米ぬか施用による土壌の物理・化学性の変化がコナギの生育を抑制する
要約 土壌極表層の水中沈定容積とコナギの個体数には有意な負の相関が認められる。移植時に米ぬかを施用すると、移植後1ヶ月間の前半では土壌溶液の電気伝導度(EC)、後半では水中沈定容積の増大により、補完的に...
果樹園での草生管理または堆肥の施用は清耕管理より土壌炭素を増加させる
要約 果樹園の地表面を清耕状態で管理し続けるよりも、草生で被覆して管理、または化学肥料単用よりも堆肥を併用し続ける方が、土壌表層0~20cmの炭素蓄積...
食感・形状の定量的評価法を用いた多様なキュウリの果実品質の特徴付け
要約 キュウリ果実の食感をクリスプネスインデックスやフラクタル次元解析、形状を楕円フーリエ法・主成分分析によって定量的に評価することで、世界の多...
小型UAV空撮・三次元形状復元技術を用いた農地の現況地形の把握手法
要約 小型UAVによる空撮画像を用いて三次元形状復元技術(SfM-MVS)により農地の三次元モデルを生成すれば、三次元モデルから得られる数値表面モデル(DSM)を...
要約 イネ縞葉枯病多発地域では、収穫後のひこばえにおいて発病株率およびヒメトビウンカの保毒虫率が急激に上昇する。イネ収穫後は必ず水田を耕起して、保毒虫率の高い個体群の越冬を防ぐ。 キーワード イネ縞葉...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
要約 開発した白黒マルチシートは、防草性に優れ、太陽光反射率が高く、安価で引き裂き強度が高い。透湿性の異なる、微細な穴があいているマルチシートと穴のあいていないマルチシートがあり、産地の栽培条件に応...
要約 長いハンドルを備え、樹冠下幹周部分も楽な姿勢で高能率に草刈作業が出来る歩行型草刈機。樹列に沿ってまっすぐ走らせるだけで樹冠下幹周部分の草刈ができ、樹冠下幹周部分の草刈作業時間を刈払機より約5割...
暖地で耕起栽培と同等の収量が得られるスーダングラスの不耕起栽培技術
要約 スーダングラスの不耕起栽培では播種前に除草剤を処理することで雑草を抑制でき、耕起栽培と遜色ない収量が得られる。不耕起栽培の導入により、慣行...
畦畔や整備法面での草刈り作業の負担を軽減する機動性の高い電動草刈機
要約 畦畔や法面を安定走行する機動性を有し、遠隔操作で草刈り作業ができる電動草刈機。一定条件下では、畦畔に沿って自動走行(倣い走行)しながら作業を行う機能をもち、取扱性や安全性が高く、作業負担が少ない...
要約 DNAマーカーHIS28DELを用いることで、新規需要米向け水稲品種「モミロマン」「ハバタキ」などに由来する4-HPPD阻害型除草剤感受性の選抜が可能となり、抵抗性と感受性を容易に判別することができる。 キーワ...
湿潤転換畑での放牧では、耐湿性草種でも踏圧により早期に衰退する
要約 水田転換畑に耐湿性草種フェストロリウム(品種バーフェスト)を播種すると、湿害もなく、牧草地が造成できる。しかし、土壌の水分が高く、柔らかい水田転換畑では、放牧牛の踏圧が強いため、フェストロリウム...
要約 作業道造成機は、掘削能力を高めた歩行型管理機と土壌の排土および整地を行う排土板から構成される。傾斜20°未満の果樹園において、幅約1.2mの作業道10mを10分で造成することができる。 キーワード 作業...
難防除雑草マルバルコウ防除のための大豆品種「あきまろ」狭畦晩播栽培体系
要約 マルバルコウ多発圃場でも晩播適性大豆品種「あきまろ」の30cm狭畦の晩播栽培を行い、FOEASにより苗立ちを確保し、適期に土壌処理剤、選択性茎葉処理剤の全面散布、非選択性茎葉処理剤の畦間株間散布を実施...
機械収穫効率が高いエリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」の育成
要約 エリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」は、種子で増殖する既存品種「JES1」と同等の乾物収量を示し、1株あたりの茎数と乾物重では個体間の均一性が「JES1」より高い。そのため、「JEC1」の機械収穫効率は「JES...
生分解性マルチの分解速度が畑によって違う理由には土壌微生物とそれらが生産する酵素が関わっている
要約 生分解性プラスチック(生プラ)製の農業用マルチフィルム(生プラマルチ)の分解が早い畑の土では、生プラ分解能を持つ微生物の分離率が高く、こうした土では、エステル分解酵素(エステラーゼ)の活性が高い...
日本国内には 419 種の C4 植物が分布し、そのうち 116 種は過去 25 年間に侵入・定着した
要約 国内の草本として 419 種の C4 植物が分布し、そのうち過去 25 年間に 116 種の外来種がわが国に侵入・定着していることが明らかとなりました。本研究で作成した C4 植物の一覧は、そ...
機械収穫適性に優れるエリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」の育成
要約 エリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」は、種子繁殖性の既存品種「JES1」と同等の収量性を示し、「JES1」より品種内の均一性が高い。そのため、「JEC1」の機械収穫効率は「JES1」より高く、バイオマス原料の効...
要約 農耕地における外来雑草を早期警戒するために、外来雑草を「未侵入」「侵入初期」「まん延」の3段階の侵入段階に対応した情報に基づいて評価し、それぞれ「侵入防止」「分布拡大防止」「被害の軽減」の対策...
雑草種子を駆除し翌年の雑草を大幅に減らす自走式蒸気処理防除機
要約 自走式蒸気処理防除機JJ7は作物収穫後耕起前の圃場地表面に過熱水蒸気を噴射して走行し、地表面の雑草種子を死滅または休眠打破させることで、次作の雑草密度を大幅に減少させる。圃場作業効率は約50分/10 a...