摘要 高温、強日射の熱帯・亜熱帯地域における難分解性の木質有機物資材の緑肥としての利用可能性を検討することを目的とし、5年度は有用な木質有機資材の検討を行った。処理区として裸地区、無施肥区、化学肥料...
摘要 各種葉菜類、マメ科作物を供試して、100、250、500mMのNaCl溶液を散布し、相対光合成速度(対照区に対する)並びに障害指数より耐潮性の種間比較を行った結果、マメ科作物は葉菜類に比べ相対...
摘要 亜熱帯地域における夏期の野菜栽培は高気温や高地温のためにむつかしい。そこで通気性のマルチ資材を用いて夏期の地温を下げる方法を検討した。通気性のマルチ資材には木質系2資材と石油系1資材を用いた。...
摘要 亜熱帯地域(沖縄県)は、マージ土壌に代表される腐植の少ないやせた土壌が多く、雨による肥料の流亡が起こるため少量多回の追肥を行うのが良い。しかし現実はこのような施肥体系を取るのは難しい。受託資材...
摘要 亜熱帯では、熱帯からの導入作物の花芽分化の短日性が、また温帯からの導入作物では花芽分化の低温要求性が、開花の遅延による収量の減少や周年供給の困難さなど、栽培面の問題を引き起こしている。低温、短...
摘要 タイ国ナラチワット地方は、肥沃度のきわめて低い砂質ポドゾル土のため、牧草の生産力が低く、適切な肥培管理による牧草生産力の向上が望まれている。熱帯農業研究センターは長期在外研究員をタイ国畜産局に...
早生耐冷性サイレージ用トウモロコシの世代促進による採種増殖(96)
摘要 北海道立十勝農試における早生耐冷性サイレージ用トウモロコシ系統の予備選抜、予備試験の結果から有望と判定された■66C5ー4×To15(種子親)×H94F010(花粉親)、■(66C5ー4×To15...
摘要 タイ国における畜産にかかる研究は、これまで南部を中心に熱研との共同で行われてきた。しかし、広い耕地を有し家畜の飼養頭数も多い北部・東北部の畜産振興も重要視されている。これら地域での粗飼料生産技...
摘要 フィルムを用いた秋期から冬期におけるマルチ栽培は、地温の上昇効果や土壌面からの水分蒸散抑制及び雨による土壌流出の抑制や雑草の抑制など、現在ではほぼ確立された技術として普及している。しかし、栽培...
摘要 熱帯原産の野菜を除く大部分の野菜は夏季の温帯地域、及び熱帯・亜熱帯地域で生じる高温条件で生育が悪化し減収する事から、野菜の耐暑性のメカニズムについて検討する必要がある。これまでの研究で、野菜の...
摘要 亜熱帯地域(沖縄県)は、マージ土壌に代表される腐植の少ない痩せた土壌が多い。このような地域では、雨による肥料の流亡が起こるため、少量多回の追肥を行い無駄を省くことが必要である。しかし現実はこの...
摘要 夏植えサトウキビの低い収益性を改善するため、夏植えサトウキビの休閑期に収益性の高い夏作マメ類を導入して土地利用の高度化と収益性の向上をはかり、サトウキビ・夏作マメ類の新輪作体系を確立する。初年...
摘要 上海近郊の現地でピーマンなどの病害の発生状況を調査した。ピーマンは激しいモザイク症状を示しており、CMV、TMV等の感染を伺わせるものであった。園芸研究所ではCMV検定用のタバコが生育していな...
中国における果菜類等の耐病性優良系統の育成ーピーマンのウイルス病抵抗性系統の収集と検定
摘要 上海近郊のピーマン栽培農家を視察し、病虫害発生状況、特にウイルス病について調査し、抵抗性育種推進上の基礎資料とする。ある農家の定植前のピーマン苗には、既にアブラムシの寄生及びウイルスの被害と考...
摘要 イチゴの花芽分化は低温、短日、低チッソ条件で促進されることがわかっている。同様の条件で花芽分化が促進されるアオウキクサでは、花芽分化前にこれらの条件で、タンパク分解産物の低分子化合物が増加する...
摘要 潅漑用水としての塩水利用の可能性を検討するため、野菜の耐塩性の種間差を調べた。八重山諸島で古くから栽培されているホソバワダン、スイゼンジナとカボチャのモッカは特に耐塩性が大きく6000ppmの...
摘要 キュウリのべと病及びつる割れ病に対する抵抗性の接種検定を実施し、べと病に強い品種として「津研4号」、弱い品種として「長春密らつ」が、また、つる割れ病に強い品種として「長春密らつ」、弱い品種とし...
摘要 陸稲のAl害抵抗性機構を解明するため、水耕実験で幼植物の根の成長に対するAlの影響をみたところ、アフリカ・ブラジル系統の陸稲は、半わい性インディカの水稲系統に比べて予想どおり耐性があった。一方...
パインアップル・サトウキビ生産に要する被覆作物の適草種選定と管理手法の解明
摘要 南西諸島の海浜への土砂流出源であるサトウキビやパインアップル畑などからの赤土流出の防止に効果の高い被覆作物の草種を選定し、その栽培管理手法を開発する。平成4年度ではサトウキビ畑を、平成5年度か...
熱帯半乾燥地の重粘土壌における一時的湛水が根系の発達に及ぼす影響(30)
摘要 モンスーン期間中に起こる圃場の一時的湛水による早生キマメの湿害、特に根系での生理、形態的な湿害を窒素追肥により軽減できることをこれまでに明らかにしてきたが、これには湛水処理直後、一時的に茎中に...