
カンキツトリステザウイルス遺伝子の導入によるカンキツへの抵抗性付与
摘要 カンキツステムピッティング病の病原であるカンキツトリステザウイルス(CTV)は虫媒伝染性であり、ウイルスフリー苗を圃場に植えてもすぐに再感染する。CTV抵抗性のカンキツを作出するために、CTV...

摘要 CEVd及びASSVdのアンチセンスRNA遺伝子を含むバイナリーベクターを導入したアグロバクテリウムでの導入遺伝子の確認、トマト及びリンゴへのアグロバクテリウムによるこれら遺伝子の導入を行って...

摘要 日本各地から分離したカンキツそうか病菌16菌株について、各種カンキツに接種試験を行った。その結果、シィクワシャー、グレープフルーツ、ポンカン、タンカン、サワーオレンジには病原性の激しい菌株、中...

摘要 カンキツかいよう病に抵抗性の温州ミカンと感受性の福原オレシンジとのキメラ植物の作出を試みるとともに、RAPD法によるキメラ個体の選抜法を確立しようとした。その結果、寄せ接ぎした温州ミカンと福原...

ワタアブラムシの生活環型、寄生性の分化と薬剤抵抗性との関連の解明(231)
摘要 各地で採集された、薬剤感受性の異なったクローンを、室内でジャガイモ、カボチャ、キュウリの切り葉を用いて飼育し系統を確立した。鉢植えの果樹と野菜に無翅胎生雌成虫5頭を接種し、1、3、7、14日後...

摘要 4年度に多くのカンキツ品種の発病調査を行い、2品種ソムパンとラドマンダリンが抵抗性であることを明らかにした。最も栽培の多い経済性品種ソムケオワンは感受性であった。5年度に本病媒介虫ミカンキジラ...

摘要 当病害研究室で作出したカンキツ合成周縁キメラであるFN-1とNF-3のカンキツかいよう病に対する抵抗性を検討した。その結果、かいよう病の発生の少ない圃場試験の結果ではあるが、作出したカンキツ合...

摘要 カンキツかいよう病菌の圃場における動態研究に利用できる正確かつ迅速な低密度細菌量検出法を開発しようとした。その結果、本研究において開発したF(ab)2間接ELISAを用いた場合には、比較的低密...

国内各地から収集したカンキツかいよう病細菌の各種品種に対する病原性
摘要 我が国のカンキツかいよう病細菌の中に病原性の分化した菌株が存在するか否かを明らかにするために、17県30地点から収集・分離したカンキツかいよう病細菌124菌株のカンキツ品種に対する病原性を検討...

カンキツトリステザウイルス遺伝子のカンキツへの導入と抵抗性検定(223)
摘要 カンキツトリステザウイルス(CTV)の外被タンパク質(CP)遺伝子を組み込んだベクタープラスミド、pBI121あるいはSAoriによるカンキツ培養細胞の組み換え実験を、アグロバクテリウム法によ...

ウイルス抵抗性カンキツ育種素材の作出のための遺伝子導入法の開発(105)
摘要 カンキツの形質転換のために作成したベクターpSAoriを用いて、カンキツトリステザウイルス外被蛋白質遺伝子を培養カルス細胞に導入した。スイートオレンジのバレンシア及びサンミゲル由来のカルスに導...

摘要 ウイロイドに抵抗性を発現するアンチセンスRNA遺伝子を植物体に導入するためのベクタープラスミドの構築を行った。リンゴさび果ウイロイド(ASSVd)のcDNA(相補的DNA)の一部を用い、(1)...

温州萎縮ウイルス遺伝子のカンキツへの導入と抵抗性検定(228)
摘要 温州萎縮ウイルス遺伝子をカンキツへ導入し、抵抗性カンキツを作出する為、6年度は温州萎縮ウイルスの一系統と考えられるカンキツモザイクウイルス外被タンパク遺伝子のクローニングと塩基配列の決定を行っ...

カンキツ加害性アブラムシの天敵類の生活史の解明と増殖技術の確立
摘要 カンキツ加害性アブラムシには薬剤抵抗性の発達した種が含まれており、総合防除法の確立が必要とされている。アブラムシには在来天敵が多いが、自然状態ではそれらが有効に機能している例は少ない。これは、...

摘要 BT剤であるダイポール水和剤のカキヘタムシガ第2世代幼虫発生初期の散布は被害果の発生をほぼ完全に防止した。難防除害虫である、リンゴ寄生ナミハダニのビリダベンとフェンプロキシメート複合薬剤抵抗性...

摘要 牧草および飼料作物に発生した新病害の病原菌同定を行う。6年度は新たに発生したソルガムの萎縮性病害を検討した。病徴は、6-7葉期に植物体全体が萎縮し、葉は退色して波打ち、上位葉の展開が阻害された...

摘要 全国12県よりカンキツそうか病菌約250菌株を収集した。収集菌株のうち、約30菌株については単コロニー分離を2回繰り返し行なった。それらについて顕微鏡観察を行なったところ、胞子形態がやや小型の...

摘要 4年度までに、カンキツかいよう病高度抵抗性であるシキキツにかいよう病菌を接種した際に産生されるmRNAのcDNAライブラリーを作製した結果、数百~千塩基対の長さのクローンが多数得られた。5年度...

摘要 口之津支場のカンキツ類について、潮風害後の落葉状況の品種間差異を調査した。その結果、ウンシュウミカン、イヨ、シィクワシャーは落葉が少なく、潮風害に対する抵抗性が強いと考えられた。珠心胚実生に塩...

摘要 カンキツ類6品種に病原性の異なる3種類のCTV-SP系統を接ぎ木接種し、品種とCTVの増殖程度との関係、CTVの増殖と樹体の被害程度との関係について、前年に引続き調査を行った。新葉の中肋のCT...