摘要 東北全域の農業改良普及所に対するアンケート調査からアメリカオニアザミ、ハルザキヤマガラシ、ヒユ類等の7種の帰化雑草は東北全域に分布し地域的な片寄のないことを認めた。イチビの生育とトウモロコシの...
暖地における帰化植物の情報収集と動向予測-暖地・水田(165)
摘要 暖地水田における帰化植物の発生実態を文献調査、アンケート調査および定点観測等の現地調査を通して明らかにし、今後の発生動向を予測する。7年度は福岡県筑後地域、佐賀県平坦部の水田における帰化植物1...
牛ふん尿等有機物施用が飼料作物の生育および土壌環境に及ぼす影響の解明(162)
摘要 ソルガムの播種時の牛尿施用が、ソルガムの発芽、生育及び雑草の発生に及ぼす影響についてポット及び圃場試験で土壌の水分を変えて検討した。牛尿の施用量が多いほど雑草の発生量は減少し、特にカヤツリグサ...
摘要 オオクサキビの密度が少なく、生産力の低下した草地において、アトラジン処理と地表処理とを組合せた無播種更新を行った。その結果、オオクサキビの自然下種個体の定着には、アトラジン散布による雑草との競...
水田強害帰化雑草の生存戦略の解明と制御技術の開発-ショクヨウガヤツリ、ナガボノウルシ、ヒエ類、キンポウゲ属等(168)
摘要 トゲミノキツネノボタンとイボミキンポウゲは土壌への痩果混入5年目でも水稲単作(常時湛水)、水稲-小麦、大豆-小麦の各作付体系下において痩果の生存及び出芽がみられ、完全防除には5年以上の期間が必...
暖地水田における主要雑草の発生・生育予測と除草剤低減技術の開発
摘要 近年、農産物への安全志向が強まり、また、農薬による環境負荷が懸念されており、それに対処する方策として除草剤使用量の低減が急務である。そこで雑草の発生状況に応じた必要最低限の除草剤使用の徹底を図...
飼料畑における強害帰化雑草の発生予測と制御技術の確立(170)
摘要 5年度と同様に定点観測と九州農試近在の酪農家圃場の雑草調査を行った。6年度は高温寡雨であったため、帰化雑草の発生は少なく、作物の生育に大きな被害を与えることはなかった。また、トウモロコシ圃場の...
摘要 クログワイの生物的防除法確立のため、自然発生のクログワイに糸状菌Epicoccosorus nematosporus K-035菌株を106/mlの胞子濃度で接種し、翌日に除草剤ベンタゾン・M...
摘要 水田での蔓延が危惧される帰化雑草の動向に関するアンケートの33道県からの回答を集計・解析した。アメリカセンダングサは全回答数の74%で発生を確認され、アメリカアゼナ、キシュウスズメノヒエなどが...
温暖地における強害帰化雑草の生理生態特性の解明と制御技術の開発(192)
摘要 とうもろこし栽培下にヒユ類4種を時期を変えて播種し、その生育特性を検討した。とうもろこしの早播き、晩播きを通じて、ヒユ類の生育はホソアオゲイトウが最も優れ、ハリビユがこれに次ぎ、ホナガイヌビユ...
摘要 水田に細溝作溝後水稲種子を播種し、無覆土で播種直後に入水する無代かき作溝直播栽培技術の確立を目的とし、乾田直播栽培区との対比で試験した。6年度は播種後7日目以降に初めて降雨があり、乾田直播区の...
強害帰化植物の侵入・定着・拡散機構の解明と動向予測(118)
摘要 外来雑草の侵入経路を明らかにするため、輸入濃厚飼料に含まれる雑草種子の混入調査と、栽培による同定と種子生産特性の把握を行った。また、ニワトリの摂食による生存の有無、発芽動態を調べた。輸入飼料1...
摘要 水質や水量に以前とは異なる変化がみられるようになった農村地域集水域の環境保全を図る一環として、茨城県新治郡八郷町の川又川支流帆崎川流域にモデルエリアを設定し、エリア内の水系に沿って分布する植生...
土壌生態系中におけるアレロパシー物質の動態と植物の生育制御(67)
摘要 アレロパシー活性の高い植物の検索のため、プラントボックス法とサンドイッチ法で各種植物を検定した。被覆植物の中では、コメツブウマゴヤシ、ヤムビーン、クズモドキ等が有望であった。水田畦畔や法面の雑...
摘要 実験室において、含水比を変えた畑土壌にチオベンカーブを風乾土当り同量になるように混和処理した場合、含水比の増加につれて土壌溶液中の薬剤総量は増加するが、土壌溶液中薬剤濃度はほぼ一定であった。ま...
水田強害帰化雑草の生存戦略の解明と制御技術の開発-ショクヨウガヤツリ、ナガボノウルシ、ヒエ類、キンポウゲ属等(159)
摘要 ショクヨウガヤツリの塊茎は低酸素の水中でも萌芽または再萌芽するが、1リットル当たり1~2mgの溶存酸素量では萌芽は著しく抑制された。萌芽後湛水土壌中に埋没された塊茎は、損傷が小さく埋没深の浅い...
牛ふん尿等有機物施用が飼料作物の生育および土壌環境に及ぼす影響の解明(127)
摘要 播種時の牛尿の施用がソルガムの発芽、生育および雑草の発生に及ぼす影響を、土壌の水分条件と関連づけて検討した。ソルガムの発芽は、牛尿施用量の増加とともに低下する傾向がみられた。播種後16日目から...
摘要 イネいもち病菌の系統進化の過程を明らかにするため、イネ、雑穀、雑草等14宿主植物のいもち病菌間の類縁関係を、分子マーカー(DNAプローブ)を用い解析した。その結果、イネ菌はヒエ・アワ・ヌカキビ...
作物と雑草の競争に及ぼす光条件の時空間的変動の影響(104)
摘要 叢生型と直立型のソルガムを東西・南北の畦方向で栽培し、異なる群落構造内のミクロサイトにおける光条件の時空間的変動とそこに生育するシロザの生長と光合成誘導反応を調べ、以下の知見を得た。1)生育後...
土壌生態系中におけるアレロパシー物質の動態と植物の生育制御(105)
摘要 アレロパシーを生態的特性に付加した実用的な雑草防除・土壌管理技術を開発する。Plant Box法による検索の結果、ムクナ、ヘアリーベッチ、キビ、アワ、ムギ類の活性が高かった。圃場試験で、秋播き...