リンゴ搾りかすを用いた土壌還元消毒は良好な還元状態が長期間持続する
要約 土壌還元消毒において、フスマや米糠の代わりにリンゴ搾りかすを生重で500kg/a投入することで、酸化還元電位の低い状態が3週間程度持続し、土壌中のフザリウム属菌の菌密度を低減させることができる。トマ...
肥効調節型肥料を用いた砂丘畑ネギ全量基肥栽培の溶脱窒素低減効果
要約 砂丘畑におけるネギ栽培に肥効調節型肥料を利用し、施肥窒素量を約2割減肥した全量基肥栽培は、肥効調節型肥料を基肥に用いた現地慣行の基肥追肥栽培とほぼ同等の収量が得られ、施肥窒素の溶脱量を約3割低...
要約 ツマグロアオカスミカメの幼虫は展葉直後から新梢先端付近の柔らかい幼葉や幼花穂を吸汁加害する。加害部位は葉では生育に伴って大小の穴があき、幼花穂では花蕾が消滅する。展葉直後にフルバリネート水和剤...
ブドウ「スチューベン」の円筒形密着果房を生産するための果房整形法
要約 ブドウ「スチュ-ベン」果粒の小豆粒大時に果房の先端を1cm切除し、果房長を12~13cmにする。さらに果房上部の幅を6cm程度に切りつめる。この果房整形により商品性の高い300g程度の円筒形密着果房が簡易...
要約 リンゴのせん定枝を堆肥化する際、チップの粒度が細かいと腐熟が遅れるが、粒度にかかわらず、鶏ふん等の腐熟促進剤を加え3回程度切り返しを行うことにより、約半年で、腐熟化した堆肥を生産できる。 キー...
リンゴ「ふじ」に対するキノキサリン系・MEP水和剤の摘葉効果
要約 キノキサリン系・MEP水和剤(商品名:「ジョンカラープロ」)は、「ふじ」に対して摘葉効果が高い。希釈倍数を500倍とし、散布量は400~500リットルを目安とする。葉摘み時間は、着果枝果台部の落葉率が45~...
要約 小麦種子の収穫時の子実水分と出芽率の関係には品種間差がみられる。「ネバリゴシ」及び「ゆきちから」は、子実水分の減少に伴う出芽率の上昇が「キタカミコムギ」より低く推移し、子実水分35~25%の間では...
要約 常に草の生えている場所に移動する鶏舎による地鶏飼育は、鶏の闘争及びつつき行動を減少させ、発育を改善し、放牧地内のリン等の土壌成分を高めるのに有効である。 背景・ねらい 鶏肉生産は地鶏肉の需要が高...
要約 卵黄重に対する7世代の選抜によって、卵重64.1g、卵黄重19.2g、卵黄重に対する卵重比(卵黄割合)29.9%の白色レグホーン種を造成した。造成鶏種は市販採卵銘柄に比べ、卵重は同等であるが、卵黄重は約2g...
要約 インスリン投与前後の血糖減少率が乾乳期で45%以下、泌乳初期で30%以下となると周産期病を発症する可能性が高い。また、周産期病を発症した個体は、乾乳直後の検査においてインスリン感受性が低下する。 ...
要約 調製条件と官能評価結果からイネホールクロップサイレージの品質を簡易に評価できる。また、近赤外分析法において、飼料成分や栄養価を実用的な精度で推定できる。 背景・ねらい 転作田を活用した飼料自給率...
背景・ねらい 産卵のため沿岸回帰してきたブナザケを原料に、塩干品を製造すると身やせして、硬く透明な、プラスチックのような製品になり、食感も劣ることから、ブナザケを原料とした塩干品の品質向上が望まれて...
背景・ねらい サクラマスは本県における主要な漁獲対象魚種だが、これまで栄養成分について、系統的に調査をした報告はほとんどない。そこで、本県沿岸域での主漁期となる2月から5月にかけて、サクラマス普通肉成...
背景・ねらい 陸奥湾は、閉鎖性が強く海水交換が行われにくい海域であるが、ホタテガイ養殖漁業を中心とした漁場利用が高度にすすんでいることから、漁場環境保全をはかり、またホタテガイの成育環境を維持するた...
三陸北部海域のスルメイカの分布様式と計量魚探による資源量推定
背景・ねらい
牛乳房炎由来黄色ブドウ球菌の疫学マーカーとしてのコアグラーゼ遺伝子型別の有用性
要約 牛乳房炎由来黄色ブドウ球菌のコアグラーゼ遺伝子型別を実施した。PCR-RFLP法によるコアグラーゼ遺伝子型別法は、迅速且つ簡便で実用性が高い方法であり、調査地域に優勢な遺伝子型の存在が確認されるととも...
要約 バラの養液栽培で使用されるロックウールの代替資材として、使用後の利用性及び廃棄効率に優れるもみ殻くん炭及びフェノール発泡樹脂の培地適性を検討した。両資材はロックウールと同等以上の生産性を有し、...
エラータム系デルフィニウムF1品種の春播き夏出し1回切り栽培における栽植限界
要約 エラータム系デルフィニウムF1品種の春播き夏出し1回切り栽培において、単位面積当たりの採花本数が多く、商品性のある切り花が多く生産できる栽植距離の限界は株間12cm、条間12cmである。 キーワード デ...
要約 適期に収穫・乾燥したニンニクに対する38℃加温処理は萌芽・発根を抑制し、未調製のニンニクではこの抑制効果が高い。処理期間は2週間、処理開始時期はりん片長に対する新芽の長さの割合が0.6程度の時が適す...
要約 電気伝導度値から堆厩肥の肥料成分の推定が可能であり、牛ふん堆厩肥の窒素及びカリ成分の推定精度は高い。また、土壌水分計による測定値及び電気伝導度から堆厩肥の乾物率の推定も可能である。 背景・ねら...