ヘアリーベッチを用いたリビングマルチ栽培の飼料用大豆への雑草防除効果
要約 ヘアリーベッチのリビングマルチは、飼料用大豆の雑草防除手段として有効だが、防除効果は雑草の種類により異なり、オオイヌタデやシロザが優占する圃場では効果が大きく、ホソアオゲイトウやイネ科雑草が優...
植物資材の細断同時すき込み機を用いた土壌還元消毒とその殺菌作用
要約 新たに製作した小型細断同時すき込み機は、土壌還元消毒でカラシナを有機質資材としてすき込む際の揮発性抗菌物質の揮散を抑制できる。土壌還元消毒時に土壌中で増殖するクロストリジウム菌は、各種有機酸を...
要約 有機農業に取り組む生産者等が活用できる、麦作適期除草技術を導入した暖地水田二毛作体系、生物的土壌消毒を導入したホウレンソウ施設栽培体系、不織布浮きがけ法を導入した高冷地露地レタス栽培体系等をわ...
耐病性と耐倒伏性に優れる飼料用サトウキビ新品種候補「KY09-6092」
要約 飼料用サトウキビ系統「KY09-6092」は黒穂病をはじめさび病などの耐病性に優れた系統である。「KRFo93-1」や「しまのうしえ」に比べ株出し収量は同程度で耐倒伏性に優れている。 キーワード 飼料用サトウキ...
瀬戸内地域の芝生畦畔では、年3回の草刈りでシバに必要な光環境は確保できる
要約 シバの生育に必要な光環境は、5月、7月、9月の年3回草刈りで、光環境が比較的良好な4月から10月の毎月の年7回草刈り並みに確保できる。 キーワード 芝生畦畔、シバ(Zoysia japonica)、光環境、草刈り回数 背...
要約 カンショ「スズコガネ」は種小いもを圃場に直接植え付ける省力的な直播栽培に適しており、貯蔵性に優れ、線虫抵抗性を備える。焼酎製造時の純アルコール収得量は「コガネセンガン」と同等以上であり、焼酎の...
加工・業務用ホウレンソウの機械収穫体系を利用した刈り取り再生栽培技術
要約 歩行型の加工・業務用ホウレンソウ収穫機を利用することで、省力化と生産費の削減が図られ、刈り株から再生した2番草を再収穫することが可能となる。再収穫により厳冬期の収穫量確保とともに、さらなる生産...
普通ソバ難脱粒系統の登熟中およびコンバイン収穫時に発生する子実損失
要約 普通ソバのグリーンフラワー型の難脱粒系統は、収穫遅れや風雨などの脱粒が多発する条件において自然脱粒の抑制やコンバイン収穫の脱穀選別損失の軽減することから子実損失を抑制でき、今後の品種開発に有用...
要約 2番草採草後、晩秋期まで備蓄したチモシー採草地再生草は放牧乳牛による採食性が高く、乳生産量を維持できる。晩秋期の放牧利用による翌春の1番草収量や草種構成への悪影響は認められない。放牧期間の延長に...
要約 大豆作で使用できる全面茎葉処理除草剤のフルチアセットメチル乳剤は難防除雑草のヒロハフウリンホオズキ、ホソアオゲイトウ、アレチウリ、ニシキアオイ、カロライナツユクサ、マルバツユクサ、マルバルコウ...
土地利用情報を用いた被害予測モデルによる斑点米被害ハザードマップ
要約 アカスジカスミカメが加害主体の斑点米被害について、農地とその周辺の土地利用情報から作成した被害予測モデルからハザードマップを作成することで、害虫発生量を調査することなく土地利用(=作付状況)のみ...
要約 ペレニアルライグラス「東北7号PR」は、越夏性、収量性に優れ、本州以南の寒冷地(東北地域や中部高標高地帯:年平均気温9~12°C)を対象に、主に放牧用として利用できる。 キーワード 放牧用、越夏性、ペ...
カバークロップによる除染後傾斜畑での放射性セシウム流出抑制効果
要約 除染後傾斜畑にカバークロップを導入すると、管理耕起の場合に比べ、積算土砂流出量が1割以下、放射性セシウム流出量が2割以下に抑制される。 キーワード 放射性セシウム、除染後農地、侵食、カバークロップ...
要約 休耕地の畦畔や法面での雑草管理に使える抑草剤・除草剤、急速緑化、防草シートの各技術について、適用できる場面のほか、コストと省力性を提示する。畦畔の管理者は慣行の背負い式刈払機による除草効果とコ...
要約 雪割りによる土壌凍結深の制御技術において、凍結する深さを30cm 前後に制御すると、バレイショの越冬を防ぎつつ、畑からの温室効果ガスの放出や肥料成分の流出も抑えられる。 キーワード 土壌凍結深制御、...
秋季温暖化に適応した夏季播種技術を支援する牧草の晩限日計算プログラム
要約 播種晩限日計算プログラムは、北海道内において夏季播種による安定した牧草生産を支援する。気候区分ごとの越冬前の必要有効積算気温を参照し、気象庁アメダス気温データを用いて希望する地点・草種組み合わ...
要約 木質バイオマス資源作物として注目されるヤナギの収穫量は、農業用マルチ設置と除草を実施することで、寒冷地の北海道において目標値10トン/ha/年を...
要約 大豆2~4葉期のフルチアセットメチル乳剤処理による大豆品種の初期薬害程度は温暖地では小さいが、寒冷地では強く生じることがある。初期薬害程度には品種間差異があり、また、他の農薬との混用で、初期薬害...
要約 開発した白黒マルチシートは、防草性に優れ、太陽光反射率が高く、安価で引き裂き強度が高い。透湿性の異なる、微細な穴があいているマルチシートと穴のあいていないマルチシートがあり、産地の栽培条件に応...
暖地で耕起栽培と同等の収量が得られるスーダングラスの不耕起栽培技術
要約 スーダングラスの不耕起栽培では播種前に除草剤を処理することで雑草を抑制でき、耕起栽培と遜色ない収量が得られる。不耕起栽培の導入により、慣行...