要約 麦類の葉身または種子から抽出したDNAについて、RAPD法を用いることで、品種間のわずかな遺伝子構造の相違を捉えて判別することができるプライマーを選定した。福岡県農業総合試験場・農産研究所・栽培部・...
要約 もち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高く、倒伏に強い「アサマムギ」並の早生種「セツゲンモチ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 長野県では良質で越冬性の高い「ミノリムギ」と...
要約 醸造用二条大麦の春播栽培において、暖地の秋播用品種「あまぎ二条」「ミカモゴールデン」「ミハルゴールド」「ほうしゅん」は、春播用品種「りょうふう」に比較して収量・品質では顕著な差がみられないもの...
要約 「シュンライ」は、裸麦の「イチバンボシ」より 3日程度晩熟で、「シロガネコムギ」より11日程度早い六条大麦品種である。製茶用麦として、認定品種に採用した。 背景・ねらい 本県の大麦(皮麦)奨励品種...
要約 大麦の基肥は、耕起前の散布によって土壌全層に施用するのに比較し、播種(覆土)後に散布(表面施用)する方が、茎立期以降の生長が旺盛になり肥料の利用効率が高い。 背景・ねらい 麦作は流通体制の変化や...
要約 この品種は「アサマムギ」並の早生種である。倒伏に強いもち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高い。 背景・ねらい 北陸、東北、東山地域における六条皮麦の主力品種「ミノリムギ」は、...
要約 玄米の胚、胚乳、精米およびオオムギ原麦の胚の各1粒から抽出した全DNAのRLGSにより、再現性のある品種特異的な2次元スポット像が得られ、穀粒1粒単位での品種識別が行える。 キーワード 玄米、オオムギ原麦...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
要約 二条大麦の耐倒伏性の指標として、チェイン法によるcLr値が適する。cLr値は、風雨などによる倒伏に対する抵抗力を表し、二条大麦の品種間や播種量など異なる栽培間において、倒伏程度と高い相関を示す。福岡...
ビール大麦における葉の黄化およびすす症状の遺伝様式と農業形質に与える影響
要約 ビール大麦の生育中期に発生する葉の黄化症状とすす症状は遺伝的な生理症状であり、その遺伝様式は、それぞれ単一の優性遺伝子、劣性遺伝子に支配されている。また、各症状が収量、外観品質および麦芽品質に...
ビール大麦新品種「ほうしゅん」の高品質・安定生産のための最適播種期と出芽本数
要約 ビール醸造用二条大麦品種「ほうしゅん」の高品質・安定生産のためには、最適播種時期は、ビール大麦の播種適期の範囲内の12月1半旬、出芽本数で150本/m2が適当である。 背景・ねらい ビール大麦新品種「ほ...
植物の細胞核内でのヒストンアセチル化領域を立体的に可視化する
要約 主要な核蛋白質の一つであるヒストンがアセチル化されている領域を,オオムギの分裂期染色体においてレーザー共焦点顕微鏡を利用して,細胞および染色体の形状を保ったまま三次元的に可視化・解析することが...
要約 日本で初めて、半数体育種法により育成されたビール大麦の新品種「ほうしゅん」は、現在栽培されているビール大麦品種のなかで最も早生である。また、大麦縞萎縮病とうどんこ病に抵抗性を持ち、穂発芽性はや...
要約 亜熱帯牧草ルジグラスの培養細胞は酸性耐性を示し、また酸性条件下でアルミニウムが高効率で細胞内に取り込まれ、アルミニウムの一部は蛋白質と相互作用する。九州農業試験場・作物開発部・育種工学研究室、...
要約 麦あと湛直水稲栽培でのイチモンジセセリ(イネツトムシ)第2世代幼虫の発生量は同時期の移植水稲に比較して多く、6月上旬(大麦あと)より6月下旬(小麦あと)では更に多い。実測孵化日は、湛直栽培などの...
二条大麦新認定品種「きぬか二条」の特性とドリル播きによる安定栽培
要約 二条大麦「きぬか二条」は、オオムギ縞萎縮病抵抗性、うどんこ病には「強」で、醸造特性が優│れる。安定栽培のためドリル播きとし、播種量1.0(標準)から0.8kg/a、施肥窒素量0.6kg/a(標準)で良質多収が得...
二条大麦新認定品種「タカホゴールデン」の特性とドリル播きによる安定栽培
要約 タカホゴールデンは早生、強稈で、オオムギ縞萎縮病・うどんこ病抵抗性、大粒、多収等の優れた栽培特性を持っている。播種適期は11月1から11日で、11月20日の晩播も可能である。施肥量は、はるな二条並とす...
要約 大麦あと6月中旬播の湛水散播に適応する「玉系95号」の最適苗立数は100本/m2程度で、施肥は基肥0.4kg/a、穂肥0.3kg/aとする。水管理は芽干し等の落水処理を省略した浅水管理が可能である。 背景・ねらい 短...
要約 大麦あと6月上旬散播湛直栽培適応性品種として「玉系95号」を選定した。「玉系95号」は、穂数型であるため苗立ち数によらず穂数を確保しやすい、転び型倒伏に強い、大粒で登熟が優れる特性を持ち大麦あと散...
要約 「ミハルゴールド」は「あまぎ二条」と同熟期で、収量、品質も同程度以上の栽培適性をもち、麦芽適性に優れ、大麦縞萎縮抵抗性をもつ。平坦部の大麦縞萎縮病常発地に普及する。佐賀県農業試験研究センター・...