主要飼料作物・芝草等における安全性評価のための長期モニタリング調査等
摘要 除草剤耐性トウモロコシで2年目のモニタリングを行い、土壌微生物、昆虫相に大差はないが、植生では使用する除草剤の差に起因する違いを13年度と同様に認めた。シバの花粉による遺伝子拡散リスクは、受精能...
摘要 i)リビングマルチにより、トウモロコシの雑草はほぼ完全に防除でき、トウモロコシの収量は慣行法を上回ることを明らにした。また、リビングマルチに用いたシロクローバは、土壌中窒素の富化とトウモロコシ...
飼料用トウモロコシ栽培における湿害及び外来雑草害の生産阻害要因の解明と栽培技術の安定化
摘要 大型バットに給水用チューブと排水孔を設けた簡単な耐湿性検定装置を開発し、土壌水分環境を連続的に変えてサイレージ用とうもろこしを生育させ、出芽・初期生育時における耐湿性について品種間の序列を明ら...
摘要 i)トウモロコシの強害雑草であるヒルガオに対する秋耕の影響を検討した結果、10月と11月に2回のロータリ耕を実施することにより、翌春のヒルガオの活生を大きく低下させることが認められた。ii)東北地域に...
温暖地における強害帰化雑草の発生動向と防除技術の確立(127)
摘要 近畿・中国地域で問題になっている帰化雑草シロバナチョウセンアサガオの生態と化学的及び耕種的防除法を明らかにした。本雑草を5月上旬に播種すると播種後95日で結実するため,5月上旬播種トウモロコシ...
飼料作物高密度栽培に伴う作物保護機作および消化性の変化に関する研究
摘要 一般にトウモロコシは6,667本/10aの密度で栽培されているが,近年,穀実は10,000本/10a以上の密度で最大収量が得られることがわかってきた。本研究は,トウモロコシの栽培密度を増加させることにより,畦間...
摘要 ショクヨウガヤツリの塊茎形成に伴う内生変化をタンパク質合成・代謝の点から検討した結果、塊茎形成に伴って生産・蓄積され、萌芽とともに分解される塊茎に特異的なタンパク質を明らかにし、二次元電気泳動...
4クマロイルCoAリガーゼを標的とする新規除草剤用化学物質のスクリーニング技術の開発(186)
摘要 イネ、トウモロコシおよび大豆の幼植物を用いて、クマロイルCoAリガーゼ(4CL)をゲルろ過および陰イオン交換により精製した。それぞれ3、2、3つの活性ピークを確認し、その溶出パターンから4CLのアイソ...
天候不順時における大区画圃場での飼料用とうもろこし栽培技術の安定化(88)
摘要 大型バットに播種したとうもろこし83品種の出芽・初期生育への過湿の影響は、11年の試験より現れかたが不明瞭であったが、結果は概ね一致した。また、過湿時の対応策の一つであるとうもろこしの不耕起播種で...
不良環境条件下における不耕起播種が飼料作物の出芽及び初期生育に与える影響の解明(98)
摘要 飼料用とうもろこしの不耕起播種の可能性を検討するため、不耕起播種した場合のとうもろこしの出芽及び初期生育を調査した。その結果、イタリアンライグラス収穫後の不耕起播種では、施肥した場合には再生し...
温暖地における強害帰化雑草の発生動向と防除技術の確立(132)
摘要 近年、草地・飼料畑に侵入しつつある帰化雑草ヨウシュチョウセンアサガオ及びオオオナモミのトウモロコシおよびスーダングラス中の生長を調査した。圃場には在来雑草であるケイヌビエの発生が激しく、本在来...
摘要 我が国の植物検疫を「病害虫の危険度解析(PRA)」に基づいて行うために、とくに、経済的評価に基づいた重要度の判定基準の確立が急務とされている。9年度は、イネ育苗期の細菌性生育障害を事例に細菌病...
摘要 栃木県西那須野町、塩原町においてトウモロコシ畑に生える強害雑草であるイチビを食べる昆虫相を調査した。調査はイチビの芽が出る5月下旬からイチビが実をつけ枯死する9月まで実施した。8年の結果と併せ...
飼料畑における強害帰化雑草の発生予測と制御技術の確立(188)
摘要 九州農試近在の酪農家圃場の雑草調査を行い、飼料作物の作付体系と雑草発生との関係を明らかにした。また、トウモロコシ圃場のイチビとハリビユをイタリアンライグラスのリビングマルチと播種期の移動により...
温暖地における強害帰化雑草の生理生態特性の解明と制御技術の開発(192)
摘要 関東・東海・北陸地方の農業改良普及センターを対象に畑地における新しい帰化雑草についてのアンケート調査を行い、イチビ、アレチウリ、ヒユ類が特に問題との回答を得た。そこで、これら草種のとうもろこし...
摘要 我が国の草地、農耕地には近年多くの外来の強害雑草が侵入し、拡散している。しかし、これら海外からの強害雑草は我が国に侵入してからの日が浅く、防除法は確立されていない。そこで、強害帰化雑草の天敵昆...
摘要 張り芝と抑草剤の利用による畦畔除草回数の削減が試みられた。ハルガヤを主体とする畦畔では、水稲移植前の草刈り後10~14日目のビスピリバック液剤の30~50ml/a処理により、畦畔が裸地化すること...
摘要 強害雑草の情報収集と動向予測では、2度の調査で23科75種と2類が雑草として報告され、この内要注意草種としてイチビ、ヒルガオ類ほか15種2類を選定し、成果情報として報告した。生態解明と制御法の...
摘要 東北全域の農業改良普及所に対するアンケート調査からアメリカオニアザミ、ハルザキヤマガラシ、ヒユ類等の7種の帰化雑草は東北全域に分布し地域的な片寄のないことを認めた。イチビの生育とトウモロコシの...
温暖地における強害帰化雑草の生理生態特性の解明と制御技術の開発(175)
摘要 トウモロコシ栽培条件下で、4月下旬から6月下旬にかけ約10日おきに8時期、強害帰化雑草アレチウリを播種した。アレチウリの開花始期はいずれの播種時期の場合でも大差なく、雄花は8月25~30日、雌...