「マスカット・オブ・アレキサンドリア」12月加温の生産安定技術
要約 12月加温作型の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、5芽で冬季せん定すると、発芽が早く、生育が旺盛となり、花穂数が増加することから増収が期待できる。収穫後には結果母枝を1芽で夏季せん定するこ...
要約 早期加温栽培「デラウェア」における地中加温は、ハウス加温の10日前ころからジベレリン前期処理期ころまで行うことが、高品質果実の多収生産に有効である。 キーワード ブドウ、デラウェア、早期加温栽培、...
要約 窒素形態によりももの葉面吸収は異なる。尿素態窒素、無機態窒素(アンモニア、硝酸)の吸収は速く、特に尿素態では吸収量が多い。一方、アミノ酸態窒素の吸収は緩やかで、分子量の大きいものほど吸収量は少...
要約 気象情報にもとづくナシ「幸水」とブドウ「巨峰」の県内産地4か所における開花予測情報を、インターネットからリアルタイムで入手でき、開花期前後のより適切な管理作業が可能となる。 キーワード ナシ「幸...
ぶどう「安芸クイーン」の暗赤色果粒発現と果皮のアントシアニン
要約 赤色系ぶどう「安芸クイーン」における暗赤色果粒の発現は、果皮のアントシアニンの組成変化によるものではなく、果皮にアントシアニンが多く蓄積することにより生ずる。 キーワード 安芸クイーン、暗赤色果...
要約 砂丘地土壌における「安芸クイーン」の有核栽培で、花振るいを防止して、秀品収量が多く、糖度の高い着色良好な果実を生産するには、せん定後の総芽数を接ぎ木上部20cmの主幹断面積1cm2当たり13芽の割合で...
要約 「興津2号」を母親に、「花御所」を父親とする完全甘がき新品種「53-1」を育成した。「伊豆」に続いて収穫できる早生の甘がき品種で、果皮色が赤く、果実重も250g前後となり、直売に適する。 キーワー...
新梢の摘心位置が欧州系ぶどう「マリオ」の果粒肥大に及ぼす影響
要約 根域制限し短梢せん定で栽培している欧州系ぶどう「マリオ」に対し摘心を行う際、摘心位置を房に近づけることにより樹勢を抑制することができ、果粒の肥大が促される。 キーワード 欧州系ぶどう、短梢せん定...
要約 ブドウウイルスのうち重要性が高いブドウ葉巻随伴ウイルス、ブドウAウイルス、ブドウえそ果ウイルスなど9種についてRT-PCRによる検出法を開発した。本法を利用することによって高感度かつ効率的なブドウウイ...
完全甘ガキにおけるへたすき果発生程度の品種・系統間差異と年次変動
要約 完全甘ガキ品種に特異的に発生する裂果である「へたすき」の発生率は、年次変動が大きく、特に、年次と品種との交互作用による年次変動が大きい。へたすき性は「富有」が小さく、「花御所」が大きい。 キー...
要約 生食用ブドウとして望ましい歯切れが良く硬い肉質を持つ品種は、ほとんど欧州ブドウ生食用品種群のみに認められ、欧州ブドウ醸造用並びに生食醸造兼用品種群の肉質は、軟らかい品種に偏っている。米国ブドウ...
要約 新品種「甘秋」(カキ安芸津14号)は「新秋」に「18-4(富有×興津16号)」を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「伊豆」と「松本早生富有」の中間で、食味は良好である。汚損果の発生が多い...
ハウスぶどう「巨峰」のドリップ潅水による盛土式根域制限栽培法
要約 ハウスぶどう「巨峰」の液肥を用いたドリップ潅水、培土量60リットルの盛土式根域制限栽培では、1樹当たりの年間窒素施用量を、植え付け3年までは20g、4年以降は60gにすることにより、早期多収が図られ、二...
要約 砂丘地土壌に適したウイルスフリーぶどう「デラウェア」の台木として、樹の生育が旺盛で収量も多い5BB台が有望である。 背景・ねらい ウイルスフリーぶどう「デラウェア」は着色が良く、熟期も既存の「デラ...
要約 主要果樹の樹園地評価基準を作成した。評価は、樹園地を自然条件と土壌条件、作業条件、樹体条件に分類し、17項目のウェイト値に評価しようとする園の状態別ウェイトをそれぞれ乗算し、その合計値をもって点...
要約 「ゴールド二十世紀」若木の新梢誘引を7月上旬(半数の新梢が伸長を停止した時期)に行うことにより、果実の肥大促進が可能となる。 背景・ねらい 「ゴールド二十世紀」の若木では、主枝や側枝の途中から...
要約 根域制限栽培のブドウ「ピオーネ」で主枝拡大を行うには、生育期間中に伸長した結果枝および主枝延長枝から発生した本葉総数の18%、すなわち50節に対し9結果枝を発生させる主枝のせん定を行えば、高品質果実...
要約 短梢せん定栽培におけるジベレリン処理の有無による、4倍体ブドウの結実特性(有核果および無核果の着粒の多少)には品種間差異があり、5品種が有核果生産に適し、6品種は無核果生産に適する。 背景・ねらい...
リンゴにおける新害虫ツマグロアオカスミカメの発生とその被害の確認
要約 秋田県鹿角市においてツマグロアオカスミカメによるリンゴへの加害が確認された。被害の症状は、葉では多数のせん孔が生じ、幼果では窪みや奇形、サビの形成が見られた。 背景・ねらい 2000年6月上旬に、秋...
要約 ぶどう「安芸クイーン」の有核栽培において、強樹勢による花振るい(不受精等による果粒の歯抜け状態)が起きる場合は、調整枝の利用により、秀品率が向上し、有核栽培の着粒安定法として有効である。 背景...