摘要 気孔の開度は水ストレスと関連して耐暑性にも影響を与える。いくつかの野菜について、気孔と体内水分との温度反応について検討した。供試した作物は、エンドウ、ソラマメ、キャベツ、トマト、インゲン、ヒユ...
摘要 収穫跡地における硝酸態窒素の分布状態を解明し、跡地からの窒素の流出を抑制する管理技術確立の基礎資料とする。淡色黒ボク土圃場に無機肥料区、無機肥料・わら堆肥区、乾燥豚ふん少量区、乾燥豚ふん標準区...
摘要 花き類に発生するウイルス病の病原を同定し、その発生動態を明らかにした。リンドウ、グラジオラス、トルコギキョウ、ツノナス、デルフィニュウム、マーガレット等に発生した萎縮症状株、モザイク症状株の病...
捕食性天敵による牧草におけるアブラムシ防除技術の開発(134)
摘要 野外放虫のためのナナホシテントウの室内飼育にあたって、生きたアブラムシ、凍結保存並びに凍結乾燥保存したアブラムシの餌としての適否について検討した。その結果、ソラマメの芽出しを常時供給することに...
ユーチャリスのモザイク症状を引き起こす病原ウイルスの解明(231)
摘要 ユーチャリスのモザイク症状株から、キュウリモザイクウイルス及びアマゾンリリーモザイクウイルスを分離・同定した。さらに、ササゲに全身感染するウイルスを分離した(ES株)。本ウイルスを10科39種...
摘要 ソラマメのウイルスによる減収機構を明かにするため、ソラマメ幼苗にソラマメえそモザイクウイルス(BBNV)、ソラマメウイルトウイルス(BBWV)、インゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)およ...
摘要 花き類に発生するウイルス病の種類を明かにするため、ルドベキア、ルリジサ、リアトリスに発生したウイルスを分離・同定した。ルドベキアに新発生したウイルス病は、接種試験、ウイルス粒子の形態、粗汁液中...
摘要 現在、急速に栽培が衰微しつつある地域有用作物の遺伝資源を保存する目的で、徳島県および高知県の中山間地で雑穀類と豆類を収集した。イネ科ではソルガム(タカキビ)13、キビ15、アワ15、ヒエ8、ト...
摘要 そらまめ黒根病の伝染経路について検討した結果、育苗土中に高率に病原菌が存在していたことが明らかとなる一方、圃場もわずかではあるが病原菌で汚染されていることが判った。また、播種期・移植期および移...
摘要 昆虫分類研究室では主に日本全国の農業試験場や防除所等からの昆虫の同定依頼に対応している。これら同定依頼された標本を解剖・比較し、正確に同定したところ、以下の2種の鱗翅目昆虫は本邦初記録の害虫ま...
捕食性天敵による牧草におけるアブラムシ防除技術の開発(137)
摘要 捕食性天敵のナナホシテントウによる牧草のアブラムシ防除技術を開発するため、室内での飼育・採卵法技術と圃場への放虫・定着について検討した。ソラマメで飼育したアブラムシを、3~4齢個体数のピーク時...
摘要 積雪下地表面近傍のCO2濃度を予測する拡散モデルの改良と積雪下土壌水分の実態把握を行った。前者については、昨年度の結果より、積雪層からの流出水量に応じて濃度変化が生じていることが分ったため、モ...
摘要 エンドウは越冬する作物の中では耐雪性が弱い作物に属するため、枯死株率から耐雪性を判定することが適切と考えられた。耐雪性の強弱と、越冬前地上部乾物重、貯蔵性炭水化物、乾物率、開花日等の間に相関が...
摘要 ソラマメは他の越冬作物と比較して耐雪性が弱く、北陸地域では少雪地帯を中心に産地が形成されている。ソラマメは、降雪が付着するだけで茎葉が損傷を受けることもあり、30日程度の積雪期間でも株が枯死す...
マメ科作物の種子伝染性ウイルスの発生分布とその特性の解明(80)
摘要 インゲンマメ黄斑モザイクウイルス及びクローバーイエローベインウイルスは、種子伝染性のウイルスであるが、圃場での発生生態は著しく異なっていた。また、土壌伝染性のソラマメえそモザイクウイルスの発生...
摘要 ソラマメ、エンドウには種子伝染性のインゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)、クローバーイエローベインウイルス(ClYVV)に加えて土壌伝染性のソラマメえそモザイクウイルス(BBNV)、アブ...
摘要 植物から土壌中に放出されるアレロパシー物質による作物の生育制御を目的に、アレロパシー活性の高い植物を「プラントボックス法」で検索した。世界各地のイネ180 品種から検索した結果、日本型栽培品種...
摘要 急性落葉症状を示すソラマメより病原の分離を行ったところ、Cylindrocladium属菌が多数分離された。分離菌株について、接種試験により同様の症状が再現され接種菌が再分離され、その病原性が...
農業有用遺伝子(ウイルス抵抗性付与遺伝子)のクローニング・構造解析(129)
摘要 3年度は目的とするウイルスの純化および遺伝子RNAの抽出・精製法について検討した。ダイズわい化ウイルス(SDV)についてはソラマメの感染茎葉に緩衝液を加えて磨砕搾汁した後、分画遠心を繰り返して...
摘要 やませ地帯においてそらまめの初夏どり栽培は冷涼な気候に適した作目として定着している。3年、岩手県下数カ所において、開花期前後に葉が数日で黄化・落葉し根部が激しく黒変腐敗する原因不明の病害が発生...