摘要 環境保全型茶業及び安全な茶の生産のためには農薬の使用量を低減させる必要がある。このためには耐病性品種の育成が最も効果的であることから複数の主要病害に対する高度抵抗性品種を育成する。8~12年度...
ナタネ無エルシン酸・低グルコシノレート品種及び高エルシン酸品種の育成(71)
摘要 無エルシン酸・低グルコシノレート系統の育成では、交雑後代について子実の成分を分析し、選抜した。成分品質試験・生産力検定予備試験に供試したF6世代の盛試BZ138-1はエルシン酸含量及びグルコシノレート...
摘要 水田転換畑等における輪作に適した耐雪性及び耐湿性を備えた長期利用型イタリアン品種の育成のため、1989年に7育種材料を交配した。その後、出穂期、草型等を指標として3世代の集団選抜、及び後代検定...
摘要 ダイズシストセンチュウ抵抗性育種のための抵抗性簡易検定法の開発を目的とした。センチュウ汚染土壌を詰めた検定用トレイに種子を播種し、センチュウの寄生に好適な条件で栽培した。播種後6~7週間後に、...
摘要 大豆の低コスト生産のため、機械化適性の高い多収・良質品種の開発により収益性の向上と省力化を実現する必要がある。本研究では耐倒伏性に優れ、難裂莢性で最下着莢節位が高いコンバイン収穫向きの多収・良...
摘要 環境耐性に優れたシロクローバの新品種育成には、冬期に発生する凍害抵抗性に関する遺伝解析と同時に、耐凍性簡易検定法を開発することが必要である。そこで、7年度は大量・迅速に耐凍性を検定する手法とし...
摘要 組織培養において発生する遺伝変異の簡易検定法として、トマトを材料に検討した。2種類のマーカー遺伝子を用いて検定した結果、変異個体は0~30.3%の頻度で検出された。誘導4ヶ月後のカルスにおいて...
花きおよび緑化植物の不良環境抵抗性評価手法の開発-宿根性花きの耐湿性(114)
摘要 キクはわが国で最も生産の多い花きの一つであり、約35%が露地で生産されていて、年次によっては一時的な多量の降雨による湿害が発生することがある。この課題では、キクの耐湿性と関連が高くかつ測定が比...
摘要 コナジラミの栄養生理の解明に基づき耐虫性物質の簡易検定法を開発する。7年度には、栄養及び摂食を刺激あるいは抑制する物質として重要である糖の種類と濃度を変えて、シルバーリーフコナジラミ雌成虫に吸...
摘要 雑草の薬剤抵抗性は除草剤による水田雑草の効率的防除を進める上で障害となる。この性質は出芽などに関わる生態的特性と、代謝などの生理的特性の遺伝的変異に起因する。多様な農業生態系に適応した雑草の薬...
ダイズ黒根腐病抵抗性検定法の確立と抵抗性育種素材の探索・利用
摘要 土壌伝染性の難防除病害としてダイズの安定生産を阻害する重大要因となっているダイズ黒根腐病について、幼植物段階で個体別に判定可能な本病抵抗性の早期・簡易検定法を開発するとともに、現在までに認めら...
摘要 育種素材の耐倒伏性を強化し、耐倒伏性簡易検定法を開発して、効率的に耐倒伏性・超多収F1品種を開発しようとした。まず、フリント種育種素材の耐倒伏性を集団改良によってデント種並に強化した。つぎに、...
分子マーカー利用によるイネのツマグロヨコバエ耐虫性の遺伝的機構の解明(32)
摘要 ツマグロヨコバイ耐虫性に関する遺伝的機構を解明するため、耐虫性の簡易検定法を開発し、さらにRFLP(制限酵素断片長多型)等の分子マーカーを用いた耐虫性遺伝子座の推定を行う。簡易検定法の開発では...
摘要 7年度は(1)イネの寡照耐性の簡易検定法の確立、(2)遺伝資源の探索、(3)野生種と栽培品種の交配、を行った。また、効率的な形質転換系のための再分化能の高い培養系(遺伝的安定性の高い苗条原基培...
摘要 "体内成分を指標とした越冬作物の耐寒性簡易検定法の確立のための基礎資料を得るために、秋播きコムギについて、ハードニング期における遊離アミノ酸の動態を調査した。その結果、最低気温が0度以下になる...
摘要 寒地で問題となる越冬性等の耐低温性について、その評価・検定法の開発を目的として研究を行った。ユリ科を中心とする秋植え球根39属、270種について積雪条件下での越冬性と欧米で使用されている2つの...
コムギ立枯病の発病抑止要因の探索と有効利用法の開発(176)
摘要 拮抗微生物による小麦立枯病抑制のメカニズムを知るために小麦連作圃場より分離した菌株の抗菌物質生産性を調べるとともに、トランスポゾン導入によってそれらの生産性を欠失した変異株の作成を試みた。また...
カンキツグリーニング病の病原特異的モノクローナル抗体の作製(183)
摘要 6年度までに、カンキツグリーニング病病原体(GO)の16SrDNAに特異的なプライマーを用いたPCRにより、GOが病組織より検出できることを明らかにした。7年度は本法により圃場で採集した葉から...
摘要 消費の多様化に伴って、農家では新品種への転換が精力的に実施されているが、それら品種の中にはカンキツエキソコーティスウイロイドやカンキツウイロイドを保毒しているものが見つかっている。これらウイロ...
摘要 光顕観察の結果、黒星病菌は、供試した何れのナシの品種の葉上でも胞子発芽は良好で、付着器形成も高率であった。また、侵入孔の形成、胞子発芽から侵入孔形成までの過程、クチクラ直下の菌糸の形成過程など...