モンゴルの伝統的乳製品より分離されたブタ胃ムチンへの付着性を有する乳酸菌
要約 モンゴル国の牧民家庭で作られた乳製品由来の乳酸菌Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus 6-8、8-1とLactococcus lactis subsp. cremoris 7-1は試験管レベルで...
西ジャワ高原野菜生産で、入手の容易な馬糞堆肥施用により減収せずに化学肥料施用を半減できる
要約 インドネシア西ジャワ州高原地帯の火山灰土壌地域の野菜生産では、馬糞堆肥を 10 t/ha施用することで、収量を維持したまま化学肥料施用量を施肥基準の半量に節減できる。 キーワード 堆肥、未利用資源、火山...
難裂莢性で耐倒伏性が強く醤油加工に適した大豆新品種「たつまろ」
要約 「たつまろ」は、難裂莢性で耐倒伏性が強く最下着莢位置が高い機械化適性に優れた品種で、成熟期は中生で収量性は高い。ダイズモザイクウイルスに対する褐斑・種子伝染抵抗性を有している。粗タンパク含有率...
要約 赤かび病を発症したトウモロコシの穂において、フモニシンの濃度が高いことがある。その穂は、病徴部位は非常に高い濃度のフモニシンが検出されるが、同じ穂でも無病徴部位のフモニシン濃度は低い。 キーワ...
要約 近赤外分析計を用いて、自給飼料の飼料成分を迅速かつ正確に定量できる汎用性の高い検量線である。対象は水分、粗タンパク質、粗脂肪、粗灰分、中性および酸性デタージェント繊維であり、飼料給与診断の基礎...
要約 抗サルモネラO4モノクローナル抗体とそれを用いた競合エライザ法は、サルモネラ血清型O4群に属するSalmonella enterica serovar Typhimurium(ST)に感染したウシ、ウマ、ブタ、ニワトリにおいて、ST...
要約 開発した6種類のマーカーはニホングリの易渋皮剥皮性と強く連鎖する。これらのマーカーを用いた遺伝子型解析の結果、易渋皮剥皮性は在来品種の「乙宗」に由来する。マーカーおよび遺伝子型情報を利用して、...
要約 キクの葉で合成され、花を咲かせないように働く情報伝達物質(花成抑制ホルモン:アンチフロリゲン)を作る遺伝子を発見。キクの場合、葉で日長条件に応じて花成ホルモン(フロリゲン)と花成抑制ホルモンを作る...
重イオンビーム照射によるキク花色変異におけるカロテノイド酸化開裂酵素の関与
要約 白花輪ギク品種「神馬」に重イオンビームを照射して黄花に変異した系統において観察されるカロテノイド酸化開裂酵素遺伝子(CmCCD4a)のホモログ数の減少は、CmCCD4aの発現量低下の要因のひ...
要約 L型非定型BSE感染牛脳乳剤を脳内に接種した緬羊は、明確な臨床症状や脳での重篤な空胞化を示さない。しかし、異常プリオン蛋白質は緬羊の脳に蓄積し、スクレイピー感染羊とは異なる蓄積形態や体内分布を示す...
温暖地向けリポキシゲナーゼ全欠のだいず新品種候補系統「四国10号」
要約 だいず「四国10号」は子実中のリポキシゲナーゼアイソザイムをすべて欠失しており、粗タンパク含有率が高く、豆腐、醤油などの加工に適する。近畿中国四国地域における成熟期は中生で、同熟期の「サチユタカ...
要約 感染馬の摘発・淘汰によりわが国が清浄化した馬伝染性貧血が、18年ぶりに発生した。本事例は、国の天然記念物である野生馬群でウイルスが維持されていたことを明らかにし、定期検査の重要性を再認識させる警...
薬剤および草地・放牧管理技術を組み合わせた効果的なマダニ対策技術
要約 放牧場における放牧条件やマダニ生息数調査を通じたマダニ対策の問題点の整理・解析から、より効果的なマダニ対策には、薬剤投与において放牧地を集約化するなど放牧頭数、放牧地面積を勘案することが重要で...
要約 飼料用トウモロコシにおいて、フザリウム属菌が産生するかび毒フモニシンが、出穂後から検出されるようになり、その濃度は黄熟期を過ぎる頃から急激に高くなる。黄熟期を過ぎてからの熟期でのトウモロコシの...
要約 全国的な減少が危惧される、草地や若い森林に住む「遷移初期種」がカラマツ人工林の新植地や伐採跡地に住んでいました。人工林の伐採や適切な管理によって、生物多様性第二の危機が緩和されると期待されます...
要約 飼料用米のサイレージ調製貯蔵中に、嫌気条件が保たれていれば、仮にフモニシン産生かびが存在しても、フモニシン濃度は増加しない。 キーワード 飼料用米、サイレージ、フモニシン 背景・ねらい 近年、飼料...
ネットワークシミュレーションモデルを用いた馬伝染性貧血サーベイランスの評価
要約 馬伝染性貧血のサーベイランス手法を検討するため、競走馬以外の馬を対象に馬の移動に伴う本病の伝播モデルを構築した。乗馬施設の馬と施設間で移動する馬を検査対象にすることによって、サーベイランスの効...
キクタニギクFT相同遺伝子CsFTL3はキクの花成ホルモンをコードしている
要約 キクタニギクFLOWERING LOCUS T(FT)相同遺伝子CsFTL3は、花成誘導条件で発現が上昇する。CsFTL3を過剰発現するキク組換え体は花成非誘導条件において開花がみられるこ...
要約 全国規模で実施したサーベイランスによると、我が国にはウエストナイルウイルス(WNV)が分布していないと考えられる一方で、WNVを媒介しうる種の蚊が国内に広く分布する。よって、今後もWNVの侵入に対する警...
要約 競走馬以外の馬の移動によって感染症が伝播するリスクは、乗馬セクターと個人飼育セクターで飼養されている馬で高い。 キーワード 馬の飼養セクター、馬の移動、馬の感染症、感染症の伝播リスク 背景・ねら...