液体クロマトグラフィー-質量分析法を用いたカロテノイドの一斉定量分析方法
要約 大気圧化学イオン化法を用いた液体クロマトグラフィー-質量分析法により、植物の生合成経路上の18種類のカロテノイドを高感度かつ一斉に定量できる。 キーワード LC-MS、一斉定量分析、カロテノイド、カ...
園周囲設置の着脱式防風ネットへの殺虫剤散布による果樹カメムシ類の被害抑制
要約 樹カメムシ類の大量飛来時に殺虫剤を散布した防風ネットを園周囲に設置すると、園内への侵入数と果実の吸汁被害を無設置園の半分以下に抑制できる。また、直管パイプを土台としさらに細い直管パイプを挿入し...
国内カンキツ樹からのカクヘキシア病病原ウイロイドの検出と遺伝子診断
要約 海外では重要病害として知られるが国内での発生は確認されていなかったカンキツカクヘキシア病の病原であるホップ矮化ウイロイドの変異株は国内に局在して分布し、遺伝子診断法によって特異的に検出できる...
中晩生カンキツ「せとか」および「麗紅」の袋かけによる果面傷害の軽減
要約 面障害が発生しやすい「せとか」、「麗紅」では、8月下旬以降にテトロン製の果実袋をかけると糖度を低下させることなく果面の傷や退色の発生を軽減でき、青果率の高い果実が生産できる。特に傷や退色の発生...
要約 台風襲来時にカンキツかいよう病の防除を行う場合、台風が接近する3~1日前までの薬剤散布は効果が高いが、台風通過後に散布しても防除効果は期待できない。 キーワード 台風、カンキツかいよう病、防除適期...
要約 カンキツ属品種の多くは果肉と果皮のカロテノイド集積特性が類似しており、ミカン区に属する多くの品種で果肉と果皮のβ-クリプトキサンチン含有量が高い。また、一部のダイダイ区とミカン区の品種で果肉...
要約 無核紀州の有する無核性が分離した交雑集団のRAPD解析から作成したSTSマーカーを利用し、葉のDNA分析を行うことにより、無核紀州型の無核性を有する個体を早期に推定することができる。 キーワード カンキ...
機能性成分を高濃度含有する早生のミカン新品種「西南のひかり」
要約 カンキツ新品種候補「西南のひかり」は「(アンコール・興津早生)No.21」に「陽香」を交雑して育成した早生のミカンである。年内に成熟し、剥皮容易でじょうのう膜が薄く、少核性で食べやすいうえ、果肉は柔...
要約 pH条件を異にする養液栽培において、「ヒリュウ」の根活力は、土壌pH4.5の条件下ではpH6.0の場合と比べて25%程度低下する傾向にある。また、地上部および地下部の乾物重についても、土壌pH4.5の条件下ではpH...
メタアルデヒド剤トラップを用いたチャコウラナメクジの生息密度および防除効率の推定
要約 等間隔に配置したメタアルデヒド剤のトラップを用いて誘殺数を短期間に連日測定し、除去法を用いて 解析することにより、チャコウラナメクジの生息密度、防除効率等を推定できる。 キーワード チャコウラナ...
要約 ユズに発生するカンキツ幹腐病の主要感染時期は、6~7月である。防除薬剤は発芽前は銅水和剤、 石灰硫黄合剤、生育期は有機銅水和剤、マンゼブ水和剤が高い防除効果がある。5月下旬、6月下旬、 7月中旬...
カンキツ栽培におけるマルチおよび点滴かん水施肥法導入の現状と課題
要約 露地カンキツ栽培における点滴かん水施設の導入面積は500ha以上であり、多くはかん水のみが目的である。普及拡大には助成事業の貢献が大きい。点滴かん水施肥法では、施設のコスト低減、かん水管理、水源確...
要約 ステンレスビーズによる凍結破砕と改良型PCR反応系を利用することで、カンキツのDNAマーカー分析を迅速かつ低コストで行うことができる。 キーワード カンキツ、DNAマーカー、早期選抜、DNA分析、スクリー...
温州萎縮ウイルス(SDV)汚染ほ場における土壌消毒の効果と台木の耐病性
要約 温州萎縮病が発症した株を抜根しクロルピクリン剤で土壌消毒すると、後作にカラタチを植栽しても、10年間は再感染が認められない。台木の種類では、ナツダイダイ及びカラタチ×ナツダイダイの交雑個体は、カ...
要約 カンキツのミカンハダニを捕食する土着天敵の種構成は地域ごとに異なり、捕食性昆虫類(キアシクロヒメテントウ、ケシハネカクシ類)が主体の産地とカブリダニ類が主体の産地がある。これらの天敵の保護活用...
要約 極早生ウンシュウ「崎久保早生」に「サマーフレッシュ」を交配して得られた珠心胚実生の新品種「みえ紀南1号」は、「崎久保早生」に比べて糖度が高く減酸も早い。 キーワード 極早生ウンシュウ、新品種、高...
ナギナタガヤ草生栽培は傾斜地カンキツ園のリン流出量を削減できる
要約 傾斜地カンキツ園にナギナタガヤ草生栽培を導入すると、降雨時の表面流出水量が減少し、懸濁態として流出するリンの量を削減できる。 キーワード 草生栽培、懸濁態リン、ナギナタガヤ、表面流出水、ウンシュ...
要約 「あまつづみ」は、「安芸タンゴール」(「興津早生」×「トロビタオレンジ」)に 「サザンレッド」を交配して育成したカンキツ新品種である。高糖度で果皮の紅色が濃く、 オレンジ香を有し、さらに、じょう...
魚眼レンズ装着デジタルカメラによるカンキツの樹冠葉面積の計測法
要約 カンキツ樹体形状を単純な図形に当てはめることにより、樹高、4方位の樹冠半径、魚眼レンズ装着 デジタルカメラによる4方位での樹冠全天画像から得られる開空度から、樹冠容積、葉面積密度、樹冠葉面積を ...
要約 イチゴ炭疽病潜在感染を検出できる石川らの簡易検定法を、輪ゴム、ティッシュ、ビニール袋という 手に入りやすい道具を利用する方法に改良しても検出が可能である。 キーワード イチゴ、炭疽病、簡易検定法 ...