サイドスキャンソナーを用いた中層トロールのサンマに対する採集効率の推定
要約 サンマ資源量の推定において、調査漁具である中層トロールの採集効率の推定精度を高めることが重要である。2005・2006年10月に岩手県沖のサンマ漁場において、サイドスキャンソナーを用いた音響調査と中層ト...
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメによる斑点米は水田内で集中分布する。斑点米率が0.1%の圃場で穂または株を採る場合、相対精度0.25のもとで408穂または50株必要である。相対精度0.3~0.4でよければ、作業時間...
77年間に及ぶ寒冷地水稲の無りん酸栽培、無カリ栽培の生育と収量経過
要約 寒冷地の灰色低地土で堆肥を施用しない水稲無りん酸栽培では開始5年目頃までは減収せず、開始30年目頃では穂数の減少と出穂遅延で1割減収し、開始70年目頃ではさらに2割減収する。なお、無カリ栽培では大...
良質で耐冷性が強い低アミロース米水稲新品種「ねばりゆき」の育成
要約 水稲「ねばりゆき」は、青森県で熟期が“中生の中”の低アミロース米品種である。耐冷性が強く、一般的な粳品種に比べ、粘りが極めて強く、軟らかいため、混米用や調理飯、加工米飯等に利用できることから、青...
要約 水稲「うしゆたか」は、青森県で熟期が“中生の早”の粳種である。耐倒伏性が強く直播適性があり、黄熟期の全重収量が高く稲発酵粗飼料としての特性も優れていることから、青森県の飼料作物奨励品種に指定され...
春出し花壇苗に対する早朝降温処理は、暖房燃料削減と矮化の効果がある
要約 1月播種の春出し花壇苗を加温栽培する場合、生育期の早朝に暖房温度を一時的に低下させる早朝降温処理は、暖房燃料の使用量を約3割削減し、ナデシコ、クリサンセマム、ビオラ、パンジーの花壇苗を矮化させ...
要約 こうあ部に裂果を生じた果実が樹上凍結すると、収穫後の早い時点で果肉褐変が発生しやすいため、生食用として流通させないようにする。また、こうあ部に裂果がみられない果実でも、生食用としての流通は年内...
リンゴ樹の季節現象から推定するトビハマキ越冬幼虫のまゆ脱出時期
要約 トビハマキ越冬幼虫のまゆ脱出時期は、リンゴ樹の季節現象の早晩とほぼ同調し、「ふじ」の展葉期から始まり、開花期までに終了する。リンゴの1回目の薬剤散布時期である「展葉1週間後頃」におけるリンゴコ...
リンゴ「ふじ」輸出の際に問題となる果肉褐変の消石灰による抑制
要約 リンゴ「ふじ」の輸出に発泡スチロールボックスを用いる場合、10kgボックス当たり消石灰を50g入れることにより、炭酸ガスによる果肉褐変障害を抑制できる。 キーワード リンゴ輸出、発泡スチロールボックス...
地中熱利用ヒートポンプシステムによる冬期ハウス暖房のCO2排出量削減
要約 地中熱利用ヒートポンプシステムによる暖房で、冬期間(外気温-10 ~ 5 ℃)のパイプハウス内の気温を10~20℃に保つことができる。20℃で管理した場合、灯油温風暖房と比較するとCO2排出量は30%程度削減され...
要約 イチゴの夏秋どり栽培には「なつあかり」の越年苗を利用した春定植が有利である。5月から11月までの商品果収量は株当たり600~700gで、越年苗の採苗時期は8月下旬から9月中旬が適する。 キーワード イチ...
積雪寒冷地における不耕起V溝直播機の無代かき条件での水稲播種性能
要約 積雪寒冷地における不耕起V溝直播機の水稲播種性能は、事前の代かきや鎮圧作業を省略しても、慣行の水稲直播機と同等以上である。 キーワード 不耕起V溝直播機、水稲乾田直播、播種性能 背景・ねらい 温暖...
要約 「青系紫糯154号」は、“中生の早”で耐冷性が“強”の紫黒糯米で、玄米はアントシアン系の濃い紫色を呈し、赤飯などの各種調理飯や赤餅等の加工食品等に利用できることから、青森県の認定品種に指定された。 キ...
要約 「青系紫153号」は、“中生の早”で耐冷性が“強”の紫黒粳米で、玄米はアントシアン系の濃い紫色を呈し、赤飯などのほか玄米パンや菓子類、酒類などの加工食品等に利用できることから、青森県の認定品種に指定...
要約 エラータム系デルフィニウムを遮光率90%以上の強遮光条件で育苗した場合、定植までの早期抽苔を防止し、秋出し栽培に利用できる。 キーワード デルフィニウム、育苗、遮光、早期抽苔、秋出し栽培 背景・ねら...
ウメ及びアンズの葉と果実に発生する赤褐色斑点は灰星病の一症状である
要約 青森県において、ウメ及びアンズで落花10 日後頃から葉、果実に針頭大~ 1.5mmの赤褐色斑点が発生している。病斑部からの分離菌はMonilinia fructicola であり、接種試験により症状は再現される。したがって...
リンゴの果皮アントシアニン蓄積に関するQTL マッピングと受光環境の影響
要約 リンゴ系統の果皮アントシアニン蓄積能力は、基本的な果皮色(赤/黄)を決定するRf 遺伝子座と、複数のマイナーなQTL によって決定される。受光環境によっては、特定のマイナーQTL寄与率が増大し、Rf 遺伝...
要約 リンゴ品種の果皮アントシアニン含量は、赤色の品種間で5倍程度の差が認められる。黄・緑色品種は、無袋栽培ではアントシアニンをほとんど蓄積しないが、有袋栽培するとアントシアニン含量が増加し、赤色品...
要約 青森県の民間育成品種「トキ」は外観、食味、食感が良好な黄色品種で、早生種の「きおう」と黄色の晩生種をつなぐ中生種として、優れた特性を持つ。 キーワード リンゴ、「トキ」、黄色品種、中生種 背景・...
要約 リンゴ苗木の根頭がんしゅ病は、苗木の養成時又は定植時に根部をアグロバクテリウム・ラジオバクター剤の20倍希釈液に1時間浸漬処理して植え付けることで予防できる。 キーワード アグロバクテリウム・ラジ...