摘要 臭化メチル代替技術として、熱水土壌消毒法の実証試験を熊本県及び鹿児島県の施設栽培のメロンにおいて実施し、ネコブセンチュウ及び黒点根腐病に対して、臭化メチルと同等の高い防除効果を確認した。この効...
水稲及びメロンに発生する主要病原菌の追跡技術及び抵抗性利用技術の開発
摘要 圃場等におけるイネいもち病菌の動態研究に利用可能なDNAマーカーを開発した。これを用いて、種子から苗へ、さらに、葉いもちから穂いもちへとつながるいもち病菌の伝染環を菌株レベルで追跡できることを実...
摘要 ククメリスカブリダニのイチゴにおけるハダニ抑制力は50~30%であることを確認した。イチゴは化学農薬の使用を最も回避したい果実であり、天敵利用防除体系の確立のために適性の高い天敵としてハダニ抑制力...
各種天敵類を核としたアブラムシ等害虫の総合防除技術の確立(81)
摘要 施設栽培のメロンにおいてシルバーリーフコナジラミに対するサバクツヤコバチ及びワタアブラムシに対するショクガタマバエの防除効果を検討した。サバクツヤコバチは、秋冬作のメロンにおいてコナジラミの発...
摘要 11年度は,ワタアブラムシ抵抗性ノーネットメロンF1系統‘久留米交27号’の地這い栽培における適応性を,ワタアブラムシ抵抗性固定系統‘久留米6号’及びワタアブラムシに感受性の市販品種‘ホームランスター’...
摘要 11年度は,低温(20℃)条件でも安定なうどんこ病抵抗性を有する‘PI 197088’と高温(26℃)条件でのみ抵抗性を示す‘夏節成’を用いて,遺伝解析を行った.‘PI 197088’の有する低温条件での抵抗性は,F1世代の...
摘要 キュウリ寄生のワタアブラムシをクローン化し、キュウリ、メロン、スイカ、カボチャの4種のウリ科野菜を寄主とした場合の増殖率と生存率を切り葉上で比較した。その結果、旬繁殖率(R0)は、キュウリとカボ...
有用遺伝子導入のための植物RNAウイルスベクターの開発と利用
摘要 九州・沖縄地域で重要な作物に発生して被害を与えているRNAウイルスは、工夫すれば有用遺伝子を発現させるための有用なベクターとして利用できる。そこで、サツマイモ・メロン・ダイズで発生するウイルス...
天敵微生物を活用した施設野菜のネコブセンチュウの総合的管理技術の開発(325)
摘要 パスツリアの線虫に対する付着率は,施用時の大量かん水等の施用法の改善によって施用当初は比較的高かった(30~40%)が,第4作のメロン,5作のスイカ栽培後の付着率はいずれの処理区においても10...
土壌病害の熱水消毒と耕種的防除・機能水消毒を組み合わせたつる割病等病害の総合防除技術の確立(316)
摘要 高温時や圃場の乾燥時に実施したり、熱水注入量を増加させる,あるいは深耕や有機物の連年投与などによる土壌の膨潤化などにより、熱水土壌消毒の効果は高まることを明らかにした。また熊本県鹿本地域の栽培...
摘要 既存のCGMMV弱毒株SH33cのさらなる弱毒化のために温度処理などにより、さらに弱毒と思われるSAMとSU32を選抜して、メロンでの病徴の軽微なことと干渉効果を確認した。西日本各地から分離し...
摘要 DMVのCP遺伝子を導入した形質転換エグイモに部分純化DMVを接種した後代のイモ葉でのウイルスの増殖を、対照の非転換エグイモとエライザ法によって比較した。その結果、後代においては当代で抵抗性で...
メロンつる割病菌の病原性関連遺伝子の単離・機能解析とレース変動機構の解明(299)
摘要 REMI形質転換法により、高頻度形質転換系を確立し、メロンつる割病菌Me102010(レース2)から1,169株の形質転換体を選抜した。レース判別品種に対する形質転換体の病原性を調査した結果、合計13株の病原性...
天敵微生物を活用した施設野菜のネコブセンチュウの総合的管理技術の開発(307)
摘要 潅水等による天敵細菌(Pasteuria penetrans,以後パスツリアと記す)の線虫防除効果の増強と低毒性殺線虫剤の補完的施用による,施設野菜類のネコブセンチュウの総合的管理技術の開発を目的とした。施用時...
摘要 メロンつる割病レース1、2y抵抗性に連鎖するDNAマーカーを開発するため、抵抗性系統と感受性系統の間でF2集団を育成し、抵抗性の遺伝様式を解明するとともに、抵抗性に連鎖するDNAマーカーを開発す...
メロンつる割病菌の病原性関連遺伝子の単離・機能解析とレース変動機構の解明(280)
摘要 REMI形質転換法によりメロンつる割病菌レース2から選抜した病原性変異株FMMP95-1の変異遺伝子を同定するために,遺伝的相補を試みた。完全なアルギニノコハク酸リアーゼ遺伝子(FASL)を含むベクターpFASL...
摘要 既存のCGMMV弱毒株SH3cよりさらに弱度と思われるSAMとSU32及びME32について、メロンでの干渉効果をRT-PCRを用いて確認した。高率に土壌伝染する長崎県の汚染土から分離したのMN...
土壌病害の熱水消毒と耕種的防除・機能水消毒を組み合わせたつる割病等病害の総合防除技術の確立(299)
摘要 熱水のマルチ畦内処理について検討し,畦の形状維持は,熱水注入量の調節により可能,消毒後の土壌の硬化程度は,作物の生育に影響するレベルに達せず,メロンの生育は順調で,つる割病やネコブセンチュウに...
つる枯病、うどんこ病及びアブラムシ複合抵抗性メロン中間母本の育成(153)
摘要 BC2F1世代の幼苗検定、側枝検定及び後代検定によるつる枯病抵抗性、うどんこ病抵抗性等の検定結果のもとづき、個体選抜した。果重は517.1~1575.2gとまだ小型の系統もあるが、BC1世代に比べ大型化...
摘要 ワタアブラムシ抵抗性のアールス系メロン‘久留米交24号’,‘久留米交26号’及び‘久留米交26号’は,草勢が弱い、ネット発現が悪い,果実が黄化する等の理由から、品種登録申請は見送られた。また,‘久愛交1号’...