホップブチル・ベンタゾンNa塩)の導入によって除草効果が向上し、2回...
要約 水稲中生品種の湛水散播直播の水管理体系は、播種直前~出芽始め落水、出芽期湛水、幼穂形成期前20~30日間中干しとする。これにより、出芽苗立の安定、雀害回避、初期生育の促進、耐倒伏性強化に効果があり...
要約 温暖地西部では、カルパー無粉衣潤土土中散播は6月播種に、また、無粉衣湛水土中散播は4~6月播種に適している。無粉衣潤土土中散播は細粒灰色低地土の水田に適している。苗立ち率は、粉衣種子に比べて低...
黒色再生紙マルチによる水稲の初期生育向上と雑草抑制効果の特徴
要約 再生紙マルチ水稲栽培において、田植時低温となる条件下で、黒色再生紙は従来の再生紙に比べて、初期生育向上効果が認められた。また、一年生雑草に対して雑草抑制効果の向上が認められた。 背景・ねらい ...
要約 水稲は83%の市町村で栽培され、31%で振興されている。しかし、労働力で68%、収益性で47%が問題をもっている。野菜類は労働力で40%、収益性で35%が問題を持つが、生産見通しは各作目とも現状維持が40%~60%の...
要約 温暖地西部では、カルパー無粉衣潤土土中散播は6月播種に、また、無粉衣湛水土中散播は4~6月播種に適している。無粉衣潤土土中散播は細粒灰色低地土の水田に適している。苗立ち率は、粉衣種子に比べて低下...
要約 アメリカセンダングサの水稲収穫作業に対する障害は初期に発生する個体による。発芽直後の本草種は、ベンスルフロンメチルにより、根の伸長を抑制されるが枯殺されない。切断茎上でも種子の登熟は進み、発芽...
要約 水田畦畔において、茎葉刈り取り後の再伸長株にビスピリバック液剤を散布することにより、畦畔の草丈を2~3か月間抑制できる。この方法はハルガヤ、チガヤ、ノシバ等のイネ科多年生植物が優占する畦畔に活用...
要約 麦わら多量施用に起因する土壌代謝産物が生育初期水稲の窒素吸収量を低下させる。土壌微生物による有機化(窒素飢餓)は移植後17日目までに終了する。 背景・ねらい 稲麦二毛作田における最も簡便な資源の...
要約 「祭り晴」は、収量、品質の安定した良食味の早生品種である。耐倒伏性及び縞葉枯病抵抗性、耐いもち病などの耐病性を備えているので、「晴々」の食味改善品種として中山間部から平坦部対象に奨励品種に採用...