要約 土壌伝染性病害に対して安全で省力性に優れたイチゴのベンチ無仮植育苗法を開発した。培地素材にはおがくず・もみがら・ピートモス等が使用可能で、追肥として固形肥料を月1回ランナー伸長範囲に表層施用す...
要約 千葉県内の野菜農家へのアンケート調査結果によると、家畜ふん堆肥等の利用促進上の課題として、牛ふん系・豚ぷん系では、施用効果の明確化、施用による障害の原因除去、鶏ふん系では、価格設定や表示の明確...
要約 掛け流しによるイチゴ高設ベンチ栽培「岐阜県方式」は、除菌装置、リサイクル液処理槽及び循環原水タンクを新たに装備し、専用の時期別肥料とEC管理により、培養液閉鎖系システムとなり、環境に優しい養液...
有用微生物を担持させたビール粕炭造粒品によるイチゴ萎黄病の防除
要約 非病原性フザリウム菌(MFG6菌)をビール粕の炭化物とゼオライトの混合造粒物(ビール粕炭造粒品)に処理し、イチゴの育苗培土に使用すると、萎黄病の防除ができる。ビール粕炭造粒品の育苗培土への全量使用...
Fusarium oxysporum用の3系統9種の選択培地
要約 Fusarium oxysporum用のFo-G系培地、同菌野生型菌株用のFo-W系培地と硝酸塩代謝能欠損菌(nit)株用のFo-N系培地各々3種を開発した。これらの培地は、通常の土壌、土壌消毒後の土壌、野生型菌株と硝酸塩代謝能...
要約 長崎県型イチゴ高設栽培システムで使用する培養土は8作連続使用した培養土でも1作使用に比べ極端に収量が低下することはない。また、連続使用により交換性石灰及び交換性苦土、及び可給態リン酸の集積が見ら...
要約 長崎型イチゴ高設栽培システムを利用したメロンの隔離床栽培において二次ネット発生期以降の潅水量は、ネット完成後の早い時期から制限する必要はない。開花後45~50日から潅水量を晴天時で株あたり1L程度に...
要約 亜熱帯沖縄におけるイチゴ栽培には、早生性、浅休眠性、良日持ち性、良食味性を有する促成用品種「さちのか」が適する。本品種の効率的な苗生産方法として、一次ランナー苗を親株に用いる二段階採苗法が有効...
沖縄におけるイチゴの年内収穫と2作型組合せによる収量の平準化
要約 沖縄ではイチゴ「さちのか」の自然分化苗は年明けから収穫が始まる。20日間の短日夜冷処理を行うと12月上中旬から収穫が始まるが、収穫の中休みが生じる。短日夜冷苗と自然分化苗を同面積栽培すると収量の平...
要約 イチゴ「群馬2号」は高温期でも果実が硬く、5℃以下低温遭遇量450時間で保温を開始する半促成栽培に適する。「群馬3号」は大果で食味が良く、休眠が浅いため促成栽培に適する。 キーワード イチゴ、群馬2...
要約 高温期にみられるランナーの先端が変色、枯死する症状は、親株への多かん水により発生率は減少する。苗の葉柄中の硝酸態窒素濃度は、ランナー切断後4週目においても高い状態が続き、花芽分化は「女峰」より5...
要約 「さちのか」では、定植前に暗黒低温処理することで、11月から収穫が始まり、年内収量が増加する。暗黒低温処理温度を13℃→16℃、入庫10日目に日照処理し、出庫後2~3日間日陰で順化することで、頂花房の出蕾...
要約 簡易な隔離床を利用したトマトの低段密植栽培で、セル成型苗を直接定植することにより、育苗の省力化が図られ、開花も早まり、高糖度果実の生産及び環境にやさしい湛水太陽熱土壌消毒処理が可能となる。長崎...
イチゴ‘さちのか’の小型ポット育苗における花芽分化率向上のための低温暗黒処理法
要約 イチゴ‘さちのか’の小型ポット育苗における、低温暗黒処理での花芽分化率向上には、処理温度を17~19℃程度とし、8月30日から22日程度の処理とすることで、約80%の株が花芽分化し、開花株1株当たり120g程...
イチゴ炭疽病無病徴感染親株における菌の動態と雨よけによる苗立枯れの防除
要約 イチゴ炭疸病無病徴感染親株において、病原菌はランナー発生直前の4月中旬にはすべての部位に存在し、隣接株へ伝染する。本病の伝染期間である育苗期に雨よけを行い、薬剤防除と組み合わせると、苗の発病(...
イチゴ萎黄病に対するクロルピクリンテープ状製剤の低薬量処理法
要約 臭化メチル代替剤としてクロルピクリン剤のテープ状製剤(クロルピクリン55.0%)を畝内に処理する方法では、イチゴ萎黄病に対して防除効果は高く、しかも慣行の処理方法に比べ使用量も低減できる。また、...
要約 イチゴ萎黄病菌に汚染されたロックウール(粒状綿)の殺菌方法として、各種薫蒸剤、および45℃7日以上または40℃15日以上の温湯処理の殺菌効果が高い。 背景・ねらい イチゴでは高設ロックウール(粒状綿)栽...
要約 ‘アスカルビー’の果実は、成熟日数が比較的長いが、着色の速度が速く、これにともない果実硬度が低下しやすい。不完全着色果の収穫後の着色は良好である。高温期の収穫では8分着色果を追熟させると糖度・酸...
要約 畦畔植生の省力管理に利用可能な地被植物として、草高が低く、地被能力に優れる、シバザクラ類、ローマンカモミール、アークトテカなど24草種を選定した。 背景・ねらい 中山間の急傾斜地域では水田の基盤...