要約 小面積皆伐と薪による資源利用を組み合わせることで、高齢化が進んで様々な問題を抱えるようになった里山林を若返らせ、地域社会での生活に新たな価値を付け加える実践的な里山林管理手法を提案しました。 ...
長期観測データが明らかにする森林の動き ~森林の構造や炭素蓄積の変化を見る~
要約 シベリアから熱帯域に至る代表的な森林において森林動態と炭素蓄積に関する長期モニタリングを進め、攪乱後の熱帯雨林の回復過程など短期間の調査ではわかり得ない変化を明らかにしました。 背景・ねらい 森...
要約 遺伝子組換えカイコの養蚕農家での飼育を可能とするため、遺伝子組換え動物として国内初の第一種使用等となる遺伝子組換えカイコの飼育試験を開始し、管理手法の検討やモニタリングを実施した。 キーワード ...
山形県沿岸域におけるホンダワラ類垂直分布から見た藻場造成の方向性について
要約 山形県沿岸域(飛島を除く)のガラモ場は2m以浅で複数種が混生、2m以深ではヨレモク・ジョロモクが優占し、水深4~5mを境に被度・現存量が大きく減少する傾向にあった。藻場の限定要因は光量・漂砂・基質で...
鹿児島県におけるノカルジア症の発生傾向と治療対策に関する研究
要約 鹿児島県のノカルジア症の近年の発生状況を整理すると共に、Nocardia seriolae野外分離株のα-グルコシダーゼ活性とMIC値の関連性について調査した。併せてカンパチ当歳魚に本生菌を10...
要約 底質試料を対象としたヘキサン抽出蛍光光度法の分析手法の開発を行った。複数の分析条件を検討し、ヘキサン抽出蛍光光度法の分析フローを作成した。ヘキサン抽出蛍光光度法とGC/MS法の分析値を比較したとこ...
硝酸塩センサーを用いたノリ漁場の栄養塩テレメトリーシステムの開発
要約 ノリの色落ち被害の軽減を目的として、硝酸塩(NO3-N)センサーとデータ転送装置を組み合わせ、溶存態無機窒素(DIN)のテレメトリー技術の開発を試みた。2010年、2011年、2012年の3ヵ年のノリ漁期...
要約 三陸沿岸域における自動水温モニタリング資料を用い、養殖ワカメの品質に影響する、冬季に発生する異常冷水現象の成因とその予測可能性について調べた。冬季の三陸沿岸域の水温と、その1ヶ月前の北海道沿岸...
要約 森林生態系で落葉を食べて生活しているミミズの放射性セシウム濃度の変化を毎年測定したところ、その濃度は年々減少し、餌である落葉からの濃縮はみられないことがわかりました。 背景・ねらい 福島原発事故...
要約 原発事故により放出された放射性セシウム(以下、Cs)の移行経路の解明には、食物網構造を詳細に把握する必要がある。そこで本研究では、仙台湾の魚類群集を対象に、その炭素・窒素安定同位体比を測定し、仙...
石西礁湖周辺海域における陸源負荷の影響評価 メタゲノミクスによる推定
要約 わが国で最大規模のサンゴ礁である石西礁湖珊瑚礁について、次世代型シーケンサーを用いたメタゲノミクス技術により、プランクトンの生物多様性を解明し、陸源負荷の影響を明らかにしました。研究結果から、...
要約 農家用の小規模なバイオガス発生装置(BD)からのガスの発生量は、原料となる家畜の排せつ物の供給量の影響を受けるが、ホテイアオイなどの未利用バイオマスを補助的な原料として活用することで、BDの安定的な...
要約 東南アジア熱帯雨林において林業用種苗の地域間移動に制限が設けられていない。そこで、マレー半島に分布する林業樹種の遺伝的変異のパターンを明らかにし、科学的根拠に基づいた地域間の遺伝的な違いを考慮...
移動作業型フィールドサーバを用いた広域・精細モニタリング手法
要約 開発した移動作業型フィールドサーバは、高積載量を実現し不整地を安定移動できる6脚歩行ロボットと、軽量・省電力で広範囲の作業領域をもつロボットアームを備えており、従来型フィールドサーバよりも高度...
交信かく乱剤を設置したモモ圃場におけるモモハモグリガの発生消長調査法
要約 交信かく乱剤を設置したモモ圃場において、交信かく乱剤のディスペンサー5本を性フェロモントラップの誘引源に使用することでモモハモグリガのオス成虫の発生消長を把握できる。この時、誘引源として用いる...
末梢単核球中ISG15遺伝子発現量によりウシ胚の生存性をモニタリングできる
要約 ウシ末梢単核球中ISG15 mRNA発現量は、子宮内に投与したインターフェロン・タウ(IFNτ)量と正の相関を示す。この末梢単核球中ISG15 mRNA発現量をモニターすることで、牛の妊娠認識時期における胚の生育(...
非定型Salmonella Typhimuriumの性状と同定法
要約 S. Typhimurium(ST)の同定において、H抗原の誘導(従来法)と平行してST同定用マルチプレックスPCRと変異同定用PCRを補助的に用いることによって、A型およびB型非定型STを正確に同定できる。 キーワード Sa...
紫外線LEDを用いた微小吸血昆虫(ヌカカ類)の採集装置の開発
要約 家畜の疾病を媒介するヌカカ類は、紫外光に強く誘引されることから、消費電力の少ない紫外線LEDと、軽量のリチウムイオンバッテリーを組み合わせて新規に開発した携帯型採集装置により、疾病防除のための効...
リバースジェネティックス法による高病原性鳥インフルエンザ弱毒ワクチン株の作製
要約 増殖性が高くバイオセーフティレベル2で取り扱えるH5亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの抗原性を保持した弱毒ワクチン候補株をリバースジェネティクス法で作製する。この手法は、流行ウイルスに適合す...
無線式ルーメン内留置型センサを用いた牛のルーメン収縮運動の検出
要約 新たに開発した経口投与型の無線式ルーメン内留置型センサにより測定したルーメン内容物の流動性とルーメン収縮運動はほぼ完全に同調し、非侵襲的に牛のルーメン収縮運動を検知することができる。 キーワー...