年明けどりに向く根こぶ病抵抗性ハクサイF1品種「CR寒次郎」
要約 マーカー選抜により2つの根こぶ病抵抗性遺伝子を付与された両親をもつF1品種「CR寒次郎」は、根こぶ病菌病原型グループ1、2、4に抵抗性を有する。「CR寒次郎」は年明けどりの作型に適し、栽培適...
遺伝子組換え作物の生物多様性影響評価に必要なツルマメおよびナタネ類の生物情報集
要約 遺伝子組換え(GM)ダイズや GM セイヨウアブラナの生物多様性影響評価に必要な近縁種(ツルマメやナタネ類)の植物学的情報、生育特性、生態特性、繁殖生物学、遺伝子浸透、雑種後代の特性等を集約した生物...
要約 カドミウムの高集積植物であるアブラナ科植物「ハクサンハタザオ」をカドミウム含有土壌地で栽培し、土壌中のカドミウムを植物体中に高濃度で吸収することにより、汚染土壌を効率的に浄化する。 キーワー...
要約 埼玉県在来のらぼう菜3種(比企、都幾川、野口種苗)における栄養成分は茎に比べて葉に多く、糖含量は葉に比べて茎に多い。ゆで後の成分の損失は葉に比べ茎が少なく、食味評価では、比企と野口種苗が甘み・...
高香気性の根こぶ病抵抗性ヒロシマナ新品種候補「CR広島2号(仮称)」
要約 「CR広島2号」は、根こぶ病抵抗性を有する従来品種「CR広島1号」と産地の在来系統との交雑育種により育成した根こぶ病抵抗性品種で、「CR広島1号」と比べて約2倍の香気成分量を有する。 キーワード アブ...
要約 三池高菜を磨砕し、植物から分離した植物性乳酸菌で乳酸発酵すると、アンギオテンシン I 変換酵素(ACE)活性阻害能およびγ-アミノ酪酸(GABA)含有量が高い乳酸発酵物が得られる。乳酸発酵物の機能性は加熱...
要約 多様なグルコシノレート(GSL)類を含むクレソンおよび野沢菜について、GSLの逆相HPLCプロファイルを作成した。塩蔵中のクレソン並びに野沢菜漬けのGSL量は漸次減少するが、全GSL量に占めるインドールGSL...
要約 アレロパシー活性をプラントボックス法で検定するとソバ属植物に強い阻害作用がある。ソバには,他感物質として没食子酸,ファゴミン,および数種のピペリジンアルカロイドが含まれている。雑草が発生する前...
要約 シロイヌナズナ由来の転写因子遺伝子(DREB1A )をコマツナに導入することで、凍結、乾燥、塩ストレス耐性をもつ植物を作出することができる。この形質転換系統を利用して、交雑により遺伝子組換えが困難な...
要約 粉砕籾殻とピートモスを容積比6:4で混合し、1リットル当たりの施肥窒素量を400mgとした培地の利用により慣行培地と同等の野菜苗を安定的に生産できる。この培地は慣行培地と比べ重量が33~63%と軽く、価格は...
要約 キスジノミハムシ成虫及び幼虫の温湯処理による致死温度は、50℃30秒である。したがって、熱水土壌消毒によりハウス栽培のコマツナやチンゲンサイ等のアブラナ科野菜においてキスジノミハムシによる被害を軽...
枠試験での食菌性トビムシによるアブラナ科野菜の苗立枯れ症抑制効果
要約 苗立枯れ症の原因となる糸状菌Rhizoctonia solani を混和した枠土壌に、食菌性トビムシの一種Folsomia hidakana を導入することにより、ハクサイ、キャベツの苗立枯れ症を抑制することができる。 背景・ねら...
要約 神奈川県特産の浅漬け用ツケナを育成するため、「大山菜」と「晩生平茎大葉高菜」の交雑後代からカラシナ新品種「さがみグリーン」を育成した。「さがみグリーン」は従来のカラシナに比べて葉肉質がきわめて...
要約 中島菜は、血圧降下物質であるアンジオテンシンⅠ変換酵素阻害物質(水溶性ペプチド)を含んでおり、中島菜に加工処理を行ってもその効果は、保持され、保存には冷蔵が適している。 キーワード 中島菜、アン...
要約 ホウレンソウや小松菜をはじめとする軟弱葉菜を対象とした収穫機を開発した。固定式の根切り刃で地中の根を切断し、ゴムスポンジを貼り付けたベルトで葉茎部を挟み、機上に引き上げコンテナに収納する。走行...
要約 ツケナ類の寒冷地型養液栽培には、ちょうほう菜とみそめちぢみ菜の適応性が高い。栽植密度はパネル当たり100株で、培養液濃度150mS/mで15分給液30分休止の管理で、定植後21~26日で収穫が可能となり、パネル...
要約 神奈川県伊勢原市特産のカラシナの在来種「大山菜」と「清国青菜」の交雑後代からカラシナ新品種「大山そだち」を育成した。「大山そだち」は辛味が激であり、「大山菜」より葉肉質が軟らかく、耐寒性が強く...