要約 花粉親に紫黒米粳品種を用いて、イネの自然交雑粒を精度良くかつ簡易に検出することができる。3年間の試験の結果、交雑粒は花粉親との出穂差が13日以上ある場合は検出されないが、8日以下の場合は花粉親から...
要約 積雪寒冷地における多年生雑草の栄養繁殖体からの発生は、エゾノサヤヌカグサとシズイでは1∼2年で無くなるがクログワイでは8年後まで続く。エゾノサヤヌカグサとシズイでは種子からの発生が11年後もあり、...
東北地域での栽培に適する赤米糯新品種「夕やけもち(奥羽赤糯388号)」
要約 水稲「夕やけもち」は、早生で耐冷性が強く東北地域での栽培に適する赤米糯系統である。一般糯品種並の収量があり、ふ先色が紫色で一般品種との識別性がある。一般糯玄米と比較して、食物繊維、タンニン、カ...
食味の良い東北地域向け直播用水稲新品種「萌えみのり(奥羽382号)」
要約 水稲「萌えみのり」は東北地域中南部での熟期が中生の晩に属する粳種である。良食味で、耐倒伏性が強く、規模拡大や複合経営に有利な省力的栽培法である直播栽培、特に表面播種において多収である。 キーワ...
雄性不稔性ユリ品種‘秋田プチホワイト’は高温感応により稔性が回復する
要約 葯を形成しないユリ品種‘秋田プチホワイト’は、栽培期間に連続して32/25℃(昼温/夜温)の高温処理すると、葯の分化と花粉の形成が促され、稔性が回復する温度感応性雄性不稔品種である。 キーワード ユリ、温...
要約 イヌドウナ(ホンナ)の促成栽培は、養成2年株を用い、12月下旬に伏せ込むことで、2月初旬から収穫ができる。用いる根株は、株重20~100gが適する。トンネル内を空中加温方式とすると、地中加温に比べ収穫...
要約 現行のエダマメ脱莢および粗選別機ではA品の収穫ロスが5~15%、損傷莢が20~30%発生する。莢の押され、割れ、胴の折れの損傷は消費者の許容度が低く、新たな脱莢機と選別機の開発時にはその発生率の低減と...
要約 四季成り性品種を用いたイチゴの夏秋どり栽培において、株冷蔵した苗を利用し4月下旬に定植する作型は、ポット苗を秋に定植する作型に比べ同等以上の収量を得ることができる。株冷蔵には、9月までに採苗した...
要約 ネギの全自動機械移植に適する苗とは、葉の開きが小さく直立する、苗開度の小さい苗である。機械移植への適性は品種で異なり、順化により高まる。 キーワード ネギ、全自動機械移植、苗開度、順化 背景・ね...
分げつ構成が同じ群落における弱勢分げつ切除時期と登熟形質・整粒歩合
要約 中苗あきたこまちの主茎と第3~6号1次分げつを有効穂とする群落では、その他の分げつを発生次第切除すると、幼穂形成期に一度に切除する群落に比べて、登熟期間中の出液速度の低下は少なく、整粒歩合が高い...
有人・無人ヘリコプターによる薬剤1回散布でアカヒゲホソミドリカスミカメの防除ができる
要約 有人および無人ヘリコプターでネオニコチノイド剤を出穂期10日後頃に1回散布すると、アカヒゲホソミドリカスミカメによる斑点米被害を極めて少なくできる。 キーワード イネ、アカヒゲホソミドリカスミカメ...
ソルガムによる土壌修復の年間コストは19.4万円/10aと試算される
要約 ソルガムによるファイトレメディエーションを30haを1集団として機械作業体系で実施し、専用焼却施設で処分するまでの一貫システムのコストは1年間19.4万円/10aと試算される。 キーワード 土壌汚染、カドミ...
ソルガムによる土壌修復はカドミウム汚染土壌のリスクを低減できる
要約 カドミウム(Cd)蓄積植物であるソルガムを用いた土壌修復を主に2年間実施することにより、ほ場レベルで土壌中カドミウムは減少し、その修復土壌を用いてポット栽培したダイズ子実中濃度は半減する。 キーワ...
LCA手法による水稲不耕起移植栽培の温室効果ガス排出削減効果の評価
要約 不耕起移植栽培は代かき移植栽培に比べ、二酸化炭素に換算して約1,800kgha-1の排出削減効果がある。これは主としてメタン発生量の低減に起因し、耕起、専用田植機、除草剤など作業体系の影響は小さい。無代...
要約 無洗米粕を糖化酵素で処理することによって、乳酸菌によるγ-アミノ酪酸の生産性が高まり、グルタミン酸ナトリウムから高い効率でγ-アミノ酪酸が生産できる。 キーワード γ-アミノ酪酸、無洗米粕 背景・ねら...
要約 生産者直販で高い単価での販売を実現しつつ、事業拡大を図っている者の多くと、総合的なマーケティング実施度が高いJAに共通するキーワードは,「コミュニケーション」活動である。また、両者を結びつけた...
要約 判別分析を適用することで、秋田県内で担い手不足と分類された1,407集落のうち、生産組織集積型に誘導可能性の高い552集落が抽出され、そのうち、オペレーター型組織に457集落、ぐるみ型組織に95集落が誘導...
要約 集落営農の経済効果を主たる従事者の所得確保につなげる経営モデルとして、(1)土地利用型作目は組織で行い、集約作目を個別で実施する「個別経営併用方式」、(2)農地利用調整組織と担い手組織からなる「重層...
要約 食入加害しているキクイムシ類に対し、越冬成虫の重点防除期である4下旬から5月中旬にマラソン・MEP乳剤200倍を散布すると、キクイムシ自ら薬液に接触して死亡する。この作用性を意識した丁寧な散布が...
要約 リンゴ新品種「秋田紅あかり」は10月下旬~11月上旬に収穫可能な大玉の晩生種である。鮮紅色の果皮に果点が浮かび上がる特徴的な外観を有し、糖度が比較的高く、冷蔵で翌2月下旬まで貯蔵可能であり、主要な...