要約 サヤインゲン品種‘黒種衣笠’を種子親、‘ハイブシ’を花粉親として得られる雑種を栽培すると着莢が極めて不良となるが、逆交配のF1は正常に着莢し花粉稔性も高い。この不稔は&lsquo...
高温処理による生理的花粉不稔を利用したサヤインゲン簡易交配法
要約 サヤインゲンに高温ストレスをかけると花粉不稔が生じる。この性質を利用して種子親に高温処理して開花当日に正常花粉を授粉する簡易な交配法により、高い交配成功率でF1雑種種子が得られる。 キーワード ...
サトウキビにおけるスクロースリン酸シンターゼ(SPS)遺伝子の識別法
要約 サトウキビの光合成および糖蓄積に関与している酵素スクロースリン酸シンターゼ(SPS)の遺伝子は、トウモロコシのSPS遺伝子の一部を用いたサザンブロット法により識別できる。 背景・ねらい スクロースリン酸...
要約 ランダムプライマ-IBRC-RP07を用いたRAPD分析により、雄及び両性特異的に増幅される450bpの長さの多型(性識別マーカー)を得た。SCARマーカーへの変換及びサザンハイブリダイゼーションの結果、性識別マー...
要約 K式簡易ハウスは上部及び側面からの加重に対する剛性は高いが、妻面からの加重には弱い。このため、ハウス周囲に防風垣や植被層を設置するか妻面をワイヤー等で補強することにより大型台風にも耐えることが...
要約 耕うん・作溝と同時に溝の底部にサトウキビ側枝苗を植付ける移植機。作業速度を約1.4km/hとすると、作業能率は約9.5a/hとなる。沖縄県農業試験場・経営機械部・農業機械研究室 背景・ねらい サトウキビ生産...
要約 ガラス繊維ろ紙埋設法によるジャーガル圃場条件下のクロタラリア属緑肥の分解では、緑肥の種類によらず炭素の分解は埋設後約1年でおよそ80%が分解する。一方、窒素の分解は種間で差があり、クロタラリア・ブ...
要約 島尻マージ地域のサトウキビ栽培圃場内における自由面地下水の水位上昇高から雨水の浸透水量を推定することができ、サトウキビ栽培期間に下層へ浸透する硝酸態窒素の量を推定することが可能である。沖縄県農...
視覚刺激を付加したアリモドキゾウムシ合成牲フェロモン剤(BB剤)の再発
要約 雄成虫はフェロモンに誘引され、視覚で交尾相手を認識しすることが示された。そこで視覚刺激を考慮した剤に性フェロモン剤と殺虫剤を含侵させた剤(BB剤)を作成し、検討した結果、効果や散布の容易さで従来...
Lasiodiplodia theobromae(Patouillard)Griffon & Maublancによるマンゴー軸腐病(新称)
要約 マンゴー果実で、果梗部周辺が褐色、水浸状に腐敗する症状が発生し、その原因の解明を行った結果、Lasiodiplodia theobromae(Patouillard)Griffon & Maublancによるものであることが明らかとなり、マン...
スイカ灰白色斑紋ウイルス(WSMoV)によるツルナ黄化えそ病(新称)
要約 ツルナに黄化、えそ斑点症状を呈するウイルス様の病害の病原ウイルスはスイカ灰白色斑紋ウイルスと同定されたので、本病をツルナ黄化えそ病と命名する。沖縄県農業試験場・病虫部・病理研究室 背景・ねらい ...
要約 サヤインゲン品種「黒種衣笠」を種子親、「ハイブシ」を花粉親として得られる雑種を栽培すると着莢が極めて不良となるが、逆交配のF1は正常に着莢し花粉稔性も高い。この不稔は「黒種衣笠」の細胞質雄性不稔...
高温処理による生理的花粉不稔を利用したサヤインゲン簡易交配法
要約 サヤインゲンに高温ストレスをかけると花粉不稔が生じる。この性質を利用して種子親に高温処理して開花当日に正常花粉を授粉する簡易な交配法により、高い交配成功率でF1雑種種子が得られる。 背景・ねらい ...
要約 ユーチャリスの切り花栽培に適した遮光方法は、黒1mm防風ネットによる周年遮光であり、収量の増加、品質の向上が図れる。沖縄県農業試験場・園芸支場・花卉研究室 背景・ねらい 本県でのユーチャリス栽培は...
要約 マンゴーの果実内糖度分布は、果梗部が高く、赤道部で低く、果頂部でその中間程度であるため、果実糖度を測定するには、種子を中心に3枚に切り、両面の果頂部を測定することで、効率的に果実全体の糖度を推...
生食用パインアップル新品種の除えい芽による増収と高品質果実生産
要約 パインアップルの生食用品種である「ソフトタッチ」と「ハニーブライト」は、えい芽を3本だけ残して除去することにより、小果が大きい商品性の高い大果と、植付に適した種苗が生産できる。沖縄県農業試験場...
要約 マンゴーは、灌水制限による乾燥処理では、低糖度で減酸不良の果実が生産されるが、収穫前の適度な灌水により、果実品質が向上する。沖縄県農業試験場・名護支場・熱帯果樹研究室 背景・ねらい マンゴーの果...
要約 ビレット式プランタで用いるさい断(二節)苗の発芽率は、刈り置き3日以上で大きく低下するが、全茎式プランタで用いる全茎苗では1週間程度の刈り置きでも大きな低下はなく維持することができる。そのため、...
要約 サトウキビ側枝苗栽培(NiF8春・夏植え、Ni9夏植え)の雑草防除は、活着後に除草剤DCMU50g/10aを土壌処理することで、除草効果が高く、薬害による生育阻害はほとんどみられなかった。沖縄県農業試験場八重山...
早期高糖性で黒穂病抵抗性をもつサトウキビ新品種候補系統「RK90-0039」
要約 サトウキビ「RK90-0039」は早期高糖性で品質に優れ,収量,糖量とも新植で安定して高く,黒穂病に対して強抵抗性であるため,黒穂病多発地域や低糖度地域に普及することで,品質向上及び収量の安定確保が図れる。...