摘要 rDNA ITS領域のPCR-RFLP法による植物炭疽病菌(Colletotrichum spp.)の種および病原性系統の識別を行った。ITSプライマーにより得たPCR産物を5種類の制限酵素で切断したところ,200bp以上の産物のRFLPパター...
海外由来エンドファイトの有用機能の探索とその機構解明(141)
摘要 本研究では、植物体内に内生する微生物であるエンドファイトの牧草類への利用技術の開発に資することを目的として,農業生物資源研究所(生物研)から分与された海外由来のイタリアンライグラス,ペレニアル...
摘要 病原性の違いに関係する遺伝的な違いを検出するために、10年度に技術の有効性を確認したrDNA-ITS領域のPCR-RFLP法について、適用菌種の範囲を拡張した。7種の炭疽病菌は2種の制限酵素(...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明とその利用技術の開発(58)
摘要 非殺菌性化合物アシベンゾラルSメチルまたはDF-391のキュウリ第1葉への浸漬処理により、炭疽病のほか、最近ストロビルリン系薬剤耐性が問題になっている、べと病やうどんこ病に対する全身抵抗性が誘導され...
摘要 海藻のアラメに由来する、多糖類ラミナリンの塩酸部分加水分解物を中和した後、ゲルクロマトグラフィーにより分画した。各画分を土壌かん注してキュウリに処理し、炭疽病に対する発病抑制効果を調べた。その...
沖縄県における野菜花き類の生産安定のための病害防除技術の確立(44)
摘要 沖縄県園芸支場から1999年7月9日~2000年1月19日に送付されたイチゴ罹病株を診断した。病因は炭疽病または萎黄病であり,2月の現地発病調査においても炭疸病と萎黄病の発生を確認した。これらの病害は沖...
摘要 11年度は(1)チャ種子サポニンはチャ炭疽病菌胞子の発芽および成育を促進するが、発芽した胞子の付着器形成を阻害し、茶葉への侵入を抑制することから、結果として防除効果を示すことを明らかにした。(...
カンキツのファイトアレキシン、スコパロンの生合成及び病害抵抗性に関する育種的研究(33)
摘要 病原菌の感染および紫外線照射によりカンキツ果皮に生成するスコパロンについて薄層クロマトグラフィーを用いて抗菌活性を調べた。灰色カビ病菌を接種したキンカンの成果と紫外線照射した幼果及び成果につい...
摘要 農業環境下に生息する真菌の分類・同定を行った。新種として日本産ソルガム麦角病菌をClaviceps sorghicolaとしてラテン記載した。日本での新発生植物病原菌としてゴデチア立枯病菌,トウゴクミツバツツジて...
クワ炭そ病菌の感染生理機構の解明およびその防除法の確立(154)
摘要 クワ炭疽病菌Colletotrichum dematiumのクワ葉への感染機構を明らかにする目的で、本菌の毒素生産性について検討した。すなわち、本菌の接種により形成させたクワ葉病斑部および本菌...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明とその利用技術の開発(50)
摘要 ベンゾチアジアゾール系化合物、アシベンゾラルSメチルの処理や炭疽病菌の前接種によって、キュウリに全身獲得抵抗性が誘導され、炭疽病や黒星病に対する高い発病抑制効果が認められた。またアシベンゾラル...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明と利用技術の開発(51)
摘要 非殺菌性化合物アシベンゾラルSメチルはキュウリ炭疽病や黒星病に対して局部的及び全身的獲得抵抗性を極めて速やかに誘導し、その効果は処理3時間後に菌を接種した場合でも認められた。同化合物の処理によ...
摘要 炭疽病菌を代表とする分生子層形成菌群は、生態的に多種多様である。このうち、炭疽病菌Colletotrichum higginsianum(アブラナ科系)、C. trifolii(アルファルファ...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明と利用技術の開発
摘要 ベンゾチアジアゾール化合物CGA245704の各種病害に対する防除効果を温室内のポット試験及び圃場試験によって調べた結果,キュウリの黒星病,炭疽病,ナシの黒星病,赤星病に効果が認められた。同化合物はこれら...
摘要 炭疽病菌を代表とする分生子層形成菌群は、病原性の強いものから腐生生活のみするものまで生態的に多種多様である。分生子の形態の類似性からColletotrichum gloeosporioides群にまとめられる5菌種の病原性...