ソーラーポンプを利用した施設栽培用日射量対応型極微量灌水施肥装置
要約 ソーラーポンプを使って貯水タンクへ揚水し、タンク内の上・下限水位センサーに連動して加圧送水ポンプの稼働・停止を制御して、極微量灌水配管系への給液を行えば、日射量に応じた点滴灌水施肥が可能となり...
中山間地に適する建設足場資材を利用した低コスト・高強度な園芸ハウス
要約 建設足場資材利用園芸ハウスは、改良スパイラル基礎杭を利用することで水平方向の力に対する変位を低減できる。間口5.4m片屋根型単棟で奥行きが30mを超えると、1平方メートル当たりの骨組み資材費が4,000円...
トマト栽培管理の作業姿勢改善に有効な低段密植栽培のベッド高さ
要約 トマトの低段密植栽培で高さ0.4m程度の低いベッド仕様は、腰掛け台車を活用して定植や1段果房までの芽かきを行うことで、作業能率・姿勢の改善を図れるとともに、収穫および2段目以降の管理作業は負担の少な...
晩播栽培において多収で淡色味噌に好適なだいず新品種候補系統「あきまろ(旧系統名 四国3号)」
要約 だいず「あきまろ」は「フクユタカ」並みの成熟期で、生態型が秋大豆型で晩播栽培において多収で子実の外観品質が優れ、淡色系味噌加工適性を有する系統である。中国四国地域で発生するダイズモザイクウイル...
青立ちが少なく豆腐加工に適しただいず新品種候補系統「はつさやか(旧系統名 四国1号)」
要約 だいず「はつさやか」は「サチユタカ」より早生で、6月播では青立ちの発生が少なく、大豆-麦2毛作体系に適する。外観品質は良好で、蛋白質含有率が高く豆腐加工に適するほか、味噌、煮豆、納豆の加工にも適...
要約 刈り取り部と切り花収容部およびフラワーネット回収装置を備えた小ギクの一斉収穫機である。切り花に損傷を与えることなく刈り取りでき、慣行の収穫布を用いて切り花を結束できる。搬出台車との組み合わせに...
閉鎖循環飼育システムに用いる硝化機能活性化生物ろ過装置の開発
要約 閉鎖循環飼育を産業的に普及させるためのシステム開発の一環として、高効率のアンモニア除去とメンテナンスフリーを実現した間歇濾過方式の新規生物濾過装置を開発した。同一ろ材を用いた硝化能力試験では従...
要約 築堤式大型池に甲幅5mmのガザミ(以下サイズは甲幅)50万尾を収容して25日間中間育成し、30mmサイズの種苗9.8万尾(生残率19.8%)の取上げと放流に成功した。 背景・ねらい 本県では重要な漁獲対象種として...
フラバノンは核内受容体PPARγを活性化し、脂肪細胞分化を促進する
要約 フラバノン型ポリフェノールの基本骨格を持つフラバノンは、脂肪細胞の分化および糖・脂質恒常性の維持に重要な核内受容体PPARγの活性化因子として機能し、脂肪細胞分化を促進する。また、グルコースの取り...
要約 シコクビエの湛水栽培では、畑栽培よりも稈長や分げつ数が小さくなるが、倒伏や穂いもちの発生が少なく、子実重の年次変動が小さい。また、栽植密度や窒素施肥量を増やすことにより、子実重を増加させること...
要約 中山間地域等における小規模で高齢者の多い直売所では、生産者等への幅広い広報や消費者へのPR活動や、直売所間の交流による関係者の意識変化を通した持続的運営体制づくりに対して、公的機関が事務局機能を...
マルドリ方式のカンキツ経営への普及段階における技術導入の成否要因
要約 和歌山県有田地域においてマルドリ方式を導入した10経営では、高品質果実の生産量が多く安定しているものと、低いものがそれぞれ半数認められる。両者を比較した結果、後者ではマルドリ方式に適さない園地が...
農業生産法人の広域連携による少量多品目野菜の集出荷ビジネスモデル
要約 農業生産法人の広域連携による野菜の集出荷ビジネスモデルは、少量多品目生産と宅配便を利用した流通による集出荷拠点の分散化、消化仕入れ方式による販売店側の負担軽減、手数料方式による会計処理の簡素化...
シソ青枯病の二次伝染を防止する収穫機の刈刃殺菌のための効率的加熱手法
要約 加工用赤シソの収穫で問題となっている収穫機刈刃を媒体とした青枯病の二次伝染を防止するために開発した、刈刃押さえ板に電熱ヒータを組み込む加熱方式は、殺菌効果が得られる90℃以上に効率的に加熱でき、...
夏季の花壇苗生産における気化冷却を活用した培地昇温抑制による生育改善
要約 固化培地を用いることでポリポットによる被覆を行わず、培地に向けて送風することで培地水分の蒸発が促進され、気化冷却効果により培地の高温化を抑制できる。この方法によりパンジーおよびミニシクラメンで...
イチゴの密植栽培に対応した吊り下げ式高設栽培用ベッド間隔調節装置
要約 吊り下げ式高設栽培において、通路入口のスイッチで複数のベッドを動かして所定の通路幅に自動的に広げられるベッド間調節装置である。栽植密度を慣行の1.5倍にしても株当たり収量は低下せず、駆動部関係部...
炊飯後に褐変しにくく、食味に優れる二条裸麦新品種「キラリモチ」
要約 裸麦新品種「キラリモチ」はプロアントシアニジンフリー(ant28)の特性を有し、炊飯後に褐変しにくい。もち性であるため食味に優れ、通常の系統に比べてβ-グルカン含量が高い。オオムギ縞萎縮病、うど...
大麦HINb-2の欠失を判別するDNAマーカーで穀粒硬度が高い系統を選抜できる
要約 オオムギ種子タンパク質の1つであるホルドインドリンB2(HINb-2)が欠失した系統は穀粒硬度が高い。この変異を判別するPCR-RFLPマーカーにより育種の初期段階で穀粒硬度が高い系統を判別し、選抜できる。 キー...
サトウキビは窒素多施用条件で栽培しても硝酸態窒素が蓄積されにくい
要約 サトウキビを窒素多施用条件で栽培すると、多くの窒素を蓄積する系統があるが、飼料作物の安全性の観点から設定された許容限界値(0.2%)を越える硝酸態窒素が蓄積する品種・系統はない。 キーワード サト...
群体を形成する珪藻タラシオシーラ ディポロシクルスの簡易で正確な細胞数の計数方法の開発
背景・ねらい
海水中の栄養塩(窒素、リン等)の不足により、本来黒色であるノリの色が茶色や薄茶色に変色する現象、いわゆる「ノリ色落ち現象」が、近年瀬戸内海で頻発し、ノリ養殖業上の大きな問題となっ...