九州地域シイタケの原木栽培におけるヒポクレア・ラクテア・グループ菌の被害調査および生態的特徴の精査
摘要 九州地域の原木栽培施設で発生が見られるヒポクレア・ラクテア・グループ菌の被害調査を行い被害回避の方法を探索することを目的とする。具体的な試験方法は、原因菌の分離を行い、菌株の収集を行う。分離さ...
きのこ類菌床栽培施設における浮遊菌調査による害菌類の感染時期の特定
摘要 きのこの菌床栽培における、害菌類の感染箇所の特定技術の開発を目的に試験を行う。試験計画としては、エアサンプラー(BioTech)を用いて、空中落下菌数をシャーレに分注した寒天培地を用いて調査を行う。ま...
人為的影響下・管理下における照葉樹林構成樹種の更新過程の解明
摘要 スギ人工林を広葉樹林に転換する技術開発を目的にスギ人工林下に植栽した有用広葉樹の生存・成長を観測した。植栽10年後でイチイガシ,イヌマキ等では70%以上が生存していたが,シラカシやオガタマノキ...
照葉樹林における台風撹乱後の更新稚樹に対するニホンジカ採食圧評価
摘要 照葉樹林における樹木更新ー台風撹乱ーニホンジカ採食活動の相互関係を解明する目的で,稚樹採食におけるニホンジカの樹種選好性を解析した。樹種によって稚樹の被食率が大きく異なり、例えばクスノキ科では...
常緑広葉樹林における主要亜高木2種の成長特性比較による共存機構の解明
摘要 常緑広葉樹林の育成、保全管理を進めるためには構成種の共存機構を解明することが必要であるが、実際には未解明のままである。そこで本課題では問題解明への一歩として、自然度の高い常緑広葉樹林においてし...
摘要 雲仙普賢岳周辺域は大量の火山噴出物に覆われたが、現在では平成7年からの緑化事業により被害激甚地でも数種の緑化植物が定着している。防災上また土壌層の形成上、自生種主体の群落に移行するまで緑化植物...
摘要 九州管内の5ヵ所の試験地(都市の住宅地,都市近郊の公園,農山村の小規模な住宅地,スギ人工林,照葉樹天然林)に竹筒トラップを設置して,竹筒内に営巣するハチの種類と営巣数を調べた。その結果,スギ人...
摘要 本研究は農林複合経営林家の実態と動向と地域林業の確立、山村地域の持続的発展におけるこれらの林家の位置づけを明らかにすることを目的としている。農林複合経営は農林業以外の就業機会の少ない山村に適合...
摘要 九州地方では製材端材や廃材の処理に苦慮している。さらに屋久島などで屋久杉の人工造林が間伐適期を迎えており、その間伐材の処理が問題となっている。これらの問題を解決するために、スギなどの製材端材や...
摘要 山地災害に関わる洪水流出の実態を把握するために、1991年の台風19号によって大量の風倒木が発生した大分県玖珠郡玖珠町深耶馬溪の山地渓流を対象に、1993年9月の台風13号による災害時の流況を再現し流木...
摘要 雲仙普賢岳周辺斜面の浸透特性を把握するため、堆積物表層の飽和透水試験を行った。試験には、火砕流堆積地、ヒノキ林地、広葉樹林地の試料と新生火山灰を火砕流堆積物に被覆した試料を用いた。その結果、新...
摘要 雲仙普賢岳周辺域における降雨時の表面流発生を予測する指標を得るため、噴火堆積物の表層において簡易浸透能試験を実施した。表層堆積物の浸透能値は、砂質の火砕サージ堆積物で最も高く、ついでシルト質の...
九州地方北部における主要森林土壌の水源涵養機能の解明とその評価(850)
摘要 火山灰がほとんど堆積していない暖温帯の森林流域において、微地形単位と土層の厚さとの関係を定量化し、代表的な土壌の土壌水分特性を把握するために、鹿北流域試験地3号沢流域において、計121地点で簡易...
摘要 温暖多雨地域の山地森林流域での気象環境形成作用の解明を目的として、1991年から鹿北流域試験地で水文・微気象観測を行っている。当年度は2号流域に新たに建設した大型気象観測塔に設置した気象測定機器に...
摘要 森林組合などで森林計画等を編成する場合,地理的な情報が必要となる。しかし山地の等高線は屈曲部が多いため,デジタル化にはデータ量が多くなり,その整備等が困難とされていた。そこでパソコンを利用して...
摘要 九州中央山地におけるブナ林の天然更新過程を解明するため,ブナの種子生産と実生の定着過程を長期的に継続観測した。当年度も方形区内にブナ実生の発生はみられず、ブナの種子生産による繁殖が極めて限定的...
九州地域における収穫試験地資料を用いた長伐期林の暫定収穫予測(845)
摘要 全国的にみても唯一の林分成長の長期継続データである収穫試験地の調査を進めるため,川添収穫試験地(鹿児島森林管理署)ならびに鬼神収穫試験地(北薩森林管理署管内)の調査を実施し,林分構造を解析した...
摘要 森林利用特性の地域類型化手法の利用可能性を明らかにするために熊本県内の94全市町村に対して適用しこれまで未対応であった市街地特性抽出に必要な変数を検討した。その結果、人口密度,労働力人口比(15-6...
東南アジアにおける担子菌類の分類および遺伝的多様性の研究(843)
摘要 カリマンタンのムラワルマン大学演習林ブキット・スハルトにおいて発生しているきのこの調査を行い、合計96点の乾燥標本と9菌株の分離菌株を得た。この調査区は、1997年の山火事の被害がひどく、菌根性きの...
摘要 熊本県熊本市、菊池渓谷、宮崎県えびの高原、長崎県高来町、鹿児島県奄美大島、群馬県片品村、新潟県新津市などから、野生きのこ類を採集し、170点の乾燥標本、90点の培養菌株を得た。奄美大島で、不整...