要約 カンキツの葉を突いた爪楊枝をPCR反応液に浸すことでダイレクトPCRを行うことができる。また、葉を突いた爪楊枝をTE0.2バッファーに浸すとDNAサンプルを作成することもできる。これにより、DNA抽出に要する...
要約 カンキツ新品種「みはや」は「津之望」にNo.1408を交雑して育成した早生のミカンである。果皮が赤橙色、外観美麗でウンシュウミカンと区別性がある。11月下旬に成熟し、剥皮は比較的容易で食味が良い。浮き...
要約 カンキツ新品種「あすみ」はカンキツ興津46号に「はるみ」を交雑して育成した中生のミカンである。1月下旬~2月上旬に成熟し、糖度が極めて高く、芳香があり食味に優れる。 キーワード カンキツ、新品種、中...
高糖度カンキツ果実生産に必要な乾燥による水分ストレス付与の時期
要約 早生ウンシュウミカン、「はれひめ」および早期収穫の「不知火」は、果実に果汁が蓄積し始める時期から約2ヶ月間、乾燥による適度な水分ストレスを樹体に付与することにより、効果的に高糖度の果実を生産で...
SSRマーカーによる日本のパインアップル品種のDNA品種識別
要約 パインアップルで開発した18種類のSSRマーカーにより、沖縄県で育成された7品種を含む合計30のパインアップル品種・系統のDNA品種識別が可能である。 キーワード パインアップル、SSRマーカー、DNA品種識別 ...
遺伝子機能の解明やDNAマーカー開発に有効なカンキツのゲノム情報
要約 カンキツの発現遺伝子情報のうち67.6~81.9%の機能が推定され、86.1%がゲノム配列と対応づけられる。SSR候補はESTでは144,000件、ゲノム配列では382,000件見いだされる。17品種間のSNPの頻度から、品種間の...
カンキツの268個のSNP遺伝子型を迅速に決定できるアレイの開発
要約 開発したカンキツのSNP(一塩基多型)アレイは、交雑実生集団等を対象に、迅速に268個のSNPマーカーの遺伝子型決定を行うことができ、カンキツのDNAマーカー育種に利用可能である。 キーワード カンキツ、アレ...
「マルドリ方式」を導入するためのカンキツ高品質果実率の改善目標
要約 「マルドリ方式」導入による追加費用を償うための追加粗収益を、収量水準・品質格差・価格メリットによって算出することで、カンキツへ同方式を導入する際に必要な高品質果実率の改善目標を示すことができる...
β-クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性は骨粗しょう症になりにくい
要約 ウンシュウミカンに特徴的に多いカロテノイド色素であるβ-クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性は、低い人に比べて骨粗しょう症の発症率が有意に低い。ウンシュウミカンの摂取が閉経女性の健康...
高感度と安定性を備えたカンキツグリーニング病の診断用新規プライマーセット
要約 カンキツグリーニング病原細菌アジア型の16S rRNA遺伝子の特有領域を用いた新規プライマーセットでは、PCR法による罹病樹検定で樹体内細菌密度や混入DNAの影響を受けにくい。 キーワード カンキツグリーニン...
要約 複数の生産者が水源、液肥混入システム等を共同利用する「団地型マルドリ方式」は、コストを削減できるうえ、技術的リーダーがかん水や液肥の利用方針を示すことによって参画者の技術習得が促進されるため、...
DNAマーカー分析の省力・低コスト化を可能にする1チューブ多重ポストラベル法
要約 特異性の高いタグ配列をDNAマーカーに付加し、蛍光色素標識した同じタグ配列を持つプライマーを事前に加えてPCRを行うことで、最大6種類のDNAマーカーを1チューブ内で個別に標識することが可能である。 キー...
要約 温州萎縮ウイルス(SDV)の2分節ゲノムRNAの共通保存配列を標的として設計したユニバーサルプライマーを用いた1ステップRT-PCRにより、簡易かつ高精度にSDVを遺伝子診断できる。本法は既知のSDV全4系統に対応...
要約 カンキツソローシス病の病原であるカンキツソローシスウイルス(CPsV)は国内のカンキツに存在する。遺伝子診断による調査にて、約200樹のうち「不知火」の2樹のみで陽性を確認したが、ソローシス病特有な樹皮...
ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の効率的な分生胞子形成法
要約 ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の分生胞子形成には希釈したオートミール寒天培地(希釈OMA培地)が適しており、菌糸の細かい断片を希釈OMA培地上に塗布して培養することで、安定的...
無病苗定植と圃場内および地域一斉防除によるグリーニング病の発生抑制
要約 カンキツグリーニング病常発地域において、無病苗の定植後に媒介虫ミカンキジラミの地域一斉防除と圃場内の慣行防除を継続すると、定植後5年経過してもシークワーシャーにおける同病の発生は低頻度にとどま...
ウンシュウミカンにおいて着果による翌春の花芽数減少は発育枝のカンキツFLOWERING LOCUS Tの発現の抑制と密接に関連する
要約 ウンシュウミカンでは、着果により11月~1月における発育枝のカンキツFLOWERING LOCUS T(CiFT)の発現が抑えられ、着果量が多いほど、着果期間が長いほどその抑制効果は強い。また、Ci...
品種特性データの操作性が向上した系譜図作成ソフトウェア;EvoTree PLUS
要約 系譜図自動作成ソフトウェア;EvoTreeを多種類の品種特性データ(文字列・数値)に対応できるデータ構造へ改変し、データの操作性・汎用性を高めた。改良したEvoTree PLUSはマニュアル・作物系譜データ等と共に...
チャの侵入新害虫チャトゲコナジラミとカンキツ害虫ミカントゲコナジラミの識別法
要約 チャの新害虫チャトゲコナジラミは、カンキツ害虫ミカントゲコナジラミとは遺伝的に異なる別種の侵入害虫である。両種は、mt-COI遺伝子、成虫前翅の白紋数、4齢幼虫外縁の白帯幅の違いなどにより識別できる...
カンキツ台木の枝内水分通導性を利用した樹冠拡大能力の早期予測法
要約 5か月齢の台木実生の枝内水分通導性は、その台木を用いたカンキツ樹の幹周と相関が高く、これにより台木として利用した場合の穂木品種の樹冠拡大程度を早期に予測することができる。 キーワード カンキツ、...