要約 積雪地帯において冬どり作型に適するキャベツ品種は、積雪下での障害に対する強さやおいしさなどの観点から評価すると、12月~1月中旬収穫で「楽園」、1月中旬~2月中旬収穫で「冬王」、2中旬~3月消雪...
要約 四季成り性品種を用いたイチゴの春定植・夏秋どり栽培において、4~5花房を着果させた後、8月中旬まで発生する花房を摘除することによって、放任に比べ9月中の収量を増収できる。 キーワード イチゴ、四季成...
要約 400kgの無洗米粕から乳酸菌発酵によりγ-アミノ酪酸(GABA)濃度約1%のGABA液約2700リットルとGABA濃度約1.3%のGABAパウダー約100kgが製造できる。 キーワード 無洗米粕、γーアミノ酪酸(GABA)、乳酸菌発酵 ...
要約 水稲収穫作業時のこぼれ籾から発生する漏生苗の防除は、代かきの間隔をあけ2回行い、2回目の代かき終了直後にプレチラクロール乳剤を散布すると効果が高い。 キーワード こぼれ籾、2回代かき、プレチラク...
要約 ジクロシメット顆粒水和剤1,500倍液(登録上の希釈倍率は200倍)で育苗期の防除を行うイネいもち病減農薬防除体系は、慣行防除体系と比較し、玄米における農薬残留が少ない。 キーワード ジクロシメット顆粒...
要約 苗の葉いもちに対して効果の高いジクロシメット顆粒水和剤1,500倍液のかん注による育苗期防除(伝染源の排除)と本田における葉いもち防除を1回行うことにより、穂いもち防除が削減できる。 キーワード イ...
要約 水稲「淡雪こまち」は、秋田県で育成した早生の低アミロース米品種である。本品種は、 登熟気温が低い中山間地では粘りがやや弱くなるものの良食味である。秋田県において、中山間 地向け地域特産的品種と...
水田に施用された有機質資材による水質負荷と流域水質への影響評価
要約 有機質資材を施用する水稲栽培では、資材施用に起因する水質汚濁負荷があり、米ぬかなどを主成分とする資材では、施用量の1~4%程度が系外に流亡する。八郎湖水質シミュレーションによる試算では、有機質...
ホウキギの重要害虫であるツツミノガ類幼虫の発生推移とBT水和剤の効果
要約 地域特産作物であるホウキギ(とんぶり)の栽培において、ツツミノガ類幼虫は重要な害虫である。発生は8月上旬頃から認められ、収穫前の9月下旬に最大量となる。BT水和剤1,000倍液の散布は、ツツミノガ類幼...
要約 本農業集落診断システムは、簡単なパソコン操作で、レーダーチャートによる農業集落の総合診断、回帰分析による動向予測、集落マップの作成を行う。診断結果は集落営農組織の設立に向けた協議の参考資料とし...
要約 トルコギキョウでは一重咲きと外側の花弁全体ががく化した奇形八重咲との交雑により、確実に八重咲を育成できる。 キーワード トルコギキョウ、八重咲、遺伝、表現型、F1、育種 背景・ねらい トルコギキョウ...
要約 2003年、秋田県で退緑・黄斑症状の小ギクからキククロロティックモットルウイロイドを国内初確認した。本ウイロイド単独感染キクは多くの場合症状を示さないようであるが、2割程度のキクに感染しており、感...
要約 産業用無人ヘリコプター(以下無人ヘリ)を利用し、粒径1~2mmの乾燥した粉炭を散布することにより消雪が5日~10日早まる。10a当たりの散布時間は約4分で、資材の使用量は手散布の約25%と大幅に削減でき...
秋田県における「安芸クィーン」の被覆施設利用による有核安定栽培
要約 ブドウ大粒品種「安芸クィーン」は雨よけ被覆栽培することにより着粒が安定し、満開期の新梢長20~60cmで果房が大きく揃いやすい。また、施設内の着房密度は10果房/3.3平方メートル、着粒数は25粒前後に調...
要約 アマニを粉砕し、肥育豚の配合飼料へ5%の割合で添加。と畜前2ないし3週間の給与で、豚肉中の脂肪酸組成におけるα-リノレン酸の割合が約3~4倍に増加する。またn-6/n-3比は推奨値4以下で、望ましい脂...
要約 ダイズ子実のカドミウム吸収抑制は、アルカリ資材を播種前と栽培期間中の2回施用することで、播種前あるいは中間に1回のみ施用するよりも効果が大きく、ダイズ子実カドミウム濃度は無施用の場合よりも最大65...
ファイトレメディエーションにおけるカドミウムの動態と土壌酸性化の影響
要約 生理的酸性肥料を用いてソルガムによる土壌修復を3年間行なうと、作土の塩酸可溶性カドミウム(Cd)と無機物結合性Cdは減少するが、水溶・交換性Cdは必ずしも減少しない。また、作土のpHが5以下になると、Cdの...
機能性成分イソフラボン含量が高く熟期やイソフラボン組成の異なる大豆素材
要約 高イソフラボン品種「ふくいぶき」よりイソフラボン含量を高めた大豆6系統を作出し、3系統は熟期別の高含量系統、2系統はイソフラボンの組成別の高含量系統で、残り1系統はソヤサポゲノールB含量も高い系統...
SU抵抗性イヌホタルイおよびオモダカのALS変異とALS阻害型除草剤反応
要約 イヌホタルイとオモダカのスルホニルウレア系除草剤抵抗性(SU抵抗性)バイオタイプには多様なアセト乳酸合成酵素(ALS)変異があり、イヌホタルイにはスルホニルウレア系除草剤(SU剤)に加えて他のALS阻害型除...
湛水条件での幼芽のスクロースシンターゼ活性の高い水稲品種は生長速度が速い
キーワード イネ、湛水直播栽培、出芽、スクロースシンターゼ活性、品種間差 背景・ねらい
水稲の湛水直播栽培においては、出芽、苗立ちを安定化させるため、幼芽の早い生長が求められている。湛水条件にお...