摘要 DNAマーカーを用いたニホンナシやカンキツの高精度遺伝子の地図を構築に関しては、a) ニホンナシ「豊水」の塩基配列情報を基に、4塩基、5塩基もしくは10~14塩基モチーフを持つ120種類の新規SSRマーカーを開...
I 農林水産業の生産力向上 (2)生産性向上を支える品種の改良・開発 15 果樹の新品種育成と導入・選定 1 落葉果樹の新品種育成 (3) ナシ育種におけるみつ症早期検定法の確立(要望課題)
摘要 ジベレリンペースト剤の塗布により「豊水」や育種系統に対しみつ症の発生を促進することができた。また、「あきづき」に対しては、この剤の塗布により果肉障害の発生を促進することができた。
摘要 1)22年度に探索・収集した遺伝資源は、植物部門2,476点、微生物部門432点、動物部門15点であった。また、保存遺伝資源について保存状況等を点検し、配布が困難な状況にある遺伝資源等の登録を抹消した。こ...
j.果樹の育種素材開発のための遺伝子の機能解析及びDNA利用技術の開発
摘要 「なし・もも等の果実形質等重要形質に関連する遺伝子(群)や、かんきつ類の完全長cDNA 4,000個を単離・解析して果樹のゲノム情報を集積する」に関しては、1) かんきつの重要機能性成分であるカロテノイド...
e.高収益な果樹生産を可能とする高品質品種の育成と省力・安定生産技術の開発
摘要 かんきつ品種の育成に関しては、1)12月中下旬に成熟し、栽培しやすいかんきつ、カンキツ口之津37号を「津之望」として品種登録出願した。「津の望」は、隔年結果性が低く、連年安定生産が容易である。果実...
j.果樹の育種素材開発のための遺伝子の機能解析及びDNA利用技術の開発
摘要 1)マイクロアレイ解析等の手法により、かんきつ果実のカロテノイド代謝制御に関わる転写調節因子遺伝子を選抜し、4種類の候補遺伝子を単離した。このうちの1種であるTF-BFCを導入したトマト組換え体の解析...
j.果樹の育種素材開発のための遺伝子の機能解析及びDNA利用技術の開発
摘要 果樹のゲノム情報の集積に向けて、1)かんきつの44kマイクロアレイを開発するとともに、着果安定性と関連する遺伝子の評価を行った。マイクロアレイやeQTLなどの各種の解析により、カロテノイド代謝などに...
e.高収益な果樹生産を可能とする高品質品種の育成と省力・安定生産技術の開発
摘要 かんきつ品種の育成に関しては、1)「ヒュウガナツ」の少核果生産における授粉樹に適する「カンキツ口之津41号」が品種登録されるとともに、食味が優れ、機能性成分を高濃度で含有する早生みかん「西南のひ...
e.高収益な果樹生産を可能とする高品質品種の育成と省力・安定生産技術の開発
摘要 食味が良く栽培性に優れる日本なし、くり、核果類等の新品種の育成においては、(1)交雑および交雑実生約4,000の特性評価と選抜を進め、その結果として以下の成果を得た。(2)渋皮が簡単にむける画期的な日本...
j.果樹の育種素材開発のための遺伝子の機能解析及びDNA 利用技術の開発
摘要 (1)なしおよびりんご由来のSSRマーカーを新たに約250種類開発し、西洋なし品種「バートレット」、「ラ・フランス」の飽和連鎖地図を作成した。これらの地図には、約200種類の共優性マーカーが位置付けられて...
気候温暖化に適応したナシの本県オリジナル品種および優良種苗の育成
摘要 当場では、交雑実生から本県オリジナル品種となり得る優良系統の選抜を進めてきた。その結果、みつ症の発生が見られず、糖度も安定して高く、程良い酸味を有し、えそ斑点病を発現しない「ON18」と、‘新高’...
摘要 ・(独)果樹研究所の日本ナシ育成系統の地域適応性を検討し、筑波50号が食味良好であった。 ・(独)果樹研究所のカキ育成系統の地域適応性を検討し、 「安芸津19号」は品質良好だが、収穫後に果実軟化が発生、...
ブランド果樹新品種の育成と選定 (5)カキ・ナシの早生~中生系優良品種・系統の選抜
摘要 カキの新品種について、特性を調査し県内適応性を検討した。その結果、16年度はあいつぐ台風の襲来・接近による落葉とその後高温多雨な条件でいずれの品種も糖度が低く、食味は優れず、軟化も早かった。ナ...
摘要 品種間または種間交雑により「幸水」以前の早生または「豊水」と同時期以降の中晩生品種や芳香、黒星病抵抗性などの優れた特性を有する新品種を育成する。今年度比較的優良な特性を示す注目個体として、収穫...
64.品種の育成と新品種の適応性検定試験 (2)新品種の地域適応性検定試験
摘要 目的:本県に適応性の高い主要果樹の優良品種を選抜し、普及を推進する。 期待される成果:ニホンナシ‘王秋’、‘あきずき’など優良品種の適応性を確認し、普及が期待される。 得られた成果:ナシでは、15...
13.ブランド果樹新品種の育成と選定 (4)かき・ナシの早生~中生系優良品種・系統の選抜
摘要 カキの新品種について、特性を調査し県内適応性を検討した。その結果早生種の「早秋」と「甘秋」が食味で優れたが、汚損果が発生し外観上での課題が残された。10月中下旬に成熟する「太秋」は大果で食味が...
摘要 ガンマ線照射によって黒斑病耐病性突然変異体を多数選抜している。11年度は耐病性突然変異形質の遺伝様式、ナシ葉からの効率的DNA抽出法を検討し、黒斑病罹病性と連鎖するRAPDマーカーの検索を試み...
摘要 ナシ黒星病抵抗性は、優良な日本ナシを育種するために、最も望まれている形質の1つである。中国ナシ、西洋ナシ、巾着(日本ナシ)の持つ黒星病抵抗性に連鎖するDNAマーカーを開発し、由来の異なる黒星病...
摘要 ガンマ線照射によってナシ黒斑病耐病性突然変異体を多数選抜している。12年度は日本ナシの黒斑病罹病性に関与する遺伝子の単離を目指した各種のDNA解析とゴールド二十世紀へのガンマ線再照射による高レ...
摘要 日本ナシの育種は10年度で中止した。西洋ナシでは「ブランディワイン」並の優れた品質を持った大果の品種の育成を主な目標として、2年度から交配した実生2618を獲得し、このうち1720を育種ほ場に...