要約 高温期のレタス栽培では、品種は‘みずさわ’が適する。この品種はうね立て時からマルチ内の土壌水分を適湿に維持し、基肥としての窒素施用量を8kg/10a程度に抑えることによって、結球性を安定させることが可...
要約 慣行の窒素施肥水準で、イネいもち病の無農薬栽培が可能となるのは、イネの葉上の水滴保持時間が10時間以上となる日の出現割合が低い地域である。この割合が高い地域では、沖積土で無施肥、黒ボク土で半量施...
要約 タンニン含量は、普通小豆に比べて大納言で低く、中国産で同程度か高い。登熟期間の日照時間が長く、百粒重が小さくなる気象条件ではタンニン含量が高まる。また、貯蔵温度が低いほどタンニンは溶出しやすい...
わい性インゲンのジベレリン処理による節間伸長促進に伴う収量・品質の向上
要約 わい性インゲンの促成栽培、半促成栽培において、初生葉展開後の0.5~1.0葉期にジベレリン溶液5ppmを1回、生長点に2ml散布することで節間が伸長し、受光体勢が改善されることで、総収量が増加し、上物率が向...
要約 スイカ「久留米交1号」は、果皮が硬く物理的な耐裂果性を有する小玉スイカである。耐裂果性を有するため、機械選果が可能で、また輸送性も高い。果肉も硬く崩れにくいため、日持ちが良く、業務用にも利用可...
要約 簡易な隔離床を利用したトマトの低段密植栽培で、セル成型苗を直接定植することにより、育苗の省力化が図られ、開花も早まり、高糖度果実の生産及び環境にやさしい湛水太陽熱土壌消毒処理が可能となる。長崎...
要約 サヤインゲン品種「黒種衣笠」を種子親、「ハイブシ」を花粉親として得られる雑種を栽培すると着莢が極めて不良となるが、逆交配のF1は正常に着莢し花粉稔性も高い。この不稔は「黒種衣笠」の細胞質雄性不稔...
要約 小麦「さぬきの夢2000」は、半数体育種法(メイズ法)により育成したやや低アミロースの早生品種である。「チクゴイズミ」に比べてやや短稈で耐倒伏性に優れる。讃岐うどんのような多加水めんでのめんの色、...
要約 「ゆめおうみ」は、「日本晴」と同じ施肥体系で安定多収栽培が可能である。白米蛋白含有率6.5%以下とするためには、穂肥を出穂前25日に10a当たり窒素成分3㎏以下とする。穂肥増施は、良質粒率とHON値が低下...
要約 「コシヒカリ」、「祭り晴」において基肥減肥+出穂45日前中間追肥+出穂20日前頃穂肥1回での減肥料栽培は、慣行栽培に比べて収量はやや低下する(減収率10%以内)が、白米の低タンパク質化(0.5ポイント以...
要約 ビワの幼葉から DNA を抽出し、AFLP 法で分析することによって、供試したビワの 12 品種・系統すべてを 11 本以上のバンド差で識別することが可能である。 背景・ねらい
DNA は、栽培条件や環境の変化...
要約 密植園では間伐をすることで、受光条件など生育環境が良くなり、生育層の改善や生産性の向上が図られる。 背景・ねらい
ギンナンは、傾斜地を利用できる作物として県内の中山間地域に導入されている。...
要約 SSR(Simple Sequence Repeat)を用いた DNA 分析によって、ブドウの品種識別が可能である。 背景・ねらい
最近、生物の品種や個体を特定・識別するために DNA を調べることが多い。DNA は栽培条件や...
要約 やまのいもの交雑育種において、着花を目的とした場合、種いもは定芽を含む200g程度、窒素施肥量は株あたり1~2gが適当である。交雑種子の獲得には、雌株を交配2週間前から交配期間にかけて、25℃以上の温度...
要約 ヤマトイモ 選抜系統「千系53-16」は、千葉県の主要品種「ふさおうぎ」と比較して、収量は同程度だが、横ひだの発生が少なく、上物率がやや高い。形状は、ばち形から棒形が中心で、乱れが少ない。 背景・ね...
要約 桑新品種の栽培特性を「一ノ瀬」を対照品種として調査した結果、本県平坦・中山間地の密植栽培には、温暖地向品種の「たちみどり」「みつみなみ」が適し、普通植栽培には少雪寒冷地向品種「みつしげり」が適...
要約 4倍体のそばを隔離帯として2倍体の系統間に栽植すると、虫媒による2倍体系統間の交雑を抑制でき、地理的隔離や隔離網に頼らない隔離採種が可能となる。 背景・ねらい そばは虫媒性の他殖性作物であるため、...
要約 ブロッコリーの出荷調整のための一時貯蔵に適する品種を選定するため、貯蔵中の内容成分及び外観品質を調査した結果、クロロフィル、アスコルビン酸等の変化が品種選定の指標になることが分かった。緑炎、緑...
非破壊選果データによる温州ミカンのシートマルチ栽培果実の糖度向上効果の判定
要約 温州ミカンの糖度や品質の非破壊選果データと品種や栽培、園地等のデータのリンクとファイル化によって、シートマルチ栽培は露地栽培に比べ、果実の平均糖度が高く、高糖度、高品質の割合も高く、販売単価が...
暖地バレイショ二期作栽培条件下でのジャガイモ青枯病菌biovarの動態
要約 バレイショの暖地二期連作下では、青枯病菌は年間を通じ約104~106cfu/g乾土の密度で存在し、根圏土壌中では108~1010cfu/g乾土にまで増殖する。各種biovar(Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)を等量混合接種し、...