要約 タイ東北部における在来種育成牛の維持に要する飼料中粗蛋白質含量は6.1%以下、粗蛋白質摂取量は4.38 gCP/kgBW0.75である。この要求量は、欧米系の肉牛(NRCの維持蛋白質要求量:飼料中含量7.2%、摂取量5.67...
要約 産次が進み繁殖供用を終えた黒毛和種経産牛を放牧で仕上げることで、舎飼で肥育した場合や去勢牛と比べてα-リノレン酸や共役リノール酸を多く含む牛肉となる。また、食味は去勢肥育牛と比べてサーロインでは...
要約 交雑種肉用牛の雌に黒毛和種胚を移植し、分娩後に肥育する。通常肥育と比較して、ロース芯面積の減少、脂肪交雑の低下が見られるが、肥育期間の延長により枝肉重量は同等となる。経済的には一産取り肥育にメ...
畜産や耕種農業からの温暖化ガス等の環境負荷量を試算する支援ツール
要約 対象地域の家畜飼養頭数、輸入飼料量、自給飼料、耕種農業における作物別作付面積等のデータから、LCAを用いて環境負荷量を算出する。自給飼料、ふん尿処理方式、作物等の組合わせに対し、環境負荷量がどの...
パンゴラグラス品種「トランスバーラ」を用いた黒毛和種子牛育成
要約 黒毛和種子牛育成試験において、粗飼料として暖地型イネ科牧草パンゴラグラス品種「トランスバーラ」の乾草を給与した場合、乾物摂取量、増体および発育はチモシーの輸入乾草を給与した場合と同等である。 ...
要約 「安福165の9」息牛である「千穂」の現場後代検定を実施し、育種価を推定して遺伝的能力を評価した。「千穂」の枝肉重量は平均的であるが、脂肪交雑が良く、ロース芯面積も広いと考えられるため、種雄牛...
生ビートパルプ、スイートコーンパルプ、規格外ニンジンの飼料価値
要約
キーワード ブリザンタMG5、セルトレイ苗、成苗率 背景・ねらい 沖縄県は亜熱帯の気象条件を有するため、暖地型牧草の永年利用という独自の形態をとることができる。県内の畜産は農業産出額の約4割を占め、畜産の...
要約 電気牧柵を利用した飼料イネのストリップグレージングにより、10aあたり繁殖牛100頭日以上の高い牧養力が確保され、飼料イネの収穫利用コストは稲発酵粗飼料の5分の1に削減される。 キーワード 飼料イネ、繁...
要約 稲発酵粗飼料(イネWCS)を収穫圃場周囲で冬季に、電気牧柵を利用して牛の採食行動を制限して給与することにより、残飼は10%程度に抑えられ、イネWCSを牛舎へ運搬給与する場合と比べて経費は約50%削減さ...
要約 熱帯牧草ブリザンタ(MG5)は奨励品種(沖縄県)であるローズグラス(カタンボラ)に比べ粗蛋白質およびOa+OCC含量が高く、Ob含量は低く、TDN、DCPとも高い。乾物収量も4.4t/10aとローズグラス(2.7t/10a)より多収...
要約 植物性の食品製造残さを原料とし、高温乾燥処理により食品残さ飼料を調製する。この飼料を用いて7ヶ月齢から26ヶ月齢まで交雑種肉用牛を肥育する場合、濃厚飼料として100%給与することが十分可能である。 ...
要約 タイにおけるブラーマン種成去勢牛の維持に要する代謝エネルギー要求量は457 kJ/kgBW0.75であり,代謝エネルギーの生産時における蓄積利用効率は57.4%である。これは,日本飼養標準における黒毛...
要約 稲発酵粗飼料を黒毛和種繁殖雌牛の基本飼料として10kg通年給与し、3年間長期飼養した結果、各繁殖ステージにおける健康状態、繁殖性および子牛の発育に問題はなく、1年1産が達成される。 キーワード 稲発...
北上山地高標高公共草地における日本短角種親子牛群の放牧期間の日増体量
要約 北上山地高標高公共草地における日本短角種親子牛群の放牧期間の日増体量は、去勢雄子牛が1.1kg、雌子牛が1.1kgおよび雌1才牛が0.7kgと、日本飼養標準と同等か、もしくはそれより高く、子牛の日増体量の季節...
手持ちの機械を活用した予乾体系によるミニロール稲発酵粗飼料の生産コスト
要約 小規模な稲作経営と畜産経営の既存の機械を収穫調製に利用することで、少頭数飼養に適したミニロール稲発酵粗飼料を乾物1kg当たり64円のコストで生産でき、助成金により採算を取りながら地域資源の有効活用...
要約 候補種雄牛の体細胞クローン牛は発育成績が正常で、その枝肉成績は脂肪交雑で育種価評価と同等の成績が得られ、産肉能力検定材料牛として有望である。 キーワード 繁殖、牛、体細胞クローン,産肉能力検定,...
放牧が黒毛和種経産牛における腰最長筋の脂肪酸組成および共役リノール酸含量に及ぼす影響
要約 産次が進み繁殖供用を終えた黒毛和種経産牛を放牧で仕上げると、舎飼で肥育した場合や去勢牛と比べて、腰最長筋においてα-リノレン酸や共役リノール酸を多く含み、n-6系脂肪酸を過剰に含まない牛肉となる。 ...
黒毛和種親子放牧条件下の排卵同期化による分娩後繁殖機能回復の早期化
要約 親子放牧条件下において、分娩後20日目から腟内留置型プロジェステロン放出製剤(CIDR)を併用する排卵同期化処置(CIDRsynch)を行うことにより、卵巣機能が回復し、分娩後30日目に定時人工授精(TAI)を行うこと...
要約 肉用牛経営計画モデルを用いて放牧導入の効果を試算し、繁殖経営の改善には人工哺育技術等との併用が重要であること、飼料自給率の向上には放牧導入とともに農地の利用集積が必要であること等の結果を得た。...