要約 地元産の素材を使用したラーメンの商品化にあたって、消費者の支払意思額を「麺」「具」「スープ」の3種類に分けて計測した結果、地元産素材でも「麺」に対しては極めて高い支払意思額が認められた。 背景...
要約 家畜ふん堆肥を主原料として、地域で入手できるバイオマス資源を所定の割合で混合して、窒素2.5~3.6%、リン酸2.5~6.0%、加里2.2~3.6%に調整した成分調整ペレット堆肥の窒素肥効率は30~50%程度であり...
畑地土壌における各種堆肥の窒素肥効特性と可給態窒素の簡易分析法
要約 畑地土壌における堆肥の窒素肥効率は可給態窒素量(無機態窒素+MAP+PEON量)と相関が高く、無機態窒素とMAPは比較的肥効が早く、PEONの肥効は遅い。PEON量は抽出液に濃硫酸を添加して腐植物質を沈殿させた...
要約 家畜ふん堆肥の窒素肥効の遅速を含む迅速な評価手法を開発し、簡易化・マニュアル化するとともに、分析結果に基づき施肥量を試算する施肥設計システムを構築した。これにより家畜ふん堆肥の施用当作の窒素肥...
家畜福祉を視点に採卵鶏の飼養システムの産卵成績、健康状態等を比較
要約 放牧、福祉ケージ等の採卵鶏の飼養システムを比較すると、産卵成績には大きな差がない。放牧と平飼いは、卵殻が厚い傾向で色が薄く、また健康状態が良好である。バタリーケージは、ストレス反応が強く、また...
アナアオサの飼料添加による高品質鶏卵の生産と細胞性免疫の増強
要約 産卵鶏にアナアオサを2%飼料添加することにより、産卵性を維持しながら、卵黄中にルテインを1.2倍含み、ハウユニットが高く、卵黄色の濃い鶏卵を生産できる。さらに産卵鶏の細胞性免疫を増強することがで...
要約 コンビニエンスストアから排出される消費期限切れの食品の内、高タンパク質・高脂質の素材を乾燥処理したものを市販採卵鶏成鶏用配合飼料に10%、20%代替し、採卵鶏に給与した結果、産卵および卵質成績は10...
高タンパク質・高脂質と低タンパク質・低脂質エコフィードの大すう期への給与
要約 コンビニエンスストアから排出される消費期限切れの食品を高タンパク質・高脂質と低タンパク質・低脂質に分け乾燥処理した両素材を各0%、0%(無添加)と10%、5%および17%、8.5%の割合で配合して大...
要約 鶏舎の給水ラインに活性炭フィルターを組み入れて、飲水中の遊離残留塩素を除去することにより、自動薬液注入器付き給水装置を使って、鶏生ワクチンを失活させることなく、効率良く飲水投与する事ができる。...
鶏への桑の葉粉末の給与は盲腸内のビフィズス菌を増やしpHを低下させる
要約 桑の葉粉末を添加した飼料を採卵鶏に給与すると、盲腸内のビフィズス菌が増加してpHが低下する。また、排せつ物からのアンモニアの発生も遅延・抑制される。 キーワード 採卵鶏、桑粉末、腸内細菌、排せつ...
トウモロコシ乾燥蒸留かす(DDGS)は採卵鶏飼料に40%配合できる
要約 DDGSを採卵鶏飼料のエネルギー源としてトウモロコシの約1/3量と、タンパク源として大豆かす等の2/3量を代替しても、生産性や鶏卵品質には悪影響はないことから40%を配合することが可能である。 キーワード ...
新規環境汚染物質である有機フッ素化合物のニワトリにおける体内動態
要約 ニワトリでは、パーフルオロオクタンスルホン酸は主に肝臓に、パーフルオロオクタン酸は血液や腎臓に分布する。パーフルオロオクタンスルホン酸の血中半減期は長く、高い残留性を示すため、注意が必要であ...
東南アジアにおける鳥インフルエンザ等人獣共通感染症病原体の分子疫学情報
要約 タイおよびミャンマーの家きん、野鳥および豚で流行しているインフルエンザウイルスの遺伝子性状および病原性解析を行った。得られた臨床疫学情報はわが国を含むアジアの動物インフルエンザおよび新型イン...
マンネンタケ菌床を地域特産肉用鶏に給与すると生産性と細胞性免疫能が向上する
要約 大豆加工品の製造副産物を利用して作られたマンネンタケ菌床を添加した、抗菌剤を含まない飼料を肉用鶏へ給与することにより、細胞性免疫能を活性化し、生産性を向上させる。 キーワード おから、細胞性免疫...
要約 生ニンニクから抽出したニンニクオイルを配合した混合飼料を、成鶏用配合飼料に0.2%添加給与することで、鶏体の自然免疫や獲得免疫が活性化する。 キーワード 採卵鶏、ニンニク、自然免疫、獲得免疫 背景・...
コクシジウムワクチンによる有機JAS飼育条件下の肉用鶏の発育改善
要約 有機畜産物JAS規格に準拠した飼育条件では肉用鶏の発育が低下するが、コクシジウムワクチンの投与により慣行飼育と同等の発育成績を得ることができる。 キーワード 肉用鶏、有機畜産物JAS、コクシジウムワク...
窒素肥効量14kg/10a施用による飼料イネ品種クサノホシの多収・低コスト栽培
要約
牛ふん堆肥と発酵鶏ふんペレットを用い、窒素肥効量を14kg/10aとした飼料イネ品種クサノホシの栽培は、乾物収量が化学肥料と同等以上の1.3~1.4t/10aを達成でき、倒伏を回避できる。...
鶏の新興感染症であるStreptococcus gallolyticus subsp. gallolyticus 感染症の我が国での発生確認
要約 細菌性心内膜炎や肝臓・脾臓の壊死巣形成を主徴とするS. gallolyticus subsp. gallolyticus感染症が我が国でも発生している。 キーワード 鶏、心内膜炎、Streptococcus gallolyticus subsp. gallolyticus...
2005年に茨城県で分離されたH5N2鳥インフルエンザウイルスの性状
要約 日本で分離されたH5N2鳥インフルエンザウイルスは、中米で流行していたウイルスを起源とし、ニワトリに対して臨床症状を示さずに容易に伝播するウイルスである。 キーワード 鳥インフルエンザウイルス、H5...
地域在来の天敵昆虫を利用した養鶏場におけるイエバエ防除システム
要約 地域在来の天敵昆虫(ガイマイゴミムシダマシ、クロチビエンマムシ)と薬剤(プロチオホス製剤、シロマジン製剤)を組み合わせることで、養鶏場のイエバエを安定的に防除でき、かつ薬剤使用量を低減できる。...